「ナラヤカフェ」箱根で居心地の良い場所はここ。足湯カフェも

「ナラヤカフェ」箱根で居心地の良い場所はここ。足湯カフェも

更新日:2019/02/18 10:48

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」は箱根・宮ノ下のナチュラルでお洒落なカフェ。箱根登山鉄道の宮ノ下駅からすぐで、いつも賑わう足湯カフェが目印です。

宮ノ下で富士屋ホテルと並び称された老舗旅館 奈良屋の名残を残しつつ、今は遊び心に溢れた居心地の良いカフェに。そんなナラヤカフェをご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

宮ノ下駅の坂を下りてすぐ「ナラヤカフェ」

宮ノ下駅の坂を下りてすぐ「ナラヤカフェ」

写真:泉 よしか

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箱根登山鉄道の宮ノ下駅を出て急坂を下りていくと、右手にいつも賑わうユニークなカフェがあります。名前は「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」。

どのあたりがユニークかというと、まず道のすぐ横に足湯があります。そしてその足湯を中心に、カフェとshop「ならやあん」の建物が。そこはまるで小さな広場のようで、ふらっと思わす立ち寄りたくなります。

雰囲気もどことなく無国籍風で、なんだかとても居心地がよさそうって思いませんか?

宮ノ下駅の坂を下りてすぐ「ナラヤカフェ」

写真:泉 よしか

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ナラヤカフェのマスターは、お髭もちょっぴりダンディーなあどぅーさん。

この地はもともと2001年に惜しまれながら廃業した箱根・宮ノ下の老舗旅館「奈良屋」の敷地でした。箱根ツウの方なら、奈良屋が富士屋ホテルと肩を並べる宮ノ下の二大温泉旅館(温泉ホテル)で、富士屋ホテルが外国人専用、奈良屋が日本人専用にするという協定を明治26年に結んだというエピソードをご存じかもしれません。

あどぅーさんはその奈良屋の跡継ぎとして生まれ、建築を学びコンサルタントとして世界中を回りました。その時の経験がナラヤカフェの型にはまらないデザインに活かされているのは間違いないでしょう。

宮ノ下駅の坂を下りてすぐ「ナラヤカフェ」

写真:泉 よしか

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マスターはここをみんなが集う場所にしたい、情報発信できる場所にしたいと同じ志の友人たちと、自ら古い建物を解体し、イメージに合わせたカフェを作り上げました。

ナラヤカフェのメニューには、ソフトドリンク、スイーツ、軽食だけでなく、アルコールや窯焼きピッツァも。

ナラヤカフェの足湯カフェで一休み

ナラヤカフェの足湯カフェで一休み

写真:泉 よしか

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それでは早速カフェでメニューを注文して、足湯へ行ってみましょう。足湯そのものはカフェを利用しなくても無料で使うことができます。が、ここはぜひカフェとセットで。

ナラヤカフェの足湯カフェで一休み

写真:泉 よしか

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何故ならシンプルな足湯ならいろいろなところにありますが、カフェになっているところにこの足湯の贅沢さがあるからです。美味しいものを食べたり飲んだりしながら箱根の山の景色を眺めて足を温泉で温める。どうですか?行ってみたくなりませんか?

足湯の温泉は源泉掛け流し。奈良屋時代から使っている自家源泉を、湧出地から自然流下でここまで引いています。

ナラヤカフェの足湯カフェで一休み

写真:泉 よしか

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こちらはカフェの人気メニュー「ならやんセット」。「ならやん」はナラヤカフェのオリジナルひょうたん最中で、餡はこしあん、ごまあん、うぐいすあん、季節のあんから選べます。セットの飲み物は抹茶または抹茶ラテで。

自分で最中の皮に餡を入れるのも楽しいこの「ならやん」、どうして瓢箪の形をしているかといえば、宮ノ下が豊臣秀吉にゆかりのある土地で、その秀吉の馬印が瓢箪だったから。瓢箪は隣接するshopならやあんのロゴマークにも使われています。

NARAYA TABI BOOKSは隠れ家みたいなほっこりスペース

NARAYA TABI BOOKSは隠れ家みたいなほっこりスペース

写真:泉 よしか

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ナラヤカフェの座席は、カフェ棟や足湯デッキだけではありません。階段を下りたところにあるNARAYA TABI BOOKSというスペースも飲食が可能です。

大きな世界地図が貼られ、まるで隠れ家のような雰囲気のあるここは2017年にオープンした旅にまつわるライブラリー。

NARAYA TABI BOOKSは隠れ家みたいなほっこりスペース

写真:泉 よしか

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思わず長居したくなるNARAYA TABI BOOKSは、食事をするだけでなくおしゃべりするにも最適。古本の販売も行っています。

NARAYA TABI BOOKSは隠れ家みたいなほっこりスペース

写真:泉 よしか

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小さいお子さんが遊べるちょっとしたコーナーもありますし、何より窓からの景色が絶景なので実はリピーターの評価が高いスペースでもあります。

「shopならやあん」のこだわりとは

「shopならやあん」のこだわりとは

写真:泉 よしか

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さらにお隣のshopならやあんの店内や、カフェ棟の2階のギャラリーにも飲食可能な座席が。すなわちナラヤカフェはスペース全体が大きなカフェのようなもので、お気に入りの場所を探すのがとても楽しいところです。

「shopならやあん」のこだわりとは

写真:泉 よしか

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shopならやあんで扱っている商品は実は近隣の作家の作品で、地名のネーム入り小物といった一般的な箱根土産ではありません。

キッチンツールや木の玩具などどれもオリジナリティ溢れる商品ばかり。雑貨好きならのぞいていってソンはありません。きっとここならではのお土産が見つかるはず。

「shopならやあん」のこだわりとは

写真:泉 よしか

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箱根・宮ノ下だからこそのナラヤカフェ

箱根・宮ノ下だからこそのナラヤカフェ

写真:泉 よしか

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ナラヤカフェは箱根・宮ノ下のナチュラルでお洒落なカフェですが、マスターと仲間たちの夢が詰まったおもちゃ箱のような広場でもあります。

柱や調度品などには奈良屋時代に使われていたものもあり、300年の歴史を誇った老舗旅館の一部がここで新しい役目を与えられています。古いものと新しいものが一緒になって作り出す手作り感がこのカフェの魅力の一つです。

またshopならやあんのこだわりが地元の作家の作品を集めたものであることからもわかるように、ナラヤカフェは箱根に根付いた箱根ならではのお店です。一方でどんな国や地域から来た旅人も温かく歓迎してくれる開かれたスペースでもあります。

ぜひ箱根・宮ノ下のナラヤカフェを訪れて、あなたもわくわくする時間を過ごしてみてください。

NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)の基本情報

住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下404-13
電話番号:0460-82-1259
営業時間:10:30~18:00(12月~2月は17:00まで)
定休日:水曜・第4木曜日
冬期休業:1月中旬~下旬
アクセス:箱根登山鉄道宮ノ下駅徒歩30秒、駐車場5台

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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