iPad
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今年秋にiPhone 13(仮)シリーズや次期iPad mini、新型MacBook Proなどの発売が確実視される一方で、第9世代iPad(廉価モデル)のリリース時期については確たる情報がありませんでした。しかし新たに、今年秋に発売予定との噂話が報じられています。

Bloombergの記者でアップルの内部情報に詳しいMark Gurman氏によると、アップルは今年秋、学生向けに薄型デザインとプロセッサを改良した第9世代の新型iPadを発売する予定とのことです。

アップルが廉価モデルの第9世代を準備中であることは製品サイクルから考えて明らかではあるものの、「いつか」に関しては決め手に欠けていました。2020年末にも「2021年春に発売」との予想はありましたが、同年9月に第8世代が発売されてから半年も経たずに新モデルが投入されるとは考えにくく、実際に登場しませんでした。

前モデル(現行モデル)の第8世代iPadはA12 Bionicを搭載して大幅に高速化しつつも、米国では329ドル(教育機関向けは299ドル)の低価格であり、コストパフォーマンスの高さが好評を呼んでいます。

そして第9世代iPadについては、Touch ID内蔵ホームボタンを備えた構造を引き継ぎながら、より高速なプロセッサ(おそらくA13)を搭載し、薄くて軽くて第3世代iPad Airのようなデザインになると予想されています

もしも今年秋に発売とすれば、前モデルの発売からちょうど1年となります。またアップルは2018年以降、iPad廉価モデルを教育市場向けとして強く打ち出しており、同じ市場で圧倒的なシェアを占めるChromebookに対抗する上でも「安くて速くて軽い」新型機を投入する動機は強いはず。

かたや小型の第6世代iPad miniは、より薄いベゼルで画面が広くなり、全面的にデザインが刷新されると見られています。第9世代iPadと同じ時期に発売されても、うまく棲み分けできるのかもしれません。

Source:Bloomberg(Twitter)

via:AppleInsider