岡山「勝山町並み保存地区」のれん彩る日帰りモデルコース

岡山「勝山町並み保存地区」のれん彩る日帰りモデルコース

更新日:2020/03/31 10:08

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
岡山県真庭市の勝山は、江戸時代には美作勝山藩の城下町であり、出雲街道の宿場町でもありました。玉石積みやなまこ壁など今も当時の面影を残す町並みがフォトジェニック。

町並みにぴったりと合った美しいのれんを見て回ったり、個性的なお店で珍しいレモンコーヒーを嗜んだりしてはいかがでしょう。そんな「勝山町並み保存地区」の歩き方をモデルコースでご紹介。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

到着したら:まずは、のれんを楽しむ「勝山町並み保存地区」

到着したら:まずは、のれんを楽しむ「勝山町並み保存地区」

写真:泉 よしか

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城下町そして宿場町としての面影を残す「勝山町並み保存地区」。通りを歩いているだけで、そこに流れる歴史を感じます。

そして思わずこの通りを散策したくなる理由の一つは「のれん」。町並みに合った美しいのれんが道行く人の目を楽しませてくれるのです。

到着したら:まずは、のれんを楽しむ「勝山町並み保存地区」

写真:泉 よしか

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カフェ、ギャラリー、土産物屋などそれぞれ個性たっぷりののれんが下がっています。

到着したら:まずは、のれんを楽しむ「勝山町並み保存地区」

写真:泉 よしか

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のれんの柄を見て、なんのお店なのか想像するのも楽しいですね。郵便局や自動車整備工場など、思わずクスッと笑ってしまいたくなるユニークなのれんもあるんですよ。

午前:のれんの草木染織工房で絞り染め体験も

午前:のれんの草木染織工房で絞り染め体験も

写真:泉 よしか

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「勝山町並み保存地区」を飾るのれん、こののれんを制作している工房へ行ってみましょう。

「ひのき草木染織工房&ギャラリー」の店内は色とりどりに染められたオリジナル商品でいっぱい。自分用のお土産探しにもぴったりです。

午前:のれんの草木染織工房で絞り染め体験も

写真:泉 よしか

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草木染めののれんは、どれひとつとして同じものがありません。天然素材の風合いも温かみがあり、長く使うほどになじみます。

午前:のれんの草木染織工房で絞り染め体験も

写真:泉 よしか

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また販売だけでなく、ハンカチ、Tシャツ、綿のれんなどの絞り染め体験も可能です。体験を希望する場合は、3日前までにご予約下さい。

<ひのき草木染織工房&ギャラリーの基本情報>
住所:岡山県真庭市勝山193
電話番号:0867-44-2013
営業時間:10:00~17:00 水曜定休
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約7分
※絞り染め体験は3日前までに要予約

ランチ:蕎麦の香りを楽しむ勝山の「一心庵」

ランチ:蕎麦の香りを楽しむ勝山の「一心庵」

写真:泉 よしか

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ランチは旭川を渡ったところにある「一心庵」へ。石臼を使った自家製粉にこだわりがあり、岡山県外にもファンの多いお蕎麦屋さんです。

蕎麦の実を篩を通さず粗挽きにした「無篩い無玄そば」と、黒皮のまま石臼に掛けた「手挽きブラックスター」の二品が人気メニュー。ひとくちすすれば蕎麦の香りが鮮烈に鼻に抜けます。ぜひ最後の蕎麦湯までしっかり楽しんで。

<一心庵の基本情報>
住所:岡山県真庭市三田131
電話番号:0867-44-2733
営業時間:平日11:00~15:30 土日祭日11:00~16:30(ただし蕎麦が無くなり次第終了) 月・火定休
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約10分

ランチ:蕎麦の香りを楽しむ勝山の「一心庵」

写真:泉 よしか

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一心庵の隣に建つ勝山木材ふれあい会館ものぞいてみましょう。勝山は林業が盛んだった木材の町。椅子、テーブルといった大物だけでなく、木製の食器や木の玩具など、ぬくもりあふれる掌サイズの商品も。

<勝山木材ふれあい会館の基本情報>
住所:岡山県真庭市三田131
電話番号:0867-44-4400
営業時間:9:30~17:00 定休日 火曜
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約10分

ランチ:蕎麦の香りを楽しむ勝山の「一心庵」

写真:泉 よしか

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食後は再び旭川を渡って、今度は勝山のアートスポットでもある「勝山文化往来館ひしお」へ寄ってみてはいかがでしょう。

明治創業の清友醤油店の醤油蔵を改築した建物で、館内にはギャラリーの他、地元真庭市のとみはら紅茶や地元で作られたマカロンをのせたパフェがいただけるカフェも。

<勝山文化往来館ひしおの基本情報>
住所:岡山県真庭市勝山162-3
電話番号:0867-44-5880
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約7分

午後:かぴばらこーひーは「勝山町並み保存地区」のユニークスポット

午後:かぴばらこーひーは「勝山町並み保存地区」のユニークスポット

写真:泉 よしか

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「勝山町並み保存地区」には「かぴばらこーひー」というとてもユニークなカフェがあります。お店は不定期営業なのですが、もしオープンしていたらぜひ寄ってみて下さい。

午後:かぴばらこーひーは「勝山町並み保存地区」のユニークスポット

写真:泉 よしか

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店内はまるで物語の世界に入り込んだよう。てんでバラバラにみえる椅子のひとつひとつにもこだわりがあり、どこに座るかも迷ってしまいます。屋外の川縁にもテーブルがありますよ。

午後:かぴばらこーひーは「勝山町並み保存地区」のユニークスポット

写真:泉 よしか

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店の看板メニューになっているのは「レモンコーヒー」。チョコレートと柑橘が合うのなら、コーヒーとレモンという組み合わせもいいんじゃないかと、店長の小谷野さんが自ら考案したオリジナルレシピ。

従来のコーヒーともレモンジュースともまるで違う初めての不思議な味わいに、こんな美味しいコラボがあったのかと感動できます。

<かぴばらこーひーの基本情報>
住所:岡山県真庭市勝山158
営業時間:11:00~16:00(変更になることもあります。お店の公式サイトにて最新の営業スケジュールを更新) 不定期営業
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約8分

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最後は:「御前酒蔵元 辻本店」で勝山の日本酒を試飲して

最後は:「御前酒蔵元 辻本店」で勝山の日本酒を試飲して

写真:泉 よしか

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文化元年創業の「御前酒蔵元 辻本店」は、美作勝山藩御用達の献上酒を醸造してきたことから御前酒(当時は御膳酒)蔵元を名乗ります。女性杜氏が活躍する蔵元としてご存じの方もいらっしゃるかも。

通りを挟んで東側に主屋、西側に西蔵(NISHIKURA)。この西蔵がリノベーションされて今は蔵元直営ショップやレストランに。

最後は:「御前酒蔵元 辻本店」で勝山の日本酒を試飲して

写真:泉 よしか

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2階は天井の梁も見事な「お食事処 西蔵」。中二階には靴を脱いでくつろげる「にしくらカフェ」があります。

「にしくらカフェ」では酒屋の麹で作った甘酒ラテや酒粕スイーツも。

最後は:「御前酒蔵元 辻本店」で勝山の日本酒を試飲して

写真:泉 よしか

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1階は御前酒ショップ「SUMIYA」。20歳以上かつドライバーでなければ試飲はいかがでしょう。純米無濾過原酒「蔵元探訪」はここでしか手に入らない限定販売です。

このほかお洒落なボトルの「GOZENSHU9 NINE(ナイン)」も人気商品ですよ。

<御前酒蔵元 辻本店直営SHOP NISHIKURA(西蔵)の基本情報>
住所:岡山県真庭市勝山116
電話番号:0867-44-5300
アクセス:JR中国勝山駅から徒歩約15分
・1階 SUMIYA/にしくらカフェ
営業時間:10:00~17:00 年末年始は休業
・2階 お食事処西蔵
営業時間:11:00~15:00 木曜定休・年末年始は休業

「勝山町並み保存地区」に行くなら泊まりは湯原温泉で

伝統的な町並みが残る「勝山町並み保存地区」。こちらを観光するなら泊まりは湯原温泉がオススメです。

湯原ダムがすぐ近くにそびえる露天風呂「砂湯」や、オオサンショウウオに会える「はんざきセンター」など楽しめる名所がいろいろ。

湯原温泉のモデルコース記事もありますので、宜しければ文末の関連メモのリンクを参考に計画を立ててみてください。

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:岡山県

掲載内容は執筆時点のものです。

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