写真:泉 よしか
地図を見るスキーリゾートとして名高い山形蔵王。冬はもちろんスキーを目的に来るお客さんが圧倒的ですが、雪のない季節ならイチ押しはこの「蔵王温泉大露天風呂」!
蔵王温泉の歴史は古く、開湯は西暦110年、弥生時代後期と言われています。奥州三高湯のひとつにも数えられ、国内有数の強酸性のお湯は数々の薬効があるとされてきました。
そして何より美しいお湯の色。この青白い神秘的な濁り湯は人を惹きつけてやみません。
写真:泉 よしか
地図を見るそんな蔵王温泉を大自然の中でたっぷり楽しむなら、温泉街から少し離れた蔵王温泉大露天風呂へ。
男湯は脱衣所から湯船まで階段を降りますが、女湯はもう脱衣所の目の前が露天風呂という野趣溢れた作り。
写真:泉 よしか
地図を見る脱衣所に鍵付きのロッカーはありますので貴重品はこちらに。さあそれではお風呂に行ってみましょう!
写真:泉 よしか
地図を見るすぐにでもお風呂に入りたい気持ちは分かりますが、まずは掛け湯をして汚れを落としましょう。蔵王温泉大露天風呂にはシャワーはありません。殺菌効果が高く肌の脂分を流す働きのある泉質のため、しっかり流すことで体を清潔にすることができます。
写真:泉 よしか
地図を見るさて蔵王温泉大露天風呂には男女それぞれ二つずつ浴槽があります。その理由は温度を変えるため。
どちらも上流の浴槽は42~43度程度、下流の浴槽は40度前後。同じ源泉ですが上から下へ浴槽を区切って流すことにより、熱めが好きな人にもぬるめが好きな人にも快適な入浴が楽しめるように工夫されています。
つまり男女合わせて全部で四つの浴槽があるわけですが、全部合わせるとなんと200人が入浴できる広さに!なおちょっとだけ男湯の方が広いそうです。
写真:泉 よしか
地図を見る露天風呂のすぐ横には川も流れています。もともと温泉の混じった川ですが、さらに浴槽から溢れたお湯もそのまま川へ。
写真:泉 よしか
地図を見る「蔵王温泉大露天風呂」の女湯も男湯同様浴槽が二つに分かれています。男湯より上流側にありますが、開放的な雰囲気は共通しています。
緑に囲まれた環境故にたまに野生のカモシカが湯船から見えることも。
写真:泉 よしか
地図を見る女湯のぬるい方の浴槽は、男湯と違って半分建物の下にあります。ただの露天風呂と違って潜り込むような感覚が面白いのか、こちらはお子さん連れにも人気ですね。
写真:泉 よしか
地図を見るさて「蔵王温泉大露天風呂」の源泉は川沿いの複数のスポットで湧いていて、女湯のお風呂からもその一部が見えています。
露天風呂のすぐ近くにたくさんの源泉湧出地があるわけで、この露天風呂ではそれだけ湧きたての新鮮な温泉に入れるのです。
男湯と女湯に引いている源泉は、泉質は同じですがそれぞれ別源泉です。男湯女湯は固定なので、もう一つのお風呂に入ることができないのがちょっと残念ですね。
写真:泉 よしか
地図を見る蔵王温泉のお湯は強い酸性度と硫化水素臭が特徴です。露天風呂では長湯をしすぎないようご注意下さい。のぼせるほどの温度ではなくても、湯気とともに立ち上る気化した温泉成分を吸入するだけでも、自宅のお風呂とは効果が違います。
いい湯だなとゆったり浸かりすぎてしまうと予想以上に疲れてしまいますので、できれば出たり入ったりしながら入浴しましょう。
また湯上がりはたっぷり水分を補給して休息してください。湯上がり処では清涼飲料水の販売も行っています。
住所:山形県山形市蔵王温泉853-3
電話番号:023-694-9417
アクセス:山形自動車道 山形蔵王IC~国道13号・県道21号経由約20km 35分
※冬期休業
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2021/8/22更新)
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