VENGEANCE IS MINE

復讐するは我にあり

沸点が低くフェザータッチで暴発

2021年08月17日 | ワトソン君
ツイッターの事をバカッターとはよく言ったもので、自分の無知を晒し、またおかしな言動を自ら晒し、世間から嘲笑される人たちが後を絶たない。一時期話題となったバイトテロは、さすがに方々でニュースになっているためか最近は見聞しなくなった。しかし今回、久しぶりに香ばしい芳香を漂わせているのがワトソン君である。

例えばユニクロで売られているTシャツのデザインが自分の好みでなかった場合、皆さんならどうするであろうか。そこで買わずに西友やZOZOなど他の店のTシャツを買えばよいだけである。しかし、買うわけでもなく、ただ店に並んでいる商品を見て「この店のTシャツのデザインが気に入らないんだよ!!」と突然、怒り出す奴がいたとしたら・・・皆さんはどう感じるだろうか。

自分と関係ない店である。他の店で買えばよいだけである。そこの商品が気に入らないからといって怒り出すなど、全く意味不明の危ない奴でしかない。たまにコンビニでも、店員に大声で怒鳴っている客を見かけるが、そういう奴と遭遇しても、ちょっと頭のおかしい奴だと、きっと皆さんも見て見ぬふりをするのではないだろうか。どこに怒りスイッチがあるかわからない奴は怖い


さて、ジャケットのデザインが気に入らないと、ワトソン君がShakuntaraレーベルのクイーンに「本気で怒ったぞ」という事だ。はて、私が最後に本気で怒ったのはいつだったか覚えていないが、たかがこの程度で本気で怒っていたら、実社会では更にキレまくっているのではなかろうか。例えばコンビニの店員に大声で怒鳴ったりとか。意味不明なのは、コイツが意味を理解できないだけであろう。


このデザインは、元音源をトランスファーした人が作ったデザインに敬意を表し、そのまま踏襲したものである。それ以外に他意はない。オリジナルを尊重し、そのまま使用するのが、そんなに大騒ぎする事かと思う。この姿勢はひとつ前のクイーン『LOS ANGELES FORUM 1977』でも貫かれている。
 

これもまた、一連のマイク・ミラード・テープの発掘によって世に出たもので、同様に元音源をトランスファーした人が作ったデザインを踏襲している。見ればわかるが、フォントも似たようなものを選び、あえて「独自色」を出さないように配慮されている。

作品はジャケットと不可分の関係にあり、あえて先人に敬意を表しデザインを踏襲するというのはよくある手法である。デザインのみならず、1977年6月21日に対し『LISTEN TO THIS EDDIE』とタイトリングするように、それが意味するところは別として、『BURN LIKE A CANDKE』しかり、『BONZO'S BIRTHDAY PARTY』しかり、ジャケやタイトルなどオリジナルを尊重して引き継ぐというのはブートにおけるひとつの文化であるとも言える。



例えばこのタイトル、内容は1976年であるが、使用されている写真は1972年のものである。ワトソン君は「写真が正しいかどうか判断くらいしてから売れよ!」と言うだろうが、私はやはりこの日はこの写真のジャケだよなと思う。これがオリジナルのデザインを壊し1976年の写真に差し替えたものだったら買わないだろう。ワトソン君には、このような先人に対する敬意、情緒や風情といった感覚が決定的に欠損している。ちなみに、この日のブートはどれも同じデザインのものばかりなので、是非、他の店の商品にも同じように本気で怒ってもらいたいものだ。

さて、ここで、ワトソン君が見たら血圧がぐ~んと上がるタイトルを紹介しよう。興奮しないよう、落ち着いて、牛乳を一杯飲んだ後に、ゆっくり見て欲しい。下記の2タイトルはいずれもツェッペリンの1980年のライブを収録したものである。


左のチューリッヒ公演は1977年の写真、右のブリュッセル公演はツェッペリン解散後の写真が使われている。そして同内容のタイトルが幾度となくリリースされているが、双方これらのデザインを踏襲しているものが多い。時代が違う写真が使われているにも関わらず、何故そのまま踏襲されているのか、ワトソン君には一生理解できないだろう。

そもそも、この程度で「本気で怒ったぞ」だなんて沸点が低過ぎる。深呼吸して少し落ち着けと言いたい。たかが趣味におけるこの程度の事で本気で怒っていたら、普段の日常生活でもカッカしてばかりで生きづらかろう。仮にワトソン君にtarantulaやAkasicのジャケを見せたら、それこそ怒りにワナワナ震え出し、泡吹いて白目剥いて我を忘れ失禁するんじゃないだろうか。 

普通の人には本気で怒るべき大切な瞬間が世の中に他にあると思うんだが、彼の人生においては買いもしないブートが重要なウエイトを占めているのだろう。そうありたくない哀れな人生だ。
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