写真:泉 よしか
地図を見る最初にご紹介するのは「道の駅 八ッ場(やんば)ふるさと館」の足湯。こちらの道の駅は2014年に開駅した比較的新しい施設です。「やんば」の地名の由来は「矢場」、「谷場」など「やば」という言葉が発音しやすいように訛って「やんば」になったなどいくつかの説がありますが、八ッ場と書いて「やんば」とはなかなか読めないですよね。
足湯はレストランを通り抜けた屋外にあります。この足湯の最大の特徴は景色が素晴らしいことでしょう!全長590mの不動大橋とその対岸の山々の見えるこちらでは、春夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の景観が、足湯を利用しながら楽しめちゃいます。屋外とはいえ屋根は付いているので少々の雨や雪でも大丈夫ですよ。
写真:泉 よしか
地図を見る八ッ場ふるさと館の足湯でユニークなのは「足湯ソックス」の販売です。ストッキングを履いたまま足湯を利用したいというお客さんのために、防水素材のソックスを販売しています。
使われている源泉は林温泉かたくりの湯といって、油の臭いの強いナトリウム-カルシウム・塩化物温泉。
実はこの温泉は、源泉と同じ名前の「林温泉かたくりの湯」という共同浴場のみで入浴することができます。興味のある方は、観光客向けではなく地元の方の利用が多い温泉であることを理解したうえで、マナーを守って訪ねてみてください。
足湯の他にも道の駅 八ッ場ふるさと館には農産物直売所、食堂なども揃っています。ここで食べられる八ッ場ダムカレーもお勧めですよ!
■道の駅 八ッ場ふるさと館の足湯情報
・利用時間 6時~21時
・タオル販売200円、足湯ソックス販売100円
2番目にご紹介するのは「道の駅 あぐりーむ昭和」の足湯。こちらの道の駅がある群馬県昭和村は自ら「やさい王国」を名乗る自治体、農業にはとても力を入れています。ですから道の駅 あぐりーむ昭和にはなんと農家レストランや農産物直売所だけでなく、収穫体験のできるあぐりーむ農園という自家農園まであるんです!
そんなあぐりーむ昭和の足湯で使われている源泉は変わり種。実は道の駅の向かいにある昭和関谷工業団地内のキヤノン電子赤城事業所で湧いている温泉を、キヤノン電子の協力で引き湯しているのです。キヤノン電子ではこの温泉を研修施設のお風呂や工場の暖房に使用していますが、もちろん一般の観光客は入浴できないレア温泉ということになります。
あぐりーむ昭和の足湯の形はユニークな円形。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で、少し入っただけですべすべ感が実感できるでしょう。場所は屋内なので、雨の日や寒い日でも安心して利用できます。イベント時にはゆず湯やバラ風呂になることもありますよ!
なお、定期的に足湯美脚グランプリを行っているので、脚に自信のある方はエントリーしてみては。
■道の駅あぐりーむ昭和の足湯情報
・利用時間 10時~18時
・タオル販売200円
写真:泉 よしか
地図を見る最後にご紹介するのは「尾瀬市場 利根町本店」の足湯。ここは道の駅ではないのですが、農産物直売所やレストランがあり、ドライブの休憩や尾瀬観光帰りの立ち寄りスポットとしてぴったりです。
こちらの足湯は、正真正銘ここでしか入れない自家源泉の温泉です。使われている源泉は平川温泉市の湯という名で、尾瀬市場から30mほど離れた地点で湧いているアルカリ性単純温泉。旅館や日帰り温泉等、他ではいっさい使用されていません。
もうひとつ尾瀬市場 利根町本店の足湯に特徴があるとすれば、気軽に利用できる長方形のシンプルな足湯の他、テーブル付きの足湯テラスがあることです。両方で最大50人ぐらいがいっぺんに利用できる大きさもポイント。冬季には防風防寒シートを張り、オールシーズン快適に利用できるようになっています。足湯テラスはテイクアウトした軽食やドリンクを楽しみながらゆっくり温まれるのが魅力的ですね!
■尾瀬市場 利根町本店の足湯
・利用時間 10時~18時(土日祝日は10時~19時)
・タオル販売100円
足湯にもいろいろありますが、今回は他ではなかなか入れない、知られざるレア湯を使った足湯というテーマでお勧めできる3ヵ所の温泉を紹介させていただきました。
普通のお風呂では男女別々になってしまうところ、家族でもカップルでも一緒に楽しめるところが足湯の良いところでしょう。ぜひ群馬の足湯でほっこりしに、あなたもお出かけしてみてくださいね。
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(2021/8/21更新)
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