写真:泉 よしか
地図を見る栃木県の塩原温泉には11の温泉地があり、その中心は古町、門前といった小規模な温泉旅館が立ち並ぶ塩原バレーライン沿いの一角。静観荘 古山は、その塩原温泉中心地の門前地区に建つ素泊まりの温泉宿です。
写真:泉 よしか
地図を見る驚くべきはその安さで、1人1泊2,500円(税込2,850円)から。これで快適なお部屋と源泉掛け流しの温泉が楽しめるのですから、もう安すぎて困っちゃうぐらいです。また、宿泊料は3千円台に上がりますが、お1人からでも泊まれますので一人旅の方にもお勧めです。
基本は素泊まりですが、オプションとして夕食(1,620円~)や朝食(1,080円)を付けることもできます。希望される方は予約時にご相談ください。ただし、食事提供ができない日もありますのでご了承ください。
写真:泉 よしか
地図を見る静観荘 古山の建物は確かに古いです。また、フロントからエレベーターのあるフロアまで何段か階段を使う必要がありますので、バリアフリーを希望される方には向かないかもしれません。
しかし、館内は清潔で、居心地の良いようにメンテナンスされています。ロビーにもくつろげるような工夫がいっぱい。新聞、ガイドブック、雑誌などに加えて、けん玉、投げ輪、だるま落としなど子供が遊べるような昔ながらの玩具も並べてあります。これらはお部屋に持ち込むことはできませんが、ロビーで自由に使うことができるんです。
写真:泉 よしか
地図を見る写真:泉 よしか
地図を見る静観荘 古山の客室は和室と和洋室があります。こちらは少しグレードアップしたバス・トイレ(洋式)付きのお部屋で、写真のベッドルームの横に7畳の和室と小さな応接セットが付いています。
素泊まりで泊まっても困らないように、廊下に自由に使用できる電子レンジが置いてありますし、塩原温泉街の飲食店に外食に出かけるのも良いでしょう。フロントで近隣の飲食店リストがいただけますが、お勧めは塩原観光協会の隣に建つ居酒屋の「恵比寿屋 九ちゃん」です。九ちゃんでは飲むだけでなく食事もできますよ。
写真:泉 よしか
地図を見る静観荘 古山の川側のお部屋なら、ちょうど箒川を見下ろすことができて眺めも上々です。塩原温泉はこの箒川とその支流に沿って11の温泉地が点在しているのです。
なお、この写真では切れていて見えませんが、静観荘 古山から見て箒川のちょうど対岸に建っている大きな建物は、大江戸温泉物語グループのホテルニュー塩原になります。
写真:泉 よしか
地図を見る最後にお風呂をご紹介しましょう!静観荘 古山の浴室は地下と3階にあり、午後9時に清掃した後、午後9時半から男女入れ替えになります。翌朝はもう入れ替えはありませんので、もし両方のお風呂に入りたかったら、午後9時前に一回入浴しておく必要がありますね。
3階のお風呂でちょっと面白いのは、何故か脱衣所から浴室に移動するドアが二つあること。どちらも同じ浴室に繋がっています。実はその二つのドアの間にすっぽりと浴槽が挟まっているので、反対側に行くには脱衣所を経由するか、浴槽の中を通らないといけないんですね。ちなみに洗い場は両側にあります。
写真:泉 よしか
地図を見る地下のお風呂はもっと驚きます。浴槽の中に山がそびえています。これがもしかして宿名の「古山」か、としみじみ納得してしまいます。近づくと、そこは湯口になっていて、析出物、すなわち湯の花の成分が固まったものが表面を覆っていることに気づくでしょう!毎日ここからお湯が注がれる度に、少しずつお風呂の山も成長しているかもしれませんね。
写真:泉 よしか
地図を見るとにかくお得、コスパ最強。安いけれどお部屋も温泉も満足の宿、今回はそんな塩原温泉 静観荘 古山を紹介させていただきました。
また、こちらの温泉は日帰り入浴も受け付けています。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物・炭酸水素塩温泉。加水も加温もしない贅沢な源泉掛け流しで、美肌に効果的とされるメタケイ酸も豊富です。お湯の中ではすべすべと感じられ、湯上りは美肌成分でコーティングされたようなつるつる感が実感できちゃいます。内緒にしておきたいぐらいの質の良い温泉です。
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(2021/8/21更新)
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