若者が敬遠か フジロックは“おひとりさま”中高年の祭典に

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 楽しみ方も多様化し、現地は“ひとり上手”であふれていた。

■トイレ2時間待ち時代も今は昔、インフラ整備は充実

 会場入り口にはセブン銀行のATMが臨時出店、ヤマトの臨時営業所もあり、昨年からは屋台で電子マネーが使えるようになるなど、インフラ整備も充実。悪夢のトイレ2時間待ち時代から比べるとかなり快適にバージョンアップしている。屋台はバリエーションに富んだメニューが並び、味、量ともに満足のいくものばかり。人気店になると、この3日間で1000万円以上の売り上げなのだそう。

「新規出店は結構大変です。実店舗営業が条件で、1次は書類審査、2次は店舗視察に来ます。詳しくは明かしませんが、既存メニューと差別化できるか、メニュー自体の味と量、スタッフの人間性、資力といったところを審査しているんじゃないでしょうか。仕入れは現地指定業者に現金決済です。電子マネーの活用で現金が入らず、途中で仕入れがストップした屋台もありました。天気に左右され、赤字覚悟ですが、知名度向上とスタッフのモチベーションアップ、何より自分がフジロックが好きだから出店しています」(41歳・出店者)

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