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写真:泉 よしか
地図を見る北海道を代表する温泉地、登別温泉。シンボルは荒々しい爆裂火口跡を見せる登別地獄谷で、いくつもの噴気孔からモクモクと白い蒸気をあげる様子はまさに恐ろしい地獄そのもの。
この地獄谷から最も近い老舗旅館が「第一滝本館」です。そしてこの「第一滝本館」には、道向かいに「滝本イン」という姉妹館があります。
今回はそんな「第一滝本館」と「滝本イン」の2つを比較してみました。あなたのニーズに合うのはどちらでしょうか。
写真:泉 よしか
地図を見るまずは「第一滝本館」からご紹介しましょう。「第一滝本館」はとにかく安心して泊まれるホテルです。特に子連れ旅行や三世代旅行にお勧めします。愛犬と一緒の宿泊も可能です。
例えば食事に関しては、四季を大切にし季節ごとにお膳の内容が変わります。シーズンに合わせたフェアなども開催するのでリピーターの評判も上々。食材も北海道産にこだわり、道産の野菜、登別の牛乳、メニューによっては白老牛も。
第一滝本館は子供から年配の人まで幅広いニーズに対応できます。
さて登別温泉の「第一滝本館」と言えば、お風呂を抜きには語れません。まず大浴場「温泉天国」の並外れたスケールに度肝を抜かれることでしょう!
内湯は高い天井に白い円柱、まるでローマ時代の貴族になったような贅沢気分が味わえそうです。浴室は広いだけでなく、お風呂も多彩。なんと5種類の泉質に、男女合わせて35もの湯船。まさに桁違いです。
第一滝本館の温泉の泉質は、強酸性で白濁した「硫黄泉」、きずの湯や中風の湯と言われてきた「芒硝泉」、硫黄泉ほどではありませんが少し白濁した「緑ばん泉」、よく温まる「食塩泉」、アルカリ性の「重曹泉」の5つ。
はっきり言って、第一滝本館の大浴場に足を踏み入れたら、温泉の充実ぶりに何も考えず目に付いたお風呂から入りたくなりますが、あれもこれもと入っていると、どれがどれだかわからなくなってしまうかも。それほどバラエティーに富んでいるのです。
筆者のお勧めは、まず「重曹泉」で肌のクレンジング、次に「芒硝泉」で肌を整えて、白濁して臭いの強い「硫黄泉」、「緑ばん泉」という順番です。「食塩泉」は最後に入り、体を温めて保湿効果を高めると良いでしょう。
ひとつの旅館でこれだけの温泉巡りができるところは、そうそうありません。しかしこんなに沢山入れないよと思われる方でも、ぜひ露天風呂の一番奥にある緑ばん泉の「金蔵の湯」には入ってみてください。
ここは水車を使って源泉温度を下げた最も自然に近い状態の温泉で、湯船でドリンクを飲んだりプロに写真撮影をしてもらえる珍しいサービスもあるんですよ。
大浴場の窓からも地獄谷を見下ろすことができますが、実は第一滝本館で最も絶景が楽しめると言われているのはプールゾーンのジャグジー。
ウォータースライダーの付いたプールがあることも、家族旅行にお勧めする理由の一つです。水着をお持ちでなければレンタルもあります。
写真:泉 よしか
地図を見る第一滝本館の客室は、シンプルなスタンダードルームから広々としたプレミアムルームまで。
2018年7月にリニューアルしたスーペリアルームはスタイリッシュな雰囲気が人気です。
さらにペットと一緒に泊まれる「わんちゃんルーム」もできました。写真のタイプの「わんちゃんツイン」の他に、「わんちゃん和室」「わんちゃんスイート」なども。
写真:泉 よしか
地図を見るきちんとした飲泉処があるのも第一滝本館の自慢。ここで飲用できるのは「重曹泉」です。
写真:泉 よしか
地図を見る子供連れなら本館吹き抜けに設置された滝本名物「大金棒」は必見!
演奏時間になると巨大な金棒の中から桃太郎のカラクリ仕掛けが。これは親が予想する以上に小さいお子さんは喜びます。滞在したら一度は演奏時間に合わせて見に行ってください。
写真:泉 よしか
地図を見る一方「滝本イン」はというと、写真からみてわかるように「第一滝本館」とは雰囲気が違います。こちらはとにかくコストパフォーマンスが良い!平日なら一泊二食で一人8千円台というからびっくり。
だってこのお値段で、さっきご紹介した「第一滝本館」の豪華な大浴場「温泉天国」に入り放題なんですから。「温泉天国」は日帰りで利用しようと思うと、一人2,000円かかるのです。
ただし、いったん外を通らなくてはなりませんので、年配の方やお子様連れの方には大浴場への移動がおっくうになるかもしれません。雨なら傘の必要も。
そんな「滝本イン」は「第一滝本館」と比較して、一人旅、ビジネス利用、格安旅行などにお勧めします。
写真:泉 よしか
地図を見る滝本インの客室は全て洋室のツインルーム。ベッドを追加して、一部屋3人まで泊まれます。宿泊料金はお手頃ですが、ちょっとレトロな雰囲気のファブリックは意外と女性にも好評です。
写真:泉 よしか
地図を見る実は「滝本イン」には「滝本イン」のお風呂もあります。「第一滝本館」の5つの源泉とはまた別の源泉なので、温泉にこだわりのある方にもオススメします。
使われているのは登別の他の施設にも引かれている一号乙泉ですが、「滝本イン」が最も源泉から近いので新鮮なお湯が楽しめるのがポイントです。
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写真:泉 よしか
地図を見る「第一滝本館」と「滝本イン」は立地が良いので、どちらに泊まっても登別温泉の観光に不自由はありません。
間欠泉の吹き上がる「泉源公園」は二つの宿に挟まれるようにあります。写真の正面が「第一滝本館」、右の建物が「滝本イン」です。
「焔魔堂」や土産物屋が並ぶ通りも宿の目の前。「登別クマ牧場」もフロントでお得な前売り券を購入できて、電話一本で送迎車も寄ってくれます。
写真:泉 よしか
地図を見る登別の絶景をたどりながら遊歩道を散策できる登別温泉園地の入口も近くです。遊歩道を歩いてぜひ行ってみてほしいのは、大湯沼川天然足湯。
ここは本当に温泉が川になって流れています。ただし、熱いお湯が流れてくることもあるので注意して足を入れてくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見る最後に登別温泉のお勧めランチ情報です。
「滝本イン」の1階レストラン「ポプラ」は、朝食と夕食時は宿泊者のビュッフェとなりますが、ランチ営業も行っています(定休日:月曜)。これが美味しくお洒落でお得と評判。宿泊しなくてもランチは食べられますので、登別温泉に行ったらぜひ寄ってみてください。
万人にお勧めできる「第一滝本館」。特に子連れや三世代旅行、ペット連れ旅行などにぴったりです。
一方「滝本イン」はコスパ重視。一人旅やビジネス利用、とにかく安く泊まりたい方にお勧めします。
違いはいろいろありますが、どちらに泊まっても登別温泉のお湯が満喫できることと、観光に便利であることは共通です。また、どちらに泊まっても宿泊客専用送迎バス「わくわく号」が利用できます(札幌駅前発着、事前予約制、有料)。ぜひあなたのニーズに合った方をお選びになり、登別温泉を楽しんでください。
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2021/8/21更新)
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