会津東山温泉「向瀧」のこだわりと魅力を深掘りしてみよう!

会津東山温泉「向瀧」のこだわりと魅力を深掘りしてみよう!

更新日:2020/10/31 17:45

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
福島県の会津東山温泉「向瀧」は、建物も温泉も食事もサービスも全て一級品の和風旅館。でもそれだけではありません。このお宿ならではのこだわりがそこかしこに息づいているのです。

どの旅館でもいいわけじゃない、知ればぜひこの旅館に泊まってみたいと思うかもしれませんよ。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

風情はそのまま快適に!「向瀧」の建物やお部屋のこだわり

風情はそのまま快適に!「向瀧」の建物やお部屋のこだわり

写真:泉 よしか

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会津の奥座敷とも呼ばれる会津東山温泉にひときわ重厚な木造建築の旅館が建っています。それが今回ご紹介する「向瀧(むかいたき)」。

もともとは会津藩上級武士の指定保養所だったというこの湯宿は、国の有形登録文化財に指定された伝統的な木造建築の日本家屋を守り続けています。

風情はそのまま快適に!「向瀧」の建物やお部屋のこだわり

写真:泉 よしか

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しかし古いだけではないのがポイント、自動ドアやアルミサッシはありませんが、風情はきっちり残しつつ現代の快適さも追求しています。

板張りの廊下も磨き上げられて艶やかに。これを見てもメンテナンスが隅々まで行き届いていることがわかるでしょう。

風情はそのまま快適に!「向瀧」の建物やお部屋のこだわり

写真:泉 よしか

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チェックインは客室で行います。この時にいただける抹茶と羊羹がとても美味しいんです。この羊羹は市販品ではありません。「向瀧」オリジナルで毎日手作りされています。しかも味は2種類、うち1種類は季節によって変わります。

なお、向瀧の24室のお部屋は全て文化財。一方で、お手洗いや空調は現代的で快適ですから心配はいりません。

映える「向瀧」の中庭、和風の美学がここに

映える「向瀧」の中庭、和風の美学がここに

写真:泉 よしか

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「向瀧」は絵になる旅館です。思わずさまざまな角度にカメラを向けたくなります。

中でも美しいのは中庭と中庭に面した廊下。初めてこの宿に来たお客さんは、みんなこの廊下で足を止めて庭に見入ります。

動画:泉 よしか

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廊下、中庭、「きつね湯」と、「向瀧」の魅力をワンカットでギュッと1分の動画に収めました。こちらで全体的な雰囲気をご覧になっていただけると幸いです。

会津の食材や伝統料理だけじゃない!「向瀧」の食事のこだわり

会津の食材や伝統料理だけじゃない!「向瀧」の食事のこだわり

写真:泉 よしか

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「向瀧」は料理のこだわりも半端ありません。地元会津盆地の食材を吟味し工夫をこらしたメニューでもてなしてくれます。

限られた予算で量や見栄えを重視した料理ではなく、できるだけ美味しいものを提供しよう、佃煮や調味料もオリジナルのものを手作りしよう、そうした心がけがリピーターを増やしてきました。

また会津の伝統料理である「鯉の甘煮」は、食べきれなければ真空パックして持ち帰れるサービスがありますので少食さんでも安心です。

会津の食材や伝統料理だけじゃない!「向瀧」の食事のこだわり

写真:泉 よしか

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飲んべえさんはご注目!「向瀧」にはオリジナルのお酒もあります。それは山廃純米酒「美酒佳肴」。このお酒のラベルの文字は、なんと宿に滞在した野口英世の筆によるものだそう。

新酒、熟成、大古酒の3種飲み比べセットも注文できます。夕食のメニューはお酒の進むものが多いので、合わせると止まらなくなっちゃうかもしれません。

なおどのプランで泊まっても、夕食も朝食もお部屋食となります。

自家源泉掛け流し!「向瀧」お風呂のこだわり

自家源泉掛け流し!「向瀧」お風呂のこだわり

写真:泉 よしか

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「向瀧」のお風呂は「きつね湯」「さるの湯」「貸切家族風呂」と3種類あります。「貸切家族風呂」は3室ありますから、合計5つのお風呂に入ることができます。

自家源泉掛け流し!「向瀧」お風呂のこだわり

写真:泉 よしか

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中でもおすすめのお風呂は自噴する向瀧の自家源泉のみを使った「きつね湯」。温度はかなり熱いです。

自家源泉掛け流し!「向瀧」お風呂のこだわり

写真:泉 よしか

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「さるの湯」と「貸切家族風呂」では「きつね湯」に使った源泉にポンプで汲み上げた会津東山の共同源泉を混合、ちょうど良い温度になっています。

全てのお風呂に味がありますが、良かったら天井もご覧ください。ヒル石(バーミキュライト)で作られた立体的な意匠が。

これは湯気を吸う働きがあるとともに浴室の名前を象っているのです。写真は貸切家族風呂の「瓢の湯」の天井です。なるほど瓢箪が三つありますね。

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なんと「雪見ろうそく」は館主の手作りオリジナル!

なんと「雪見ろうそく」は館主の手作りオリジナル!

提供元:会津東山温泉 向瀧

https://www.mukaitaki.com/地図を見る

最後に雪の季節に「向瀧」を彩る「雪見ろうそく」についてご紹介します。100本以上の灯りが雪の庭園を彩る冬限定の「向瀧」人気イベントですが、もともとは2001年に館主の平田さんが門松の竹筒を再利用して加工し灯りを灯してみたことが始まりです。

鑑賞したお客さんの高評価に支えられ庭園の「雪見ろうそく」の数は年々増え、各地から作り方に関する問い合わせも来るように。実はこのオリジナリティ溢れる雪見ろうそくは、今も全て平田さんの手作りなのです。

なんと「雪見ろうそく」は館主の手作りオリジナル!

写真:泉 よしか

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「雪見ろうそく」に使う竹の細工には図面があるわけではありません。竹筒を手にすると、竹筒自身がドリルで削るべき場所を教えてくれるんですと笑顔で平田さん。

伝統を大切にする老舗旅館でありながら、どんどん新しいことを取り入れていく姿勢はアイデアマンの館主・平田さんの存在抜きには語れません。そんな「向瀧」の魅力は常に変わらない良さであり、変化していく楽しみのバランスかもしれません。

会津東山温泉 向瀧のまとめとして

「向瀧」はサービスの面でも評価の高い温泉旅館です。丁寧できめ細やかなサポートをしてくれて、でも煩わしさは感じません。コストと比較しても満足度の高いお宿だと思います。

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/24-2020/10/25 訪問

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