写真:泉 よしか
地図を見る草津温泉のシンボルといえばなんといっても「湯畑」!白い湯煙を上げる湯畑は温泉街の中心地にあり、そのものが温泉の自噴する泉源です。
湯畑の周りはぐるりとロータリーになっていて、飲食店・土産物店で賑わいます。湯畑を囲う石柵にもぜひ注目してみてください。「草津に歩みし100人」の碑として草津を訪れた偉人・著名人の名が刻まれているんです。伝説・歴史上の人物、芸術家、政治家や有名俳優など、良く知っている名前がたくさん見つかるでしょう。2014年には映画『テルマエ・ロマエII』のロケ地となった所縁で、架空の人物ですが主人公ルシウス・モデストゥスの名前も101人目に刻まれました。探してみてくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見る湯畑周辺のお勧め観光スポットと言えば、まずは草津名物・湯もみと踊りのショーが鑑賞できる「熱乃湯」。草津温泉が初めてなら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。希望者は湯もみ体験もできます。
次は足湯の「湯けむり亭」。ここはもともと松乃湯という共同浴場が建っていた場所で、利用は無料。いつも観光客で賑わっています。
写真:泉 よしか
地図を見る(湯楽亭から見下ろした草津温泉感謝祭の湯畑のようす)
この他に、湯畑及び草津温泉の温泉街で筆者お勧めのお店をいくつか紹介いたします。
< 食べ歩きオススメ >
■頼朝 (湯畑前 電話0279-88-8146)
漬物屋ですが、トロッとした温泉たまごはカップ入りで食べ歩きに便利
■もち焼き煎餅 寺子屋本舗 草津温泉店 (西の河原通り 電話0279-88-9707)
1枚から買える煎餅屋。ぬれおかきの触感がくせになる!
< 食事・居酒屋オススメ >
■源泉閣2F湯楽亭 (湯畑前 電話0279-88-3001)
お好み焼き・もんじゃ焼き・たこ焼きの店、夜は湯畑を見下ろす景色が最高!
■だんべえ茶寮 (西の河原通り 電話0279-88-7515)
カフェ&マタギ料理の店。店頭の炭焼きアユやイワナは食べ歩きにも
■いざかや水穂 (湯路広場の坂上 電話0279-88-3122)
昼はうどん屋ですが特に夜の居酒屋がお勧め。焼酎の種類が豊富
■ペンション五郎次 (滝下通り・大滝乃湯通り 電話0279-88-3556)
無添加自家製パンのモーニングは草津温泉朝ごはんの定番
この他にも温泉饅頭の店などがたくさんあるので、ぜひいろいろ散策しながらお気に入りの味を探してみてくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見る草津温泉が初めてなら、絶対に足を運んでほしいのが「西の河原露天風呂」。男女合わせて500平方mという圧倒的なスケール、この開放感はぜひとも体験していただきたい!特に秋の紅葉、冬の雪見風呂は絶景です。
2015年にリニューアルして脱衣棟などが新しく綺麗になりました。また浴槽までのアプローチにスロープが付いて入りやすくなりました。ただし西の河原露天風呂に引かれているのは、草津温泉でも圧倒的な湯量を誇るとともに特に酸性度の強い万代鉱源泉ですので、のぼせたりしないように出たり入ったりして休みながら入浴を楽しんでください。広々とした浴槽内には座れるようになっている浅い部分もありますのでご利用下さいね。
写真:泉 よしか
地図を見るさて、西の河原露天風呂のある西の河原公園の見所はこの露天風呂だけではありません。園内には実際に源泉がぷくぷく湧いている複数の湯だまりや、足を浸せる大きな親水(親湯?)広場、赤い鳥居が並ぶ草津穴守稲荷神社、草津ビジターセンターなどが点在しています。また西の河原公園入口には、片岡鶴太郎の書画など作品120点を展示した片岡鶴太郎美術館も建っていますので、併せて観光するのもお勧めです。
写真:泉 よしか
地図を見る(西の河原公園内 鬼の相撲場の景色)
写真:泉 よしか
地図を見る草津温泉の共同浴場のうち、観光客でも気軽に利用できるのは湯畑周辺にある「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の三ヵ所!この三ヵ所はそれぞれ源泉も違いますので全部入ればそれだけで三源泉制覇です。
最初にご紹介するのは湯畑上流の「白旗の湯」。「湯もみと踊りショー」の「熱乃湯」と日帰り温泉の「御座之湯」の間に建っている、草津温泉で最も有名な共同浴場です。白濁したお湯に入りたいという方にもお勧め。男湯も女湯も浴槽が二つあり、熱~いお湯と、もっと熱~いお湯が入っています。とても入れないとお思いでしょうが、地元の方は涼しい顔で入っていたりして驚くかもしれませんよ。
写真:泉 よしか
地図を見る二番目にご紹介するのは湯畑下流の滝下通りに入って左手の「千代の湯」。湯畑の樋を流れた湯畑源泉を引いています。シンプルな四角い浴槽があるだけですが、湯畑から近い割に穴場で空いていることも。この千代の湯のある滝下通りは、草津温泉街の中でも特に古い建物が多く残っていてとても風情があるのです。また千代の湯では伝統入浴法の時間湯も体験できますよ。
写真:泉 よしか
地図を見る最後にご紹介する共同浴場は「地蔵の湯」。2006年に建て替えられた浴室は三ヵ所の中では一番新しく、使用されている源泉は昔から眼病に効くと評判の地蔵源泉。白旗の湯ほどではありませんが地蔵の湯も白濁していることがあります。向かいには足湯も設置されています。
共同浴場は地元の方も利用します。観光で訪れる方はマナーを守ってご利用下さい。
写真:泉 よしか
地図を見る草津温泉の中心部は道も狭く入り組んでいて、観光をするにも車での移動は向きません。ですから車を使って日帰りで草津温泉を訪れたり、あるいは旅館に宿泊してもチェックイン前、チェックアウト後にゆっくりする場所をお探しなら、駐車場も大きな日帰り温泉の大滝乃湯をお勧めしちゃいます。もちろん散歩がてら湯畑から徒歩でアクセスすることも十分可能な距離ですよ。
写真:泉 よしか
地図を見る大滝乃湯は大浴場、露天風呂、食事処、休憩室、お土産売店など大型日帰り温泉に必要なものは全て揃っていますが、なんといってもポイントは「合わせ湯」が体験できるところ。合わせ湯とはぬるいお湯から少しずつ体を慣らして、熱いお湯に入る入浴法。大滝乃湯の合わせ湯は38度~40度のぬるめから始まって、一番熱いお風呂で45~46度。途中でリタイヤして自分にちょうどいい温度でゆっくりするのも有りですから、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
写真:泉 よしか
地図を見るまた大滝乃湯では先ほどご紹介した西の河原露天風呂や、湯畑前にある御座之湯と併せて「ちょいな三湯めぐり手形」が使えます。別々に入浴料を払うよりお得です。
ちなみに大滝乃湯で使われているのは一般の旅館やホテルには配湯されていない煮川源泉なので、ここまで入れば草津温泉の代表的な5種類の源泉を制覇できます。
写真:泉 よしか
地図を見る最後に草津温泉のパワースポットを紹介しましょう。湯畑を始め、温泉が湧いている源泉スポットはどこもパワーを感じられると思いますが、特にお勧めしたいのが草津山光泉寺。湯畑に面した石段が参道となっています。
光泉寺には日本温泉三大薬師の一つ、行基建立の薬師堂や、これから一花咲かせたいと思う方の信仰を集める遅咲き如来など見所もたくさん!また例年8月に行われる草津温泉感謝祭では始まりに女神が降臨し、最後に昇天する舞台ともなります。湯上りに感謝をこめて参拝されてはいかがでしょうか。寺務所で御朱印を頂く事もできますよ。
草津温泉に行くならどこを観光しようと迷う方にお勧めするポイントを、温泉を中心にまとめてご紹介させていただきました。
温泉は、西の河原露天風呂(万代鉱源泉)、白旗の湯(白旗源泉)、千代の湯(湯畑源泉)、地蔵の湯(地蔵源泉)、大滝乃湯(煮川源泉)の五か所をお勧めさせていただきましたが、もちろん入り過ぎは禁物です。宿泊される方はこの他に、泊る旅館のお風呂も利用されると思いますので、決してこれら全部を回らなくてはならないというわけではなく、お一人お一人の体調にあわせて、気になったところを選んで訪問してみてくださいね。
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(2021/8/21更新)
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