渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オフロード車

2021年08月19日 | open


自分でいじって、オフ車を乗りこなし
ている人、凄えなとか思う。
私はロードはともかく、オフロード
はサッパリだ。
そら、お遊びで乗った事はあるさ。
初めて乗ったクラッチ付きはミニトレ 
だし、友人のだがハスラーもよく乗っ
て河川敷で遊び倒した。
まだ本コースではなく河川敷とかで
私設コースを愛好家たちが作ってそこ
で乗っても社会問題ともならなかった
遥か太古の大昔に。

ただ、オフにはオンとは異なる動き
と対処法が絶対にある筈で、それを
私はよく知らない。
オンにはオンの独特の領域の特性が
あるし、それはある程度は素人に毛の
生えた程度は理解している。なので
オンロードについては「ド」素人では
ない。
ただ、二輪操縦レベルとして、マシン
の挙動含めて定理を知悉しているかと
いうと、オンロードで今の自分の知見
と技術が10だとすると、オフロードに
関しては1乃至1.5くらいのレベルしか
無い。ウルトラ超ど素人の域だ。
しかし、トライアルについては結構や
た。本競技ではなく、これもトライ
感覚程度なのだが。2メートルの垂直
壁を登る事はできないけど。
でも、モトクロスのようなオフ車で
自在に走り回ったり、理論的な事柄を
理解しているかというと、全くだ。
未就学児童レベル。

二輪車というのは、オフロード車を乗り
こなしている人が一番上手いと思います
よ。あくまで個人的には。
大昔、ある奴が一緒に走って言った。
「巧いよね。完全に乗りこなしている。
俺なんかよりずっと巧い」と。
私は否定した。
「いやいやいや。冗談よしこさん(当時
のすべりギャグ)。だって、あーた、
トライアルとか競技でやってるでしょ?
モトクロもプライベートでやるじゃん。
トライアルやモトクロスできる人のほう
がぜってーオートバイの操縦巧いよ」
と。
すると、「そうかなあ」と言う。
「そうだってば」と私が言っても、何
か得心が行かない風だった。
プライベートで赤白88NSRに乗ってる
表稼業は白バイ隊員(笑)。
以前、別な白バイさんが言ってた人と
偶然にひょんな事からひょんな所で知
合ったという顛末。
思いっきり峠ではハングフォームです
がな(笑)。
嘘みたいな話、鈴鹿で講習があるんだ
って、仕事方面で。その時、1〜2コー
ナーで仕事用白二輪でインの膝を開い
たら、ベラボーに上から怒られたと
言っていた。本当かどうか知らないよ。
彼はそう言っていた。
だが、白バイ競技大会でも、実は選手
たちは、ほぼ全員ハングフォームだ。
ただ、イン側の膝を開かずにタンクに
添えているだけで。レバーも白バイの
全国大会上位選手は2本がけや3本がけ
を実行している。背中はGとショック
を逃すように脱力させて軽く丸めて、
肩は張らずに落としている。
下半身のホールドはきっちりと内カカト
を合理的に使ってキメている。

ただ、身分は隠しても分かるよぉ〜。
過日、ある場所であるお客さんとバイク
談義をした。初対面だ。
その人が去る時に、乗り方と操作方法を
見ていたら、絶対に表稼業は白バイだね
こりゃ間違いなく、てな事あった(笑
その店の店長も同意見だった。

オフロード車でいいなあと思ったのは、
自分の2ストロードマシンをいろいろ
手直しして、そのテストで軽く走った
時だ。
高原地帯のコンビニでパン食いながら
休んでいたら、なんだかオフロードと
いうか、ガレ場を踏破して来たような
オートバイがゆっくり3台休みに来た。
じーっと観察して見取り稽古みたいに
ていたら、3人ともめちゃくちゃ操作
とバランスが巧いの。やっぱなあ、と
か思った。
林道から更に道なき道を行くような
モーターサイクルトレッキングをして
来たのだろうなと思えた。
なんかね、あれは彼らの乗り人として
の自信だろうか、安定していて3人の
背中からは後光が射していたような感
だったよ。

オフロード車の本筋の本格的操縦は、
難しいのだろうなあ。
そんでも、1台はやっぱ欲しいもんだぜ。
もうシートだから、今から一から覚え
てってな事での乗りこなしは無理っぽ
そうだけどさ。





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