公判で「事業、全部私が考えた」

 磁気健康器具の預託商法を展開した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件で、出資法違反罪に問われた元社長山口ひろみ被告(49)の公判が18日、東京地裁で開かれた。弁護側証人として出廷した父の元会長隆祥被告(79)=詐欺罪で起訴=は「事業は全部私が考え、実行した。100パーセント、ワンマン経営だった」と話した。

 昨年9月の逮捕後、初めて公の場に姿を見せた隆祥被告は紺のスーツ姿で「銀行印や通帳も私が管理し、ひろみは通帳を見たこともないと思う」と説明。磁気治療器のリース債権事業については「私が立案したが、勧誘は加盟店がやった」と述べた。

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