磁気治療器のオーナー商法を展開して破綻した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件をめぐる元社長の女の裁判で、父親の元会長が出廷し、「全部わたしが考えて実行した」と証言した。
ジャパンライフ元社長の山口ひろみ被告(49)は2017年、父親で元会長の山口隆祥被告らと共謀し、顧客23人からあわせておよそ1億1,400万円を違法に集めた出資法違反の罪に問われ、無罪を主張している。
18日の裁判では、隆祥被告が証人として出廷し、ビジネスモデルについて、「全部わたしが考えて実行しました」と述べたうえで、ひろみ被告が行ったとされるイベントでの勧誘行為については、「一切やっていない」と証言し、ひろみ被告の関与を否定した。