2009年06月06日
2009年06月06日
【ミニ情報】田邊勝己弁護士vsアクセス山岡俊介「訴訟」
アクセスジャーナル山岡俊介が、田邊勝己弁護士(第一東京弁護士会)から名誉毀損で訴えられている。その初公判が4日、東京地裁で開かれた。
関係者によると今回、被告・山岡は弁護士を頼まずに「本人訴訟」をおこない、その内容を本にする計画まで持っているという。しかし、ここに山岡側の驕りが見られる。たしかに山岡にとって「裁判沙汰」はいつものこと。失うものは何もなく、逆に本を出して少しでも商売になればいい、という軽いノリであろう。山岡は、これまで20を超える訴訟にすべて勝ってきた、などと強弁しているが、その中には判決に至らず和解したケースも含まれている。そもそも、個人のフリーライターで20件以上も訴えられていること自体、異常と言わねばならない。「書いてしまった後は、野となれ山となれ」、という山岡独特の〝お気楽体質〟が、異常な数の訴訟件数になって現れている(その一方で、最近のアクセスジャーナルを見ると、理由をまったく明示せずに記事を削除しているケースも多い。これは山岡の〝コインの裏側〟である)。おそらく、山岡はフリーライターとしては「訴訟件数日本一」のタイトルホルダーのはずで、今後も記録を更新していくだろう。
一方、山岡を訴えた田邊弁護士は、今回の裁判を絶対に負けられない、と位置づけているようだ。「暴力団勢力と関係のある悪徳弁護士」(訴状)とまで山岡に書かれ、名誉毀損で訴えたのだから、もし負けるようなことがあれば「弁護士バッチ」にもかかわってくる問題だ。そのため、田邊弁護士の決意は並々ならぬもので、関係者によると、「まったく事実がないことを書かれた。場合によっては、山岡に近い記者の人を含めて日本中のジャーナリストと話をしてもいい」とまで語っているという。
ただ、一部関係者からは、「山岡が今後出してくる主張に反証するため、田邊弁護士側はクライアントの守秘義務情報も出さざるを得ない場面があるのではないか」との声も出ている。本誌としては、この裁判に引き続き注目していきたい。
【冒頭写真=訴状の中で田邊弁護士側が「事実に反する記載」としている一覧表】
【参考記事】
本誌5月13日付「一行情報」
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/05/post-7c88.html
アクセスジャーナル・山岡俊介氏提訴される(司法ジャーナル)
http://www.shihoujournal.co.jp/090605_1.html
ネットジャーナリズムにルールを作れ(司法ジャーナル)
http://www.shihoujournal.co.jp/090605_2.html
弁護士対ジャーナリスト(寺澤有氏「インシデンツ」)
http://www.incidents.jp/