2017年07月12日
2017年07月12日
【アウトローな豆知識】 世界「最狂」兵器・アパッチ戦闘ヘリの調達に失敗した陸自、軍需産業「富士重工」に血税350億円をむしられる、守屋元防衛事務次官は2億円の「口利き料」
前川喜平・前文科省事務次官が参考人招致で公の場で発言したのが7月10日。同じ「前事務次官」でありながら全く異なった民事訴訟の法廷という「公の場」に、恥ずかしげもなく軍需産業の一翼を担う「富士重工」(現在・スバル)という民間企業から2億円の「口利き料」をせしめようとしてあらわれた人物がいる。小池百合子が防衛大臣だった時の守屋武昌・元防衛事務次官で、それは昨年11月のころだった。
国は富士重工(当時)に対し、陸上自衛隊の戦闘ヘリ・アパッチロングボウ(AH-64D)62機の調達を米国からのライセンス生産を「初度費」という予算名目(※初度費については詳しい解説が必要だが、今回は割愛。要は、支払いの口約束)で支払う契約をしたが、結局は13機の調達に縮小することになり、富士重工が大きな損失を被ることになったとして、国が約351億円の支払いに応じるハメになった。守屋はその裁判の手助けをしたから、「分け前」を寄こせという訴えに出たと言うものだ。
経緯の詳細は複数の雑誌が触れているのでここでは省くが、前川証言では、安倍政権擁護派などから、「文科省は格下省庁だからおきうること」といった言説が飛び交った現実もある。それは、「格下省庁」のトップ稲田朋美(防衛大臣)のトンデモ失言の現実にもオーバーラップする。格下省庁だから、安倍のおぼえめでたき「朋ちゃん」なるものが資質なきまま大臣に就任し、その通りの失言をする……。
そもそもが、日本の陸自にアパッチロングボウなる兵器が必要なのかという議論が存在する。アパッチヘリと言えば、戦車を一撃にして破壊するミサイル、広範囲を攻撃するロケット弾、視界ゼロでも敵索・攻撃できるレーダーを保有する、「世界で最も強力な兵器」の一つだ。「専守防衛」をかかげる日本の憲法からすれば、いらぬ長物のようにも思える。そして事実、アパッチヘリはいらないのだ。戦闘ヘリの攻撃性が米軍で悪用された事例がウィキリークスで暴露された。有名な実例として、以下のような動画をいつでも見ることができる。
【一行情報】 「問題・欠陥弁護士」の情報などを公表している「鎌倉九郎」サイト、アクロディア筆頭株主の田邊勝己弁護士について言及
本誌は不勉強で今まで知らなかったが、「問題・欠陥弁護士」の情報などを公表している「鎌倉九郎サイト」というのがある。どうやら「司法ジャーナル」に投稿してきた人物が独立したサイトのようだ。そのなかで最近、「田邊勝己弁護士を巡る報道について」と題する記事が掲載された。印象的なのは田邊弁護士に関して、<仕手集団や暴力団関係者と結託し経済事件に積極的に関与してきた弁護士であり、そのような連中と「しがらみ」があることは確かであろう。客筋や行動から考えれば「事件屋」と呼んだほうが適切な弁護士である。>とズバリ書いている点だ。実におもしろい。さらに現在繰り広げられている田邊、アクセスジャーナル、週刊報道サイト「3者の争い(=報道)」はいずれも当事者の「ポジショントーク」で客観性にかける、との指摘もするどい。詳しくは同記事を読んでいただきたいが、アクセスジャーナルがなぜ田邊に対していまだに「懲戒請求」をかけていないのか、たしかに不思議だ。