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  • 【速報】新型コロナ 東京都の新規感染5534人 重症274人

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「最後の砦」野戦病院を整備 お盆休み自粛呼び掛け[2021/08/10 23:30]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000225128.html

東京都が10日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は2612人でした。重症者は176人で、過去最多です。お盆を前に、政府は帰省などの自粛を呼び掛けています。
新型コロナ担当・西村大臣:「帰省をして親族で集まるとか、同級会で同級生が集まるとか、絶対に避けていただきたい。数多くのクラスターが出ている」

皆さん、お盆は、どう過ごすのでしょうか。
関西出身20代:「一日、家にいる。(Q.なぜ)このご時世なので、外出るのも怖い」
大阪在住30代:「東京には友達のところに来た。(Q.感染者が増えているなかで、どう考える)大阪も同じぐらい人出が多いので、そんなに東京と変わらないと思う」

お盆で休みになる医療機関があるなか、危機感を募らせているのが自宅療養者の往診に対応している医師です。
コールドクター・丸山浩司医師:「(医師が)この3連休で足りていないというのが現実で、今後、これ以上、さらに患者数が増えた場合には、患者から要請があったとしても十分に応えられない可能性がある」

自宅で療養している20代の男性。この男性は、血中の酸素飽和度が正常の値でしたが、即、入院が必要な患者もいるといいます。
コールドクター・丸山浩司医師:「酸素の値が70%台だったり、90%近くに下がっている方。本当に入院が必要な人が、数時間以上、家で待機しないといけないということが現実に起こっているので、かなり危険な状況と判断している」

病床がひっ迫するなか、在宅で使える酸素濃縮器が手に入りにくくなってきているそうです。
コールドクター・丸山浩司医師:「酸素濃縮器もかなり手配が難しくなっていて、取り合いになってきているところ」

容体の急変に対応してもらえる安心感から、宿泊療養を望む人も数多くいます。現在、東京都が受け入れ可能としている宿泊療養先は約3000室。部屋の数自体が足りていないのが実情です。
立憲民主党・山井議員:「田村大臣は『肺炎の中等症は入院できる』と言っているが、東京都の現状はまったくそうなっていないのでは。選手村やホテル、あるいは国の施設を使って早急に大規模な宿泊施設増やすと」
厚労省担当者:「どういう形で増やせるのか。看護師とか医師を手厚くするようなそういうものを、どう配置するということも含めて検討されている」

医療従事者の確保が難しく、簡単には宿泊療養先を増やせないといいます。こうしたなか、先手を打った自治体もあります。福井県は、福井市内の体育館に100床を設置。地元医師会と連携して、医療チームも確保しました。海外のような、いわゆる“野戦病院”を整備し、重症化リスクの低い軽症者を対象にした臨時施設にする考えです。
福井県担当者:「1つのフロアーにベッドを並べるので、容体の急変にも気づきやすい。医療従事者もホテル療養よりも少ない人数で対応できる」

今回、福井県が参考にしたのが、去年、日本財団が都内の体育館につくった施設です。ただ、当時は病床に余裕があったことなどから、一度も使われず、現在は、パラアスリートの練習施設になっています。
福井県担当者:「臨時施設は最後の砦。できれば使いたくない。ただ、病床がなくなってしまった時でも“あと100床 残っている”という安心感を県民に提供したい」

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