「ワーキングホリデーに行くためには、どのくらいの英語力が必要なんだろう……」
と不安な方。
ワーキングホリデーに行く場合、一般的にはTOEIC600点程度の英語力が必要と言われています。現地で働く際は英語でコミュニケーションを取ることになるため、あらかじめ準備をしておくことが重要です。
とはいえ、具体的にどのように準備すればよいのかはわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、
などをご紹介します。
英語を上達させることはハードルが高そうに思えますが、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。まずはこの記事を読んで、ワーキングホリデーに必要な英語力について知りましょう!
[目次]
ワーキングホリデーに行く場合、一般的にはTOEIC600点程度の英語力が必要と言われています。TOEIC600点レベルは、語学学校のクラスで言うと「Pre-intermediate(プレエレメンタリー)」に該当します。その他のクラスと、そのクラスに入るのに必要な英語力は以下の通りです。
・Advanced:上級レベル、TOEIC 850~990点
・Upper-intermediate:中上級レベル、TOEIC750~850点
・Intermediate:中級レベル、TOEIC650~750点
・Pre-intermediate:中下級レベル、TOEIC450~600点
・Elemntary:初級レベル、TOEIC200~450点
・Beginner:超初級レベル、TOEIC5~200点
実際にワーキングホリデーに行こうとした時、参加者はどのくらいの英語力を持っているのでしょうか。
英語力の上達させるのに必要な時間の目安として「TOEIC450点の人が600点まで伸ばすのに450時間の学習が必要」と言われています。
例えば1日あたり5時間の学習時間を確保できるのであれば、約3カ月でTOEIC450点の方は600点まで語学力を上げることが可能です。
もちろん、これはあくまで目安であり、本人の頑張り次第でもっと短期間で600点に達することもできます。しかしながら、ワーキングホリデーでは語学学校にウェイトを置くケースと、仕事にウェイトを置くケースがあると思います。
仕事にウェイトを置いた場合、1日に確保できる学習時間はそれほど多くありません。
「ワーキングホリデー終了後にどの程度の英語力を身に付けていたいか」によって過ごし方が変わります。まずはワーキングホリデーの目的をはっきりとさせ、目標とする英語力を決めることが大事です。
基本的には、初日に行われるクラス分けテストの結果に応じてクラスが決まるため、クラスメイトの英語力はほぼ同レベルです。しかしながら、外国人の生徒は日本人に比べると臆することなく積極的に発言するため、自分よりも英語力が高いと感じることが多いかもしれません。
ワーキングホリデーに行ったからといって、自分が望んだ英語力が得られるとは限りません。英語力の上達は本人の努力次第による部分が大きいです。ここでは、英語力が伸びた人とそうでなかった人へのヒアリングから、どのような傾向があるかまとめましたので参考にしてください。
英語力を伸ばすのであれば、日本にいるうちに英語の基礎を固め、現地では英語を使わなければいけない環境に自らを置くことがおすすめです。英語学習でしっかりとした結果を出したいのであれば、ポイントを押さえて準備を整えましょう。
現地で働く場合、その職種によって求められる語学力のレベルが異なります。まったく英語が話せない状態では難しいかもしれませんが、ある程度の英語力があれば仕事を見つけることは可能です。
目安として、職種ごとに必要な英語力をまとめましたので参考にしてください。
英語に自信のない方は、清掃やクリーニング、ファームなど、あまり会話を必要としない仕事を選ぶと良いでしょう。また日本の方が経営するレストランなどで働くのもおすすめです。
お客様との対応や、その場でのスピーディーなコミュニケーションが求められるアルバイトは、比較的高い英語力が必要です。
・ローカル飲食店のフロアスタッフ:TOEIC750点以上
・カフェのスタッフ:TOEIC650点以上
ここでは、英語力ゼロからワーキングホリデーに参加した体験談をお伝えします。
オーストラリアで仕事を探す場合、 一般的な探し方はインターネットを使います。私は現地で生活している中で気に入ったお店を見つけたのでレジュメを持って行き、オーナーに「ここで働きたい」という思いを直接伝えて採用が決まりました。
その店はインターネットには求人を出していなかったため、 とてもラッキーでした。条件の良い仕事を探す際には、みんながやっているような方法ではなく、ちょっと工夫したり、足を使ってみたりすることがおすすめです。
ワーキングホリデーや語学留学でやりがちな失敗が、日本人同士で固まってしまうことです。
私が渡航した当初、不安からどうしても日本人を見かけると一緒に話し込んでしまうことが多かったのですが、1カ月ほど経過した後、英語力がそれほど伸びていないことに気付きました。先生に相談したところ「あなたは日本の友人とばかり話しているからではないか」とのご指摘。
できるだけ日本人とは話さないようにライフスタイルを改善したところ、かなり学習のスピードが上がりました。英語力を伸ばすのであれば、可能な限り英語を話さなくてはいけない環境に身を置くべきだと学びました。
ワーキングホリデーに挑戦するのであれば、英語力を伸ばしてからの参加が断然おすすめです。基礎的な英語力をある程度付けておくだけで、
などのメリットがあります。
ここではワーキングホリデー中に英語力アップするコツや学習時間の目安についてお伝えします。ポイントを押さえておくだけで、効果的に英語力を上げることが可能です。
1つ目のポイントが、中学英語までは渡航前に自分で学習することです。
日常会話に使う英語は、基本的に中学英語までマスターしておくことで対応できます。教科書を持っているのであれば、それを使ってすぐに勉強を開始できるのでお金もかかりません。教科書を持っていない方でも、図書館に行けば英語の教材を借りることができます。
2つ目のポイントが、無料の英語学習ツールを使って学習することです。
最近は無料の英語学習ツールがいくつも出ていますので、わざわざお金をかけて英会話スクールに通わずとも、英語学習をすることができます。
おすすめの英語学習ツールは、
です。1つずつ見ていきましょう。
英語学習アプリは、単語や英会話フレーズなどをすきま時間を使って学ぶことができます。
【おすすめの英語学習アプリ】
・Duolingo:ゲーム感覚で楽しみながら「読む、聴く、話す」の語学習得ができる
・ABCTalking:5分もしくは10分の短時間の英会話が低料金で体験できる
・mikan:ゲーム感覚で英単語を学習できる
【英会話アプリ10選】おすすめ無料アプリで手軽に英語力アップ!
YouTubeでは、日常英会話やビジネス英会話など、シーン毎に分けた実践的な英会話を教えてくれるチャンネルがいくつもあります。
【おすすめの英会話YouTube】
・バイリンガール英会話:ちかさんの明るい人柄が見ていて元気になるチャンネル。英語について気になった点や日本人がよくつまづく点にスポットライトを当てて特集しており、実践的に英語が学べる
・レイニー先生の留学英語:女優や歌手として活躍している日本人女性、都倉怜奈さん(レイニー先生)のチャンネル。渡米した経験を活かし、留学にありがちなシチュエーションでの英会話を紹介している
・ミカエラ:福岡在住のカナダ人女性ミカエラさんのチャンネル。とても聞き取りやすい英語で日常や旅先での英会話について学べる
【レベル別に解説】英語学習におすすめなYouTube動画15選まとめ
洋画や海外ドラマは、勉強が苦手な方におすすめな教材です。観る際はただ普通に観るのではなく、英語字幕で観ることで英語学習を効果的にすることができます。
【おすすめの洋画や海外ドラマ】
・glee/グリー:廃部寸前の合唱部が、歌とダンスを競い合いながら全国大会を目指して奮闘する物語。使われている英語は日常的なものが多く、話すスピードも比較的ゆっくりで聞き取りやすい。
・フレンズ:同世代の男女6人の日常をコメディに仕上げたドラマ。多くの英語指導者やバイリンガルがおすすめしているコンテンツ。
・アリー my love:弁護士事務所に働く弁護士のアリーと同僚の仲間たちが繰り広げる依頼人とのさまざまなエピソードがたくさんのドラマ。法廷でのやりとりは陪審員にわかりやすく理解させるための言葉が選ばれているので、リスニングの勉強に最適
初心者から上級者まで!英語学習におすすめ海外ドラマ20選
3つ目のポイントが、初めの3カ月ほど語学学校に通うことです。
あらかじめ英語学習を進めてきた方でも、実際に英会話を話すとなるとなかなか難易度が高くなります。ワーキングホリデーに参加する方は語学学校に通う方が多く、個人的にも初めの3カ月ほどは語学学校に通うことをおすすめします。
語学学校では、自分1人での学習ではなかなか難しい「自分から積極的に話す姿勢」を身につけることができる点がポイントです。
ワーキングホリデーでおすすめの語学学校は、以下のページで渡航予定の国へ進むと見ることができるので、語学学校へ通うことを検討している方は参考にしてみてください。
ワーキングホリデーの基本情報と特徴
ワーキングホリデーは、制度上1カ国につき1年の制限がつくことがほとんどです。ワーキングホリデーを最大限に有効活用したいと考える方は、ワーキングホリデー前に英語力を高めるための語学留学をすることも良いでしょう。
語学留学では英語学習に集中して取り組む環境が整っているため、仕事と勉強を両立させるようなスタイルと比べて、効率良く語学を習得することができます。留学にあたっては専門のエージェントを利用すれば、より自分の目的に合った語学留学先を選ぶことが可能です。
参考ページ:短期留学の特徴とおすすめ学校一覧
今回はワーキングホリデーに必要な英語力についてお伝えしました。ワーキングホリデーに行く場合、一般的にはTOEIC600点程度の英語力が必要と言われています。現地で働く際は基本的に英語でコミュニケーションを取ることになるため、あらかじめ準備をしておくことが重要です。
事前に英語学習を進めるのであれば、語学学校のクラス分けで使われる以下の基準を参考にしてください。
・Advanced:上級レベル、TOEIC 850~990点
・Upper-intermediate:中上級レベル、TOEIC750~850点
・Intermediate:中級レベル、TOEIC650~750点
・Pre-intermediate:中下級レベル、TOEIC450~600点
・Elemntary:初級レベル、TOEIC200~450点
・Beginner:超初級レベル、TOEIC5~200点
仕事を探す場合は、 英語力に応じて仕事を選びましょう。
語学学習は事前に進めておくことで、
などのメリットが得られます。
さらにワーキングホリデーでの英語力アップを確実なものにするためにも、「英語力が伸びた人」と「英語力が伸びなかった人」の傾向も押さえておきましょう。
現地で英語を学ぶことも大事ですが、事前に日本で英語力を高めておけば、より楽しいワーキングホリデーにすることができます。今回お伝えした英語学習のポイントを押さえて、ワーキングホリデーが充実したものになることをお祈りしています!
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