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期間は1日、上映作品は1作品のみ 映画館のない熱海市で「怪獣映画祭」を実現させた人々

川口穣AERA
熱海怪獣映画祭は、飲み屋「一期庵」での夢語りから始まった。ママの関澤江美さん(右)と常連客の伊藤和典さん(撮影/川口穣)

熱海怪獣映画祭は、飲み屋「一期庵」での夢語りから始まった。ママの関澤江美さん(右)と常連客の伊藤和典さん(撮影/川口穣)

熱海怪獣映画祭の開催を伝えるチラシ。デザインも実行委員の手による(提供/熱海怪獣映画祭実行委員会)熱海怪獣映画祭公式HP https://atamikaiju9.webnode.jp/

熱海怪獣映画祭の開催を伝えるチラシ。デザインも実行委員の手による(提供/熱海怪獣映画祭実行委員会)
熱海怪獣映画祭公式HP https://atamikaiju9.webnode.jp/

 午後の第二部には全国からお客さんが訪れる予定だ。

「小規模だけど、私たち主催者と来場者、それにゲストがそれぞれつながれるような、血の通ったハートフルな映画祭にしたいです。自分たちが楽しくなかったら、絶対周りの人たちは楽しめないと思います。だから、自分たちが本当に楽しみながら準備しています」

 関澤さんはそう話す。この1年、つらいことの方が多かったという。

「それでも、こんなに本気で遊べるのは、大人の特権だと思います」

 いずれは日本中、世界中から怪獣好きが集まる一大イベントに、という思いもある。小さな小さな一歩かもしれない。それでも本気で楽しみながら作り上げた映画祭の、第1回目の幕が間もなく上がる。(編集部・川口穣)

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