船橋市は１７日、新型コロナウイルスに感染して入院中だった市内居住の８０代女性１人が１５日に死亡したと発表した。新型コロナによる急性呼吸器疾患が主な死因。発症当初は軽症。約１週間前から入院し、酸素投与を受けていた。持病があったという。

　市立船橋高校では二つの部活動に所属する生徒計２１人の感染が確認され、同市はクラスター（感染者集団）が発生したと判断した。全員軽症。このうち、文化系の部活が１４人、運動系の部活が７人。両部とも８月上旬から活動を休止した。

　同市が１７日に発表した新規感染者は、このクラスター関係を含めて１０歳未満から７０代までの１２５人。３０代１人が息苦しさを訴え、症状がやや重い。他は軽症１２３人、無症状１人。５０代以下が全体の９８％（１２３人）を占めた。

　同市の変異株独自検査は、対象になった２８人全員が陽性で、いずれも感染力が強いとされるデルタ株の可能性がある変異。