外来。血液腫瘍内科。
採血も泣かずにがんばった。
心電図検査や心エコーやレントゲンときたら、ひとり
で、にこやかに検査室へ入っていったという武勇伝。
おトイレも、ひとりで鍵かけてできたし。
(なんと大も。)
尿検査は、なぜか和式のトイレに入っちゃったもんだ
から、てんやわんやの大騒ぎだったんだけどねー。
6歳6ヶ月。
すっかり小学生らしくなったひかりちゃんです。
だから、血液腫瘍内科の扉が開いて、ひかりちゃんの
第2の母のような主治医が、いつもの明るい声で
「ひかりちゃーん!!お待たせしましたー!!」と呼
んでくださったとき、私の方がすがる思いで、すっ飛
んでいったのです。
先生、もう聞いて聞いて!!
学校の先生にね、すぐコンサータを飲ませなさいって
言われたんです。7歳までに飲ませ始めた方がいい、
すぐに診てくれる近所のクリニックを紹介するから
って。なんで、なんで、なんで飲ませなくちゃいけな
いのか、ぜんっぜん私わからない!!
もう、学校になんて行かせたくない!!
先生は「え?」と目を見開いて、ひかりちゃんを見つ
めます。「学校の先生がそんなこと?それはお母さん
ショックだったわよねえ……。」
主治医には、ひかりちゃんが通常級へ行くと決めた時
には絶句されたんだけど、そのあとも何かと気にかけ
ていただいています。
先生、ひかりちゃんをじっと観察しながら、
「今、ひかりちゃん座っているでしょう?座っていら
れないお子さんもいるんですよ。ちょっと目を離した
すきに、踏切や道路に飛び出してしまう子は、危ない
からやっぱりお薬飲んだ方がいいこともあるけど…」
「今はどこの児童精神科もいっぱいで、なかなか診て
くれないのよね。近所の知らない病院に行くより、
ここで診てもらいましょうよ。ひかりちゃんのこと、
よくわかるようにお手紙書いておきますから。」
先生。
ありがとう。
やっぱり相談するなら、信頼できるところに限る。
このこども医療センターは、私の中ではカンペキだ!
それで、11月に児童精神科で診てもらえることになり
ました。それまでにきっとまた、できることも増えて
成長してるんだろうな。楽しみ楽しみ。
今日のごほうびは、メープルワッフルとアイスティー
と、ルビーグレープフルーツのシャーベット。
気のせいかチョイスがお姉さんっぽいぞ。
(ちなみに、前回はトーマスのラムネとアンパンマンの
チョコレートでした。)
私は、勉強とか楽器の練習とか家のお手伝いとかには
ごほうびはしないけど、病院ではつい、あまあまに
なってしまいますね。よくがんばりました。
お疲れさま。