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  • 【つぶやき】私のモデル使用規約が厳しい件について

    2013-06-29 01:308

    私の使用規約は緩い方ではないので、日本語であれ英語であれ、規約に関する意見は
    多く見ます。
    私自身考えの幅が広い方ではないので、指摘していただくことで意見が変わり、新しい
    可能性に気づくこともあります。
    しかし、「ジャンルの発展のために」「モデルユーザーの表現の自由を守るために」
    モデラーに規約を緩めてほしいというのは、筋違いに感じます。

    私は趣味でMMDモデルを作り、趣味で配布しています。

    モデラーは、自分の作ったモデルを配布する義務を負うのでしょうか?
    モデラーは、ジャンルの発展のために尽力する義務を負うのでしょうか?
    モデラーは、ジャンルの発展やモデルユーザーを第一に考えて規約を設定する義務を
    負うのでしょうか?

    多くのモデルユーザーにとって幸運なことに、少なくないモデラーが自分のモデルを
    配布しています。
    しかし、だからと言って、モデラーは自分のモデルを絶対に配布しなくては
    いけないのでしょうか?
    また、モデラーはモデルユーザー以上に、キャラクター及びそのジャンルに惚れ込んで
    魂を捧げていることがままあるので、ジャンルの発展を願う場合も多いです。
    しかし、 ジャンルの発展のために、モデラーは何かを我慢しなくてはいけないの
    でしょうか?
    厳しい規約を設定しないモデラーもいます。
    しかし、全てのモデラーが厳しい使用規約をつけてはいけないことになるのでしょうか?

    私は、そうは思いません。

    これだけ多くのモデルが配布されているだけでも奇跡なのです。
    この状況を当たり前だと思うことは、モデルユーザーの驕りでしかありません。


    モデルユーザーの方には、使うモデルを選ぶ権利があるということを忘れていませんか?

    そのモデルを使うか否かは、モデルユーザーの自由です。
    規約に従いたくなければ、当然そのモデルを使わないという選択ができます。

    仮にもしそのキャラクターを元に作られたモデルがそのモデルしかなく、そのキャラを
    出すためにはそのモデルを使うしかない場合だとしても、モデラーがそのモデルを使う
    ことを強要するわけではありません。
    そのモデルを使うか否かの決定は、依然モデルユーザーの側に委ねられたままです。
    モデルを使用しないという選択をした結果、使いたいキャラクターを出せなくなると
    いうのは、モデルユーザーの勝手な事情です。
    そのキャラを作品に出すためにそのモデルの使用規約に従うか、もしくは
    使用規約に納得の出来ないモデルを使いたくないから、そのキャラを作品に出すのを
    諦めるかということを自分で選べばいいだけです。

    使うモデルを選ぶ権利を行使した結果として発生するのが、使用規約に従わなければ
    ならないという義務です。

    理由はどうあれ、そのモデル使うことを選んだのだから、そのモデルの使用規約に
    従うのが筋です。
    規約の妥当性は一切関係ありません。
    モデルは使用するが、使用規約は妥当でないから従わないという理屈は通りません。
    「悪法も法なり」ということです。
    悪法に従いたくなければ、アテネの外へ行けば、つまりそのモデルを使わなければ
    いいだけです。
    自分に都合のいい部分だけを享受するのは許されません。
    別に他のモデラーが配布しているモデルを使ってもいいですし、自分で1からモデルを
    作ってもいいのです。

    たまに誤解している人がいるのですが、別に私は、使用規約に従わなければならないと
    いう義務だけを一方的に押し付けているわけではないです。
    単純に「私のモデルを使う場合は」私の規約に従ってくださいと言っているだけです。


    私のモデルを使う場合、利用規約によって、私はモデルユーザーの表現の自由を
    限定します。

    そもそも規約は、秩序のために自由を狭めるものです。
    モデルの使用規約の場合、限定される自由はモデルユーザーの表現の自由です。
    では守るべくは何の秩序でしょう?
    MMD全体や特定ジャンルの秩序である必要はありません。
    もちろん、MMD全体や特定ジャンルの秩序が守られることにこしたことはありませんが、
    その秩序を守ることはモデラーの義務ではありません。

    規約を設定したモデラーの心の平穏が守られればよいのです。
    (ただ多くの場合、MMD全体や特定ジャンルの秩序が保たれた方がモデラーにとって
     安心できるというのは確かです。)

    私は、モデラーである私が心穏やかでいるために、モデルユーザーの方の表現の自由を
    狭めています。

    極論を言ってしまえば、私のモデルの使用規約はモデラーである私のわがままで
    できています。

    そもそも私がモデルを配布するのは、ジャンルの発展のためではありません。
    私のモデルを使った作品が見たいから配布しています。
    残念なことに現在、モデル配布は楽しいだけのものではなく、多くの問題が発生する
    非常に面倒かつ頭の痛いことです……(主に海のむこうを見やりながら)。
    しかし、私の作ったモデルを素晴らしい作品に使ってくださるモデルユーザーの方が
    いるかもしれないので配布しています。

    私にとってモデル配布は、ギブ・アンド・テイクです。
    モデルを配布することによって、DLしたうちの何人かは私のモデルで素晴らしい作品を
    作ってくれると信じているから、モデルを配布しています。
    ボランティアで好きに使っていいですよという意味で配布しているわけではありません。
    私に限って言えば、モデルを配布するのは好意によるものではなく、打算によるものです。

    結局私は自分が見たい作品が見られればいいので、自分の見たくないものは禁止します。
    使用規約をどのように規定するかは、モデラーの自由です。
    ちょっと嫌だなの範囲でも禁止することはできますし、かなり嫌なことでも自分が
    見なかったことにするからいいやと許可することもできます。

    ジャンルの発展を願う義務もないので、例えば「MMDでは使っていいけれど、
    他のソフト(MMM等)では使わないでほしい」と言うこともできます。
    この場合色々な理由が考えられますが、物理演算の設定にかなり神経を使っている
    モデラーの中には、MMDで最高の演算をするように設定したのに、他のソフトだと
    結果が違ってしまい、ぐぬぬぬとなる人もいるかもしれません。
    他の人から見たら何でもない違いでも、そのモデラーにとっては譲れないこだわりの
    ポイントを他の人がとやかく言うべきではないでしょう。


    私の規約が厳しいのは、たまたま私の心が狭かったということです。
    何ヶ月もかけてようやく創りあげたモデルが、自分の見たくない作品に使われると
    いうことに、私が耐えられなかっただけです。
    それが私のわがままです。


    もちろんモデラー自身の好み以外の理由で、使用規約を厳しくせざるをえない場合も
    あります。
    配布されているモデルが使われた作品で何か問題が起こったとき、何故かそのモデルを
    配布したモデラーまで槍玉に上げられるという光景も何度も見ています。
    モデルユーザーの自由に任せた結果、思ってもみなかった悲惨な使われ方をして本気で
    泣きそうになるということもあります。
    その後、使用規約や配布方法でモデラーが自衛するのは、しょうがないでしょう?



    また、原作のあるモデルについて、原作でこのような表現がされているのだから、
    原作程度の表現は使用規約で許すべきという主張は多いです。
    しかし、このような主張に従う義務はないと私は考えます。
    原作通りの描写が許されてしかるべきというのは、傲慢な考えです。
    原作通りの描写が許されるのが当たり前だというのは、驕りでしかありません。

    モデラーが原作を好きである場合は多いですが、原作の描写の全てが好きだとは
    限りません。
    例えば、あるキャラクターが原作において残虐な殺され方をしたとします。
    そのキャラを元にモデルを作ったモデラーがそのキャラを愛していて、
    原作の殺害シーンがトラウマになっている場合もありますよね。
    そのモデラーに対して、モデルは原作通りに殺されてもいいようにするべきだ、
    と主張することになんの意味があるでしょうか?

    そのように分かりやすい大きなことでなくとも、エロ・グロ・恋愛ネタ・ギャグ等を
    問わず、これは自分にはダメだというものは人それぞれにあります。
    原作では好きなネタで、二次創作イラストでも全然気にしない、むしろドンと来いと
    いうネタでも、MMDで表現した結果不思議とリアルになりすぎて気持ち悪いという
    表現もあります(残念ながら私にとっていくつかの恋愛表現がこれに当たります)。


    モデラーは、自分の作ったモデルを配布する義務を負わないと思います。
    モデラーは、ジャンル発展のために尽力する義務を負わないと思います。
    モデラーは、ジャンルやユーザーを第一に考えて規約を設定する義務を負わないと
    思います。

    使用規約をどのように規定するかは、モデラーの自由です。
    そのモデルを使うか否かを選ぶのは、モデルユーザーの自由です。
    使用規約の設定されたモデルを使う以上、モデルユーザーに無制限な表現の自由は
    ありません。
    自由が欲しければ、自分でモデルを作ればいいのです。

    モデルを配布してやっているから、感謝して崇め奉れと言う気はありません。
    モデルユーザーの方の素晴らしい作品に背中を押されて、他のモデルの制作が
    進むこともままあります。

    モデラーに対して、もしくは万一でもモデラーが見ているかもしれない場所で
    「あのモデルの使用規約は、もっとこうした方がいいよ」という場合、
    現状の奇跡のような当たり前の上にあぐらをかいていないか、
    少し考えてみてほしいな、と思ったので長々と書いてしまいました。
    お読みいただきありがとうございます。



    個人的には「私がこんな素晴らしい動画を作ってみせるから、規約を緩めてよ!」の方が
    断然面白いです。
    つまり、緩めて欲しい規約がある場合、その規約の変更が、そのモデラーにとって
    何の得なのかということを言った方がいいと思います。
    禁止している場合でも、禁止した理由や状況次第ですが、単に好みで禁止している場合、
    あなたの人柄やプレゼン次第で、もしかしたら何とかなるかもしれませんよw

    くぅ   .

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  • 【モデル】ハンガリーver.1.03

    2013-06-27 00:477




    Axis Powersヘタリアのキャラクターであるハンガリーをモデルにした、
    MikuMikuDance用のPMXモデルデータです。
    Ver.1.02より、継承衣装バージョンを同梱しています。

    もともとヘタリア本編で女性として擬人化されている国キャラクターなので、
    いわゆる「にょたりあ」のキャラクターではありません。
    (「にょたりあ」ではハンガリーはハンガリー君(通称:ガリ男)になります)
    にょたりあについて、詳しくはにょたりあの大百科をご覧ください。

    配布動画


    利用規約

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
       READ ME
    モデルデータ取扱説明書
    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    ※日本語の説明は英語の説明のあとにあります。

    ====English====

    If you do not have full command of Japanese, please follow the
    ENGLISH
    rules (not Japanese rules)!
    ※Do not use Google translator or something like it in order to read
    Japanese rules! ※
    ※This readme has very complicated sentences and Google translator
     make you misunderstand the rules!! ※
    Do not translate Japanese readme to other language.
    Mistranslation makes MANY problems.

    ★RULES★

    This readme is only applicable to the model data that you downloaded
    at the same time.
    When you download a newer version, you must read carefully the readme
    distributed with that newer version.

    Only for noncommercial use, in respect for the right of all concerned
    and within the common courtesy, you may use the data for your
    creations, but


    ・NEVER USE the model data to videos with scenes of violence, sexual
     material or slander (such as R-rated)!
    ・NEVER MODIFY the model data! This model data is not editable!!
    ・NEVER REDISTRIBUTE the model data (adapted/original)!
      You cannot give this data to other person even if the receiver is
      your best friend!!
    ・NEVER TRADE nor SELL this model!
    ・NEVER SELL the model's picture/movie!

    【!!IMPORTANT!!】
    ・Don't use this model data in ROMANTIC content.
      (Neither femaleXfemale coupling, maleXmale coupling nor maleXfemale
    coupling!)
    ・NO PANTY-SHOT!
    ・NO 3D-printing!

    JUST IMAGINE all creators behind the data you downloaded, and let's
    enjoy OUR happy creative life.


    This model data is made by Q&Mii. (くぅ&みぃ: 継承戦争の人)

     

    ====日本語====

    ※readmeの誤訳によるトラブルを防ぐため、日本語版readmeの翻訳を禁止します。※

    このデータは、Axis Powersヘタリアのキャラクターであるハンガリーを
    モデルにした、MikuMikuDance用のPMXモデルデータです。
    もともとヘタリア本編で女性として擬人化されている国キャラクターなので、
    いわゆる「にょたりあ」のキャラクターではありません。
    (「にょたりあ」ではハンガリーはハンガリー君(通称:ガリ男)に
     なります)

    にょたりあについて、詳しくは「APヘタリア★にょたりあリンク」という
    名前のニコニコ大百科の記事をお読み下さい。

    ただし、色々と作者の好みが入っていますので原作に忠実ではありません。
    気に入らない方は使わないでください。

    このデータは、予告なくバージョンアップ、配布停止する場合があります。
    MikuMikuDanceを使って動かすことができますが、このデータを使用したこと
    で何らかの問題が生じても、当方で責任は負いかねます。

    以下の諸注意を読んだ上で、ご使用ください。
    (※この規約は事前告知なしに変更される場合があります)

    ◆禁止事項
    ・キャラクターの原作者様その他の権利者に迷惑をかける行為は厳禁。
    ・商用利用・政治的利用および、いわゆるR-18作品(エロ・グロ)への使
     用は全面的に禁止。
      →モデルデータ自体の売買厳禁。
      →このモデルを使った静止画/動画の販売/有料頒布厳禁。
    ・キャラクター及び実在する国家等を貶める目的での使用厳禁。
    故意にスカートの中を覗き込むカメラ付け禁止
    ・極端に下品な作品への使用厳禁。
    物理演算に全く配慮しない動画への使用禁止。 ←重要。
      →ただし、講座動画で「こんなことをしてはいけないよ」として物理演算
       が破綻した状態を見せることまでは禁止しない。
    ・モデルデータの再配布禁止。
      →モデルデータのトレードは再配布にあたるので禁止。
    ・モデルの作者を騙る、もしくは作者を誤解させるような使用の禁止。

    【重要】
    3Dプリンタでこのモデルを元にしたフィギュアを作成することは禁止
     (このモデルデータそのままでは、そもそもフィギュアとして立体印刷する
      ことができません。フィギュアとして印刷できるデータに加工することも
      禁止します)

    ◆改造について
    需要があるかどうかは分かりませんが、改造については下記の通りとします。
    良識の範囲内という日本語を理解できる方は、「自分の作品に使う限りで」 
    以下の改造のみ可。
     ○ヘタリアのハンガリーのキャラクターである範囲内の改造。
      (↑着せ替えなど)
     ○他の「女性」キャラクターにこのモデルの衣装部分を使って着せ替えを
      する改造。
      (↑男性モデル/クリーチャーに衣装を着せるためにこのモデルを
       使うことは禁止。女性モデルであればヘタリアジャンル以外のモデルに
       このモデルの衣装を着せることも可)
     ○頭の形に合わせて要調整ですが、三角巾のみ、男性モデル/クリーチャー
      への流用も可能です。
    ただし、
     ×頭部もしくは髪のパーツを他キャラクターの作成/改造に使うこと。
       ※上述の通り三角巾のみは可。
     ×露出が過度に多い衣装への着せ替え。
     ×改造モデルの配布。
       (ただし、合作などの場合に特定の個人間で改造データを共有する
        ことは可)


    ◆物理演算について
    随所に物理演算が仕込んであるモデルです。
    配布にあたり、ある程度大雑把に扱っても破綻しないように精一杯調整したの
    ですが、それでも扱い方によっては破綻します。
    少しだけ破綻しているのをそのまま動画にしたというだけでは目くじらを立て
    たりしませんが、足がスカートからずっと突き抜けていたり、絡まってぐちゃ
    ぐちゃになったりしているままで動画を上げないでください。

     ※物理演算のよくある失敗と解決策についてはこちらのブロマガ記事を
      ご覧下さい。(→ar410658



    ◆表情モーフについて
    色々な表情モーフをつけてみました。特殊なモーフだけ説明します。

    「--------」:pmxの表情0番問題を回避するためのダミーモーフです。
           MMDでは非表示なので気にしないでください。

    「コッチミンナ」:目の錯覚を利用して常にカメラ目線になります。
          このモーフを使うときには、両目・左目・右目のボーンのモーシ
          ョンを全削除してください。目が白目に埋まります。
          「瞳小」「瞳細」とは併用しないほうがいいと思います。
    「はぅ」:目が「∋∈」のような形になります。
         必ず「0(完全に使用しない)」もしくは「1(完全に適用する)」の
         どちらかで使ってください。途中はあんまり綺麗じゃないです。
    「なごみ」:目が線になります。
         必ず「0(完全に使用しない)」もしくは「1(完全に適用する)」の
         どちらかで使ってください。途中はあんまり綺麗じゃないです。
    「光OFF」:瞳のハイライトを消します。
    「しいたけ」:目がきらきらとした感じに(?)なります。
           「コッチミンナ」「瞳小」「瞳大」「瞳細」と併用することも可能な
           ように調整してあります。AutoLuminousでは光りません。
    「キラーン」:目が光ったような感じになります。「青ざめ」&「暗い顔」と
           併用するとさらに効果的です。AutoLuminousで光ります。

    「歯しまう」:歯を見えないようにします。
    「舌しまう」:舌を見えないようにします。
    「-口の中白」:MMDでは非表示です。グループモーフのためのモーフです
    「口の中白」:口の中の色を白色にすると同時に、歯と舌を見えないように
           します。「歯しまう」「舌しまう」と併用しても一応問題ない
           はずですが、併用しないほうが安全です。

    「右袖」「左袖」「両袖」:袖が短くなります。手首を曲げたときに手が袖に
                 埋まってしまうのを避けるのに使ってください。
                 ぜひ使ってください。
    「顔線1」「顔線2」「顔線3」:各種顔線が出ます。
    「顔線1上」:顔線1を少し上に上げます。顔線1を表示していないと効果が
           見えません。
    「ハート」「星」:それぞれハートマークと星マークが出ます。


    ◆その他の注意事項
    ・「QM式」と書いて「くぅみぃ式」と読んでください。モデル名のところに
     あまり長い文字数で書くと使い勝手が悪いので;
    ・基本的に最新版のMikuMikuDanceを使ってください。
     ※「Ver.739」より前のMikuMikuDanceはpmxモデルに対応していません。
    ・MikuMikuEffectも、基本的に最新のバージョンを使ってください。
    ・pmxでしかサポートされていない設定を使っているので、pmd形式に変更
     することはできません。
    かなり面・頂点数の多いモデルです。パソコンによってはこのモデルを読み
     込むだけでMikuMikuDanceが固まったり強制終了されたりすることが起こり
     えます。読み込む前に一度データを保存することを強く推奨します。
    ・見たとおり物理演算の多い、重いモデルです。パソコンスペックと相談し
     ながら騙し騙し使って下さい。
    ・他のモデルで作成したモーションをそのまま読み込んだだけでは意図した
     動きと異なる動きをします。
      →モデルに合わせて、(腕が体に埋まらないように、目が動き過ぎないよ
       うに、肩が破綻しないように、腕がねじ切れて見えないように、歩幅が
       大きすぎないように……e.t.c.)モーションを修正してくださると非常
       にありがたいです。
    ・ペチコート・三角巾と表情の一部に透過テクスチャを使用しているモデル
     ですので、
    描画順はステージよりあとに設定してください。
     (描画順ナニそれ?という方は
       → http://ch.nicovideo.jp/q_ku/blomaga/ar234462の記事を参考に
      してください)


    ◆Special Thanks

    T0R0様のブロマガを参考に継承衣装モデルに襟IKを導入しています。


    英語版と内容が食い違っていますが、これは、万が一トラブルが起こった際、
    データ製作者が英語では対応することが困難であることに由来しています。
    あしからずご了承ください。

    ではでは。
    このデータが素敵な作品作りの一助となれますように。

    2015.5.11
     データ製作:くぅ&みぃ(継承戦争の人)


    更新履歴

    2013.5.24
       Ver.0.40をDM限定配布

    2013.6.27
       Ver.1.00の正式配布開始

    2013.6.28
       使用規約の恋愛表現についての項目を加筆修正

    2013.9.17
       Ver.1.01の配布開始
       【変更点】モデル情報欄の誤記修正

    2014.1.6
       Ver.1.02の配布を開始
       【変更点】
       ・継承衣装を同梱開始。
       ・黒線対策のためにテクスチャ改良。
       ・スカートの物理演算を見直し。
       ・規約変更(3D出力についてなどを明記)

    2014.1.15
       ・規約に三角巾について追記

    2015.5.11
       Ver.1.03の配布を開始
       【変更点】
       ・改造についての規約変更
       ・継承衣装モデルの上着のウエイト修正・上半身2ボーンの位置調整
       ・継承衣装モデルに襟IK導入
       ・通常エプロンモデルに変更点はなし
        (モデルのバージョン番号のみ継承衣装モデルに揃えて変更)

    配布について

    http://bowlroll.net/up/dl20622
    パスは配布動画の説明文に書いてありますのでよく探して下さい




  • 【Tips】モデルやアクセサリの描画順について

    2013-05-19 21:176

    くぅ&みぃの配布物一覧に戻る


    昨夜のモデリング生放送で、半透明アクセサリの作り方に関連して軽く触れていた
    描画順について、大事なことなのでまとめておきますね。

    描画順の基本

    MMDの画面で見えている画像は、例えばカラープリンタで紙に印刷するときのように、
    全体を一度に書き出しているわけではありません。 背景画像を描いて、その上に
    モデルやアクセサリを順番に描いて重ねているのです。

    ×→    ○→
    ※黒が何もない状態、白が背景、家と人がいる図です。

    順番に描くので、「どの順番で描くか」が非常に重要になってきます。
    自分でイラストを描くときのことを考えてもらうと分かると思いますが、背景か人物か、
    どちらから描くのが簡単ですか?(レイヤー機能は使わない方向で)
    おそらく背景で完全に塗りつぶしてから、人物を上書きするほうが簡単でしょう。
    人物をきっちりみっちり描き込んでから、そのすぐ脇まで後で背景を描き込むのは
    難しいと思います。

    MMDにとっても、同じです。
    始めたばかりだと多くの方が描画順まで気にしていないのですが、気にした方が
    画面が綺麗になります。
    背景をあとで描くようにすると、先に描いたものを上書きしてしまわないように、
    ほんの少しですが隙間を空けて背景を描くようです。
    こんな感じに。→ ※黒いところは、実際は透明になります。

    【実例】
    モデルの後に背景を描画する設定で書き出した静止画の拡大図

    (モデルはCOLION様のイギリスモデル、背景は、うすた様作のブワル図書館)
     ※静止画の後ろに白をおいた画像と、緑をおいた画像を順に表示しています。

    普通は隙間はほんのわずかなので、動画ではおそらく気にしなくても大丈夫なのですが、
    このように目立つ場合や静止画を作る場合だと気をつけたほうがいいと思います。

    描画順のいじりかた

    MMDの上部のタブから、「背景」→「アクセサリ編集」を選ぶ。

    そこでアクセサリの順番を入れ替えると、上から順に描画されます。
    そこに、モデルの描画順が割り込みます。

    この例では、
    アクセサリ1→モデル(全部)→アクセサリ2→アクセサリ3→アクセサリ4
    の順番で描画されます。
    ※アクセサリ1→モデル1→アクセサリ2→モデル2のように、モデルごとに
     アクセサリとの描画順を設定することはできません。

    モデルどうしでの描画順は、「背景」→「モデル描画順」を選ぶと変えることができます。

    透過材質と描画順

    描画順の知識が威力を発揮するのは、透過度のあるものを使うときです。
    (全てMMD標準付属モデル)
    これは、あえて描画順を、ミクさん→ライト→ネギの順番に設定してあります。
    ミクさんは正しくライトを受けていますが、ネギはライトの部分だけ消えてしまっています。
    何故でしょうか?
    ライトは透過度をもったアクセサリです。
    ミクさんを描いたあと、透明なライトを描くと、ミクさんの上からきれいに上書き
    されます。
    しかし、ライトを書いた後にネギを書こうと思うと、ネギをライトの部分に完全に
    上書きしてしまえば、ライトがなくなってしまいますね。
    MMDさんは考えます。
    家の周りに背景を描いたときのように、ライトの周りだけネギを描こう!と。
    そのため、「ライトに重なっている部分」はネギを描かないことにしてしまうのです。
    こうして出来上がるのが、上の画像です。
    ライトが「ネギなんか消えてしまえビーム」になってしまうのです。

    自分で絵を描くときなら当然、透過度のあるレイヤーは、他のレイヤーより上にして、
    描画順を後にするでしょう?
    同じように、MMDで透過のあるものを描画させるときにも、他のものより後に
    描画させるべきなのです。
    ミクさん→ネギ→ライトの順番か、ネギ→ミクさん→ライトの順番ですね。
    ネギとミクさんが両方描いてあるところに半透明なライトを描けば、このとおり。

    動画を作る際、意外とこれに気付かずに「お前なんか消えてしまえビーム」を
    発射してしまっていることがあるので気をつけましょう。

    【例】
    ・ステージ→スカイドームの順番で描画してしまう。
     
    (ステージはゆづき様の旧阪急梅田駅風ステージ、スカイドームはガンダーラP様)
      このステージは窓が透過テクスチャになっています。
      そのため、背景の白が見えてしまっておかしいですね。
      これをスカイドーム→ステージの順に描画しなおすと、
     
      こうなります。こっちのほうが明らかに綺麗ですね。
      他にも、窓の部分が透過テクスチャになっているステージは多いです。
      (フレスベルク公のリベルニア公国など)
      空のほうがステージより奥にあるのですから、空から先に描画させましょう。

    ・透過テクスチャのあるモデル→ステージの順番で描画してしまう。
     
    (ステージはMMD標準付属モデル、モデルは拙作のマリア・テレジアモデル、背景黒化適用)
      基本的には上の例と同じですね。
      レースなどの部分は、拙作のモデルに限らず、レースの通りの形にポリゴンが
      作ってあるのではなく、レース以外が透明になっているテクスチャを適用してある
      という場合が多いです。
      この透明テクスチャの部分はMMDさんにとって「モデルに上書きしたくないんだけど、
      どこまで背景を描いていいの?」というのが非常に分かりにくい部分です。
      (ポリゴンとしてのモデルの形=見えているモデルの形ではないので。)
      したがって、モデルを先に描画すると、あとからステージを描画した際に、
      モデルとの間にはっきりとした隙間ができてしまいます。
      奥にあるステージを先に描画させると
     
      こうなります。だいぶ違いますね。
      透過テクスチャを使っているモデルはreadmeに注意書きがあることが多いですが、
      ない場合もあるので、細かいレースのあるモデルでは、透過テクスチャが
      あるんじゃないかと疑ってかかってください。
      レース以外では、髪の毛に透過テクスチャを使っている場合が多いです。
      毛先にいくにしたがって少しだけ透明にすることで、毛先の印象を軽くするためですね。   
      もし、モデルの髪の毛先あたりでなんだかおかしいな、と思ったら、
      透過テクスチャが使ってある可能性があるので描画順を変えてみてください。
      背景を黒にした場合のほか、一部のMMEを使用した場合に背景が黒になる場合が
      あるので、この現象が目立ちます。
      基本的にはステージ→モデルの順で描画させれば間違いはないです。
      (※窓ガラス越しにモデルを見る等の場合を除く。)

    モデルの中での描画順

    これまでの話はMMDに複数のモデルやアクセサリを読み込んだ場合の話でしたが、
    1つのモデルの中でも、実は描画順が見た目に大きく関係します。
    1つのモデルの中では材質ごとに、材質順に描画されます。
    ですから、モデルの中で透過テクスチャを使った材質があるのなら、それをなるべく
    材質順の後ろのほうにもってくるようにしましょう。

    透過と描画順を利用した応用

    透過材質を先に描画してしまうと、透けて見えるはずのものが見えなくなることは、
    ここまでに説明したとおりです。
    この「お前なんか消えてしまえ」現象は、基本的には困った現象なのですが、
    これを逆に意図的に利用すると面白いことができます。

    これは、ミクさんの手前に星型のアクセサリを置いた図です。
    描画順を、ステージ→星→ミクさんにしました。
    この星のTr(不透過度)の値を0.01にすると……

    こうなります!
    こんな風に、透明に極めて近いけれど実は透明ではないものを先に描画することで、
    好きな形にモデルを消すことができるのです。
    レイヤーマスクみたいな感じですね。
    たとえば、ドア→透明に近い板→引っかき傷風のアクセサリの順に描画することに
    しておいて、透明に近い板を動かせば、引っかき傷が段々あらわれる、なんてことが
    できてしまいます。

    モデルでこれを上手く利用している例としてはula式ルカさんのスカートがあります。
    どうしてもスカートから少しだけ足がはみ出てしまうのを、
    スカート→透明に近いマスク→足の順で材質を描画することで隠しています。
    すばらしい発想ですね!

    描画順についてのまとめ

    ・奥にあるもの→→手前にあるもの、という順で描画する
    ・特に、透過を含んでいるものはなるべく手前に描画する
    ・逆手に取ればマスクになる


    この情報が、皆様の素敵なMMDライフの一助となりましたら幸いです。

    みぃ  .

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