平成7(1995)年3月20日,朝の通勤時間帯,東京・霞ケ関駅を通過する3つの地下鉄路線を走る5つの車両に,猛毒の化学兵器・サリンを散布しました。
その結果,死者13人・負傷者5,800人以上(※)という甚大な被害をもたらしました。なお,令和2年3月には更に1人が亡くなられました。
※ オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律に基づく給付金支給に当たり,平成22年3月までに認定された数
地下鉄サリン事件から26年
2021年3月24日 更新
平成6(1994)年6月27日,長野県松本市内の住宅街でサリンを散布し,死者8人・負傷者約140人(※)の甚大な被害をもたらしました。
※ オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律に基づく給付金支給に当たり,平成22年3月までに認定された数
上記の凶悪事件を引き起こした団体は,名称を変えたり,複数の団体に分かれたりしつつも,依然として麻原がその活動に絶対的影響力を有するなど,現在も危険な要素を堅持したまま全国各地で活動しています。
中でも,「Aleph(アレフ)」という名称を用いる団体は,全国的に勧誘活動を展開しており,近年,若い世代を中心に,年間100人前後が新たに入会しています。なお,令和2年においては,新型コロナウイルス感染症の感染拡大下にあっても,SNSやビデオ通信システムなど非対面の方法を積極的に採用するなどして,活発な勧誘活動を継続しています。
その一方で,地下鉄サリン事件から26年となる今もなお,事件による後遺症に苦しんでおられる被害者や心を揺さぶられる日々を過ごしておられる御遺族の方々がいらっしゃいます。
公安調査庁では,団体が引き起こした凶悪事件や団体の現状等について,一人でも多くの方に知っていただきたく,啓発動画「あのテロ事件から四半世紀~今も変わらないオウム真理教~」を製作しました。動画で分かりやすく説明していますので,ぜひ御覧下さい。
<公安調査庁公式チャンネル「PSIAchannel」 (本編,約3分)>
https://www.youtube.com/watch?v=Ca8RzBDB4dA
<公安調査庁公式Twitter(30秒版)>
https://twitter.com/MOJ_PSIA/status/1207967546336432128