まあこです。

加藤さとし氏が公開する
「Amazonスモール物販」
の問題点を指摘していきます。

ビジネスモデルは、
中国輸入Amazon転売」です。

<目次>
①「
Amazonスモール物販」とは何か?
②「Amazonスモール物販
」の問題点
③公開された実績の問題点
④利益率25%~40%が困難である理由
⑤参加前に確認すべきこと


①「Amazonスモール物販」とは何か?
「Amazonスモール物販」は、
1日30分の作業で月100万円を目指せる
と謳う中国輸入転売のノウハウ提供案件です。

中国最大級の卸サイトである
「アリババ」から仕入れた商品を輸入して、
日本のAmazonで販売します。

自分で直接仕入れをせず、
中国輸入の代行業者に、
オリジナル製品の生産を依頼します。

オリジナル製品(OEM)とは、
中国の既製品にロゴを付けたり、
色を変えるなどして既存の製品に少し手を加えたものです。

●月商100万円前後の商品カテゴリーなら、
プロの販売者は採算が取れないので参入しない。

●Amazonで月商100万円(利益20万円~)
規模の市場はガラ空き市場。

●商品1個300円位から仕入れ可能。

●利益20万円を生み出す商品を
1~2個販売するだけならチャンスだらけ。

このように宣伝されています。

ビジネスが成功しているかどうかを
知るためには『月商』ではなく、
「利益」がいくらであるかを確認する必要があります。

「月商100万円」と謳っていますが、
月の売上が100万円という意味です。

仮に月商100万円でも、
「仕入れ代」「その他の諸経費」が
150万円なら、利益は50万円の赤字です。

オリジナル商品のリピート販売の場合、
毎月安定した「利益」が続いているかを
確認する必要があります。

②「Amazonスモール物販」の問題点
中国輸入転売でいうところの
「OEM」とは既製品にタグやロゴを入れて
自分だけのオリジナル商品を生産することです。

同じものを売っている
競合(ライバル)がいないため、

・独占販売ができる。
・値下げ競争にならない。
・利益率が高い。

といった特徴が、
アピールされることが多いです。

しかし、実は競合商品はあります。

全く同じ商品は無くても、
類似商品が競合品になる事が多いです。

自分の商品よりも、
類似商品が安い場合に、
類似商品との価格競争になります。

小ロットで簡単に作ってもらえるので、
ライバルが自分の類似商品を作ることも可能です。

仮にライバルが類似商品を出品したら、
自分の商品は独占販売とは言えなくなります。

1から型を作って在庫を大量に作った場合、
類似商品ではないので独占販売にはなります。

しかし、仮に、
完全オリジナル商品で、
「競合がいない」としても、
「売れる」かどうかは別の問題です。

オリジナル商品を作っても
売れなければ大量の不良在庫となり
赤字になります。

③公開された実績の問題点
無料動画講座では、
売れ筋商品の一例が紹介されました。

●テント用ハンマー
価格1,599円
11/11~12/10の販売個数 482個
売上合計 770,718円

●シューキーパー
価格 2,599円
11/24~12/23の販売個数 366個
売上合計 951,234円

●スマホ防水ケース 1,280円
11/24~12/23の販売個数 778個
売上合計 995,840円

●ベビースリング
価格 2,480円
10/1~10/31の販売個数 684個
売上合計 1,696,320円

●バイクカバー 
価格 3,990円
11/18~12/17 販売個数 613個
売上額 2,445,870円

これらの商品の利益率は、
配送料、販売手数料を差し引き後、
25~40%だと言っています。

つまり、
100万円の売上だったとすると
25万円~40万円の利益が手元に残る
計算になると謳っているのですが、
利益に至るまでのお金の動きは、
一切示されていません。

したがって上記商品売上事例のみでは、
実績が十分あるとは判断できません。

優れたノウハウであることを確認するには、
単発で得られた利益や、
数ヵ月程度の短期間の利益実績では無く、
毎月ずっと利益が出ているかを確認する必要があります。

1年以上ずっと利益が続いている実績
があるかどうか長期的なお金の動きを見て、
プロジェクトの価値を見極めることが大切です。

④利益率25%~40%が困難である理由
「Amazonスモール物販」の
利益率は25%~40%と謳っています。

しかしながら、
利益率は言葉で語られているだけで、
売上と費用が確認できるお金の動きは
十分に示されていません。

そのため経費を何%に抑えられるかを
もっと詳しく確認する必要があります。

AmazonのFBAを利用する場合、
売上に対して次の経費が必ずかかります。

●販売手数料8%~15%
(商品が売れて初めて発生する手数料)

●大口出品の月間登録料(4,900円/月)
または小口出品の基本成約料(100円/商品1個)

●FBAの配送代行手数料
(売れた商品の出荷・梱包・配送に対して課金される手数料)

●FBA在庫保管手数料
(FBA倉庫にて商品を保管・管理するためにかかる手数料)

仮に、
「Amazonの諸経費」として10%を見込むとします。

さらに、
「代行業者に支払う手数料」は
売上の何%に相当するのか確認する必要があります。

仮に、
「輸入代行手数料」が10%として、
「Amazonの諸経費10%」
と合わせると10%+10%=20%

20%の諸経費を見込んでおく必要があります。

利益率25%をのせて商品を販売する場合、

諸経費20%+利益率25%=価格差45%

価格差45%で商品を仕入れる必要があります。

つまり25%の利益を得たいなら、
最低でも45%の差益を見込める
商品リサーチが必要になります。

しかし、価格差45%の商品は、
リサーチしても、ほとんど見つかりません。

10%程度の差益の商品は見つかりやすいですが、
差益が20%を超える商品は、ほぼ見つけられません。

インターネット物販では
差益を取れる商品を仕入れるだけでは、
利益を出し続けることはできません。

●人気商品であること。
●最安値で出品されていること。
●利益を取れる仕入れ条件を満たしていること。

この3つの条件を全て満たす必要があります。

この3つの条件を満たしていなければ、
不定期に、たまに売れるだけです。

3つの条件を満たした上で、
仕入れ条件でライバルに勝つためには、

①ライバルよりも大量仕入れをして仕入単価でライバルに勝つ。

②長時間のリサーチで「掘り出し物」を探す。

③独自のノウハウを開発する。

④不定期の単発利益で転売を続けていく。

上記のどれかを実践する必要があります。

①の大量仕入れは、そもそも、
プロ参入者が行なう領域であって、
資金を用意できない人は続けられません。

⑤参加する前に必ず確認すべきこと
参加を検討する人は以下の確認が必要です。

1)参加した初心者の毎月の利益金額
たくさんの初心者の人が、
毎月次々と利益を出しているかどうかを
確認できる実績が示される必要があります。

今までに参加した初心者が、毎月継続して
安定した利益を得ていることを確認します。

2)参加した初心者が毎月の利益を得るまでのお金の流れ
参加した初心者が毎月利益を得るまで、
どのようなお金の増減があって、
最終的に利益をいくら得たのか確認します。

具体的には、

・どんな商品を、いつ何個仕入れたか?

・どんな商品が、いつ何個売れたのか?

・代行手数料、FBA手数料などの諸経費

・毎月売れ残った商品と数量と金額

・毎月の利益金額(何か月利益が続いているか)

3)参加者の人数と利益を得た初心者の人数
参加した人数のうち、
何人の初心者が利益を得られたかを確認します。

これらの利益実績を確認することが重要です。

4)まとめ
参加費や月額費用と
参加者が見込める毎月の利益とを比べて、
参加する価値を判断することが大切です。

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