-
【MMD講座】PMMのファイルパスを書き替える【ReplacePathPMM】
ハードディスクを整理してるとPMMが読み込めなくなっていることがあります。
MMDに読み込んでいるデータのファイルパスは以下の条件で切り替わります。
・「UserFile」フォルダ内に入ってるデータは相対パス
・「UserFile」フォルダ外に入ってるデータは絶対パス
データをちゃんと管理していて「UserFile」内に必ず入れるようにするか、
「UserFile」外のデータフォルダを絶対動かさないようにすればいいんですが、
私のようないい加減な人間にとって世の中そんなに甘くありません。
例えば放っておくとすぐこうなります・・・
画像はemmをメモ帳で開いたもの、モデルのファイルパスはemmで確認できます。
(ただしダミーボーンや音楽WAVEファイルなどのパスは表示されません)
というわけでこのファイルパスを整理して書き替えてみたいと思います。
emmはメモ帳で書き替えられますが、pmmは無理。今回使うのはReplacePathPMMという神ツールです。
このツールはわりとそのまま上書きしてくれるので、
(ただしPCにExcelが入ってないと使えません)
早速このツールを使っていきますが、まず1つ注意。
読み込む前に必ずpmmとemmをコピペしてバックアップを取っておきましょう。
間違って書き替えてしまうと2度とファイルを復元できなくなる可能性があります。
私は読み込むファイルをこのツールのフォルダにコピペして使っています。
pmmをツールに読み込むとこんな感じになります。
pmmと同じフォルダにあるemmも自動的に読み込んでくれます。
「重複ファイルを隠す」ボタンを押せばクレジットの確認なんかにも使えます。
(.wavやダミーボーン、シェーダーなども全部一覧にしてくれる)
表左の「読込」が元のpmmデータのパス、表右の「書換」が書き換え後のパスです。
それぞれが「フォルダ」と「ファイル」に分かれているので、
表右の「フォルダ」の情報を書き替えれば自分の好きなフォルダが指定できます。
デフォルトだと「C」ドライブに作った「UserFile」直下に書き替えるようになってます。
一応、readmeでもこうしてくださいとあるのですが、
そのままだとわりとフォルダがカオスになるので自分の好みに書き替えてしまいます。
右「フォルダ」のファイルパスを一括選択して左「フォルダ」にコピペします。
このままだと何も変わりませんが、元のフォルダ名の一部を生かすためのコピペです。
右のフォルダを一括選択してファイルパスの一部を「検索」→「置換」します。
ショートカットはCtrl+F。(Excelの「ホーム」→「検索と選択」でもOK)
画面はDドライブのデータフォルダのパスをMMDの「UserFile」内に書き替えています。
1つ1つ手作業でも可能ですが、似たようなパスはどんどん置換してしまえばいいわけです。
全部書き買え終わったら右上の「(2)書き換え」ボタンで上書き保存されます。
私の場合、MMEは「UserFile」内に「MME」フォルダを作って入れています。
あとはだいたいデフォのフォルダに仕分けしています。
書き替わったpmmとemmを新しく用意したMMDの「UserFile」に放り込みます。
書き替えたとおりに各フォルダにデータファイルを入れておく必要があります。
あと新しいpmmの動作を確認するまで「ReplacePathPMM」は閉じない方がいいです。
元のデータファイルがどこにあったのかが確認できるのが1つと、
うまく書き替えたつもりがだいたい間違えて書き替えてたりするんですよ・・・
そして上書きしたpmmはMMDで1回保存しないとこのツールで開けなくなります。。
Excelを閉じてなければ何度でも上書きできるんですけどね・・・
バックアップも取ってないと復元できなくなる場合が出てくるのはそういうパターン。
以上、ReplacePathPMMを使ったpmm/emmファイルの書き替え方でした。
このツールはemmも書き替えられるのでエフェクトの割り当て直しも必要ありません。
上にも少し紹介しましたがシェーダーまで含めたクレジットの確認にも使えます。
MMD用に外部フォルダを用意して絶対動かさないように管理してる方も多いと思います。
動画ごとにMMDを用意して「UserFile」直下に書き替えておくと、
データを動かしてもpmmを開けるようになるので共同作業もやりやすくなるはず~
-
【MME】PAToon+2.6【更新】
PAToon+2.6に更新しました。
ダウンロード先 https://bowlroll.net/file/104601
マイナー更新なので「PACore.hlsl」を上書きすれば大丈夫ですが、
不具合に気付いてなければ読み込んでるものを更新する必要はないかと思います。
使い方は以下。
変更箇所は以下の通りです。
①地面影方向の嘘影機能を追加
②加算・乗算スフィアオフモーフを追加
③スフィア未指定材質の動作を修正
④PMDモデルでの動作確認
⑤モデル埋め込み用ボーン表示枠の修正
①地面影方向の嘘影機能
地面影の方向をボーンコントローラーで動かせるようにしてみました。
「地面影 XYZ」は移動ボーンなので注意してください。
ボーン座標(X, Y, Z)がMMD照明方向の(X, Y, Z)に追加されます。
基本的にXZを移動すればいいんじゃないでしょうか。
②加算・乗算スフィアオフモーフ
トゥーン調にしたい時にスフィアを外すのがめんどくさい人用の機能です。
主に使えるのは加算スフィアオフでしょうか。
乗算スフィアオフは動作確認してたら少しおかしいというか使いにくそう・・・
③スフィア未指定材質の動作を修正
スフィアを指定してない材質の法線回転計算がおかしかったのを修正しました。
具体的には「シェーダー」ボーンがスフィア未指定材質に効いてませんでした。
自分ではダミースフィアとか入れてたんですが単純な処理ミスでした、すいません。
④PMDモデルでの動作確認
PMD非対応とうたってましたが、実は誤解で対応してました。。。
(誤解の原因は③の動作がうまくいってなかったこと)
⑤モデル埋め込み用ボーン表示枠の修正
PMXEでボーンを埋め込んだ時に「照明方向/位置」ボーンが表示枠にないのを修正しました。
単純なミスです、すいません。
ちなみにPAToonは外部コントローラーでも制御できますが、
モデルにボーンを埋め込む使い方が推奨だったりします。
外部コントローラーは読み込んでるモデル全部に効きますが、
モデルに埋め込むとモデルごとに別方向で影を扱えます。
使い分けると複雑な影方向設定ができる・・・はずです。
以上、更新でした。
あとはMMM対応かなあ。
-
エミリーとお茶を・・・
エミリーモデル配布してました、伊織誕生祭の時にこしらえたものです。
モーションは以前、ツイッターに上げてたものを微調整しました。
【モデルの話】
愛升式モデルに自作フェイスボーンを大々的に埋め込んでみてます。
今回は歯を入れたときの動作を少し見直してみました。
グループモーフを組んであるので遊んでみると面白いかもです。
イラストを参考にして腰を少し細く作りすぎたのでお尻の突き抜けが敵です。
あとひざ下スカートで激しいダンスだと足が突き抜けやすいかも・・・
以前、動画で使ってた設定の方がその辺は強かったような気もします。
たぶん横ジョイントを緩めれば足は突き抜けにくくなると思います。
スカートのラインは広がっちゃいますね(ロングスカートの問題)。
ダンスで突き抜けて困るという方がいるなら設定は見直しますが・・・
そこまで需要があるかはよくわかりません。。
【モーションとボーンの話】
この手の接触モーションは外部親が面倒ですが細かいことは忘れました。。
ツイッターのは2,3日くらい?、表情、指など細かい動作を今回直しました。
モデルには頭IK、上半身IK、腕IK(単段)が入っていて、
腕IKにダミーボーンを外部親設定することで腕切り構造にしてます。
ダミー → 腕IK・手首
→ 急須・湯呑
ダミーボーンを親にするメリットは外部親の順番に悩まされないで済むこと。
あと子側のモデルの差し替えがモーションのコピペで済むことです。
ただ今回読み込んだらエミリーのボーンだけのダミーモデルがあって、
もう一段階複雑な設定でどうしたんだっけと本気で忘れてたり・・・
モデルと同じボーン構造のダミーモデルにモーションを流し込んでおくと
同じモデル内で右腕⇔左腕の外部親の組み換えができるようになります。
でも、このモーションで本当に必要かはよくわからない??
お茶を飲むシーンで使ってたと思いますが・・・
お茶を注ぐ&飲むシーンでは操作用のダミーボーンに任意回転中心親を入れてます。
注ぐシーンでは急須の先端あたりを中心に急須と腕IKを回転していて、
飲むシーンでは唇の先あたりを中心に腕IKと湯呑が回転してるというわけ。
頭IKや上半身IKはモーションを作りやすくするための補助です。
この手のモーションは慣れればIK入れた方が数段楽だと思います。
あ、あとカメラ付けたけどモーションは全部リアルタイムに繋がってます。
カット限定のモーションにして繋がない方が作るのは楽かも・・・
途中に挟んでいた撮影ポーズモーションはKEITELさん配布のものです。
補間曲線が入ってなかったのでツールで入れて調整したりしましたが、
表情のウェイトが大きかったのでそれほど効果なかった気も・・・
【エフェクトの話】
GodRay / Breath / ExcellentShadwo / HgSAO / Croquis改2 / AutoGradation /
ikLensGhost / MotionBlur2 / PowerDOF / Diffusion7 / M4Layer / CheapLens /
NL-Means / PAToon(HAToon2, DirectionalSphere, 法線回転シェーダー, LocalShadow)
使用エフェクトはいつもそんなに変わらないですね・・・
BreathやGodRayはMainタブで非表示にしてM4Layerで合成してます。
Croquisより描画順を後にしないとエッジがぼやけないというのが一番の理由。
でも全体に画面が白っぽいのでBreathの設定めんどくさかったわりに見えませんね・・・
広告
11 / 29