長野市の「きのこ衛生指導員」で調理師の下田隆さん(47)=鶴賀=と、同市栗田のかばん専門店「ヤナシン・アイ」店主の柳沢伸美さん(85)が、キノコ採り専用のリュックサックを考案した。キノコ採りが趣味の下田さんが「持ち運び中に傷んでしまう」と親交のあった柳沢さんに相談し、専用リュックサックを作ることで意気投合。アイデアを出し合って完成させた。「多くのキノコ愛好家へ届けたい」と予約販売を始めている。
下田さんはこれまで、竹かごに緩衝材として枝や葉を入れるなど工夫してきたが、ちょっとした振動でつぶれたり、湿気で傷みが進んだりすることがしばしば。山菜採り用リュックサックを商品化し、販売していた柳沢さんに相談し、キノコが傷まないように持ち運べるものを目指した。
リュックサックは縦25センチ、横35センチ、高さ60センチほど。素材は丈夫な帆布をメインに、側面と底面はメッシュ素材にして通気性を確保した。中に小型コンテナを重ねることができ、キノコをつぶさず収納できるほか、名前の分かるものと不明なものを分けることもできる。
柳沢さんは「2人の知恵の結晶」と話し、下田さんも「120点満点の仕上がり」という自信作だ。価格は税込み1万4700円(リュックサックに収まるコンテナ2個付き)。問い合わせは下田さん(電話090・7817・9173)へ。
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