みなさまのラジオ東京の放送です

「みなさま、こちらはラジオ東京でございます。いよいよすべての準備が完了いたしまして、ただいま12月24日午後7時より放送を開始いたしました。みなさまのラジオ東京でございます」
1951年のクリスマスイヴ。TBSラジオの前身、ラジオ東京が開局前夜祭番組で発した第一声である。資料を紐解くと、周波数は1130kc(キロサイクル=キロヘルツ)、送信出力は50kW(キロワット)。スタジオは有楽町、送信所は戸田とある。当時の受信機は高価な真空管式であったが、テレビが一般家庭に普及する1960年代までは、お茶の間のメディアの主役はラジオだった。高らかに開局を宣言した第一声からも、ラジオ放送に対する国民の期待が高かったことが窺い知れる。
時は流れ、お茶の間の主役をテレビに受け渡し、個室の時代になり、深夜放送がブームになり、インターネットが登場し、カーラジオがカーナビに置き換わり、スマホが普及し、radikoが生まれ、スマートスピーカーが登場した・・・時代の変化と共に、ラジオのインフラもデバイスも大きく変わった。メディア体験も変わった。しかし変わらないことが1つある。それは「みなさまのラジオ」ということ。ラジオはいつも「みなさま」と共にあり、「みなさま」の声を代弁し、「みなさま」と行動する。
2021年12月24日、TBSラジオは70歳を迎える。
これからも「みなさま」と共に明日を創るメディアでありたいと思う。
2020年10月
株式会社 TBSラジオ
代表取締役社長 三村 孝成