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●現行mRNAワクチンのデルタ株に対する感染阻止効果は、接種後数か月で急速に減弱する →カタールでの検討です。 プレプリントですが、重要な結果かと思い取り上げました。 詳しいデータがありませんが、カタールは2020年よりワクチン接種を開始し、中央値で5月7日にファイザーワクチン2回接種完了。
返信先: さん
モデルナワクチンは3か月ほど遅れてワクチンプログラムに加えられています。 3月末に初めて同国でデルタ株が検出。
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今回の報告では、7月21日までのデータを用い、デルタ株に対するワクチン効果をcase-control designで評価しています。 ファイザーワクチンはカタールで導入が3か月遅れたモデルナワクチンよりも感染阻止効果が低いという結果。
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加えて、ファイザーワクチン1回接種群と2回接種群の比較でも感染阻止効果に全く差がない、という一見奇妙な結果も出ています。 しかし、これらの結果は、デルタ株に対するmRNAワクチンの感染阻止効果が、経時的に比較的速やかに減弱する可能性で説明出来そうです。
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一方で、重症化阻止効果については、この短期間では大きな減弱は見られていません。 今回の結果からは、少なくとも2点についてはほぼ決着がついたような気がします。
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・現行のmRNAワクチンのデルタ株に対する感染阻止効果は接種後数か月で急速に減弱する ・デルタ株感染拡大阻止のためには、ワクチン接種完了者もマスク着用が必要
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デルタ株対応の改変mRNAワクチンであれば、また異なった結果になる可能性があります。 しかし、感染持続により新たな変異株が出てくるような状況が続く限り、同じ事の繰り返しという事になるでしょう。 SARS-CoV-2はあまりにも手ごわいです。
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---- ・カタールでは2021年初期にアルファ型とベータ型の2つの流行が起こった。デルタ型は3月末に初めて検出されてが、現時点で流行は低いレベルで抑えられている。
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・カタールの高いワクチン接種率がデルタ株の拡大を遅らせている要因である可能性がある。2021年8月10日時点で、12歳以上の87.8%がファイザーワクチン(BNT162b2)、あるいはモデルナワクチン(mRNA-12738)のいずれかを少なくとも1回接種しており、73.8%が2回接種を完了している。
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・カタールの2021年7月21日までのデータを用いて、デルタ株に対するファイザーワクチンとモデルナワクチンの有効性を、マッチさせたtest-negative, case-control study designで評価した。 ・カタールの人口動態の年齢の中央値は31-32歳と非常に若く、50歳以上は人口の9%を占める程度である。
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・ファイザーワクチンの症候性あるいは非症候性感染に対する有効性は、初回接種後14日以上から2回接種前で64.2%(38.1- 80.1)であったが、2回接種終了14日以降での有効性は53.5%(43.9- 61.4)にとどまった。有効性が検討されたこれら2回接種終了者の大部分は2回接種後からすでに数か月が経過していた。
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・モデルナワクチンの症候性あるいは非症候性感染に対する有効性は、初回接種後14日以上から2回接種前で79.0%(58.9- 90.1)、2回接種終了14日以降での有効性は84.8%(75.9- 90.8)であった。
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・2回接種14日以降でのデルタ株感染による重症化阻止効果( severe, critical, fatal )は、ファイザーワクチンが89.8%(61.0- 98.1)、モデルナワクチンが100.0%(41.2- 100.0)だった。
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・入院や死亡の予防においては両ワクチンともに高い有効性を持っていたが、感染阻止効果は劣っており、特にファイザーワクチンで顕著だった。
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・ファイザーワクチンの効果が経時的に減弱するというエビデンスが出てきている。今回の結果も対象群がファイザーワクチン接種後数か月経過しており、効果が減弱している事を反映している可能性がある。
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ファイザーワクチン群は中央値で2021年4月18日に初回投与、5月7日に2回接種を完了していた。モデルナワクチンはワクチンキャンペーンに組み込まれるのがファイザーより3か月ほど遅かった。
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・今回のデータは基礎疾患について解析していない。対象者が若年者であるため基礎疾患の合併率も低いと想定される。そのため、高齢者が多く基礎疾患が多い地域にこの知見を一般化する事はできない。 ----
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・年齢・性別・国籍・PCR時期で調整した両ワクチンの有効率 左が1回接種後14日以降2回目前、右が2回接種後14日以降です。 上段が感染阻止、下段が重症化阻止に対する有効率。
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ファイザーよりもモデルナの成績が勝っているように見えますが、これは接種からの経過時間が異なっているので単純比較できません。 明らかなのは重症化阻止については1回目接種後14日以降にはすでに高い効果を持っていること。
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そして、ワクチンの効果は重症化阻止効果も含めて、経時的に減少する可能性があるという事かと。
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・症候性感染、無症候性感染の阻止効果 ファイザーワクチンの2回接種群ではそれぞれ56.1%、35.9%まで低下しています。 mRNAワクチン接種者におけるデルタ株のブレイクスルー感染例では、未接種者と比較しても鼻腔内ウイルス量は同等である事が既知です。
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つまりワクチン接種者は無症候性感染をほとんど防げず、マスク非着用の場合には他者への感染源になりうるという結果と読めます。
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