小田急線の車内で乗客10人が切りつけられるなどした事件で、逮捕された男が、犯行直前に準備した荷物を持って駅に向かうとみられる姿を、防犯カメラがとらえていた。
膨らんだ白いバッグを肩から掛ける男。
小田急線刺傷事件で、対馬悠介容疑者(36)が事件の30分ほど前に自宅を出て、最寄りの駅へ向かう様子をとらえたとみられる映像。
バッグが角張るように膨らんでいるが、警視庁のこれまでの調べで、バッグには、犯行に使用された刃渡りおよそ20cmの包丁のほかに、逃走用に用意した着替えのTシャツやズボン、タオルなどが入っていたことがわかっている。
また、電車内の防犯カメラには、脇に挟んだバッグから包丁を取り出し、乗客を襲う様子が映っていて、警視庁は、計画的な犯行とみて捜査している。