黄 玲琳(こう れいりん)
黄家の雛女(ひめ)。“殿下の胡蝶”と謳われる。病弱ではあるが、誰からも慕われる美しい少女。
玲琳<慧月の姿>
慧月によって身体を入れ替えられた姿。しかし、健康な身体を得たことを喜ぶ鋼のメンタルを見せ…。
朱 慧月(しゅ けいげつ)
朱家の雛女(ひめ)。そばかすだらけの顔を厚化粧で隠そうとしている。雛宮のどぶネズミと呼ばれる嫌われ者。
慧月<玲琳の姿>
玲琳の身体を得た慧月の姿。初めは美しい姿と望んでいた立場を得たことを喜んでいたが…。
詠 尭明(えい ぎょうめい)
詠国の皇太子。玲琳とは従兄妹にあたり、自らを兄と慕う玲琳を慈しんでいる。
辰宇(しんう)
後宮の風紀を取り締まる役人・鷲官の長。異国の奴隷であった母が皇帝の子を身ごもり産まれた。青い瞳を持つ。
莉莉(リーリー)
慧月付きの下級女官。移民の踊り子の母を持つ。
黄 冬雪(こう とうせつ)
玲琳付きの筆頭女官。玲琳に対する忠誠心がとても強い。
黄 絹秀(こう けんしゅう)
皇后。玲琳の伯母にあたる。
朱 雅媚(しゅ がび)
朱貴妃。一族において不遇の身であった慧月を雛女に選ぶ慈悲深さを持つ。