今回は頭頸部、頭痛、顎の痛みに関連する筋肉のトリガーポイントの緩め方を紹介していきます。

目次 [非表示]

line登録もよろしくお願いします

ブログには書けない裏話、更新通知、友だち限定情報などを配信(完全無料)!まずは友だち追加を♪ 友だち追加

頭頸部、頭痛、顎の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

スポンサードサーチ

参考文献

スポンサードサーチ

自分でできる頭痛解消法!前頭筋、側頭筋、後頭筋のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

前頭筋とは

前頭筋は鼻根・内眼角・眉間の皮膚からはじまり、帽状腱膜についています。

前頭筋おの作用は眉毛を上に挙げること、額に横じわを作ること、帽状腱膜を前方に引くことです。

帽状腱膜とは頭部の筋膜で、頭皮の硬さとも関係しており、この筋膜が硬くなると頭皮の血流も悪くなることが考えられます。

前頭筋に過緊張や硬さがあると、額付近に痛みを送ります。

スポンサードサーチ

前頭筋のほぐし方、緩め方

①目をしっかり開きます。
②前頭筋に押圧を加え、頭頂部に向かい引き寄せ保持します。
③目を閉じます(顔をしかめる)。

側頭筋とは

側頭筋は側頭骨の側頭面全体に付着します。

側頭筋膜の内面からはじまり、下顎骨の下顎枝につきます。

側頭筋の作用は下顎を上に挙げ、下顎を後方に引きます。

咬筋と同様に咀嚼に関与しています。

歯ぎしりがある、口の片方で食べ物を噛む癖がある、歯を噛みしめる癖がある場合、側頭筋に過緊張や硬さの原因になることがあります。

側頭筋に過緊張や硬さが見られると、前頭部や側頭部の痛みの原因となります。

また上歯の痛みと知覚過敏、上歯茎の痛みにも関与しています。

食べ物を噛んだ時に上歯や顎に痛みがある場合は側頭筋に問題がある可能性が高いです。

場合によっては歯の噛み合わせが悪いように感じることもあります。

咬筋や胸鎖乳突筋は側頭筋との関連性が高く、どれかの筋が緊張していると他の筋にも影響することがあります。

スポンサードサーチ

側頭筋のほぐし方、緩め方

①口を閉じます。
②側頭筋に押圧を加え、頭頂部へ引き寄せ保持します。
③口を開きます。

後頭筋とは

後頭筋は後頭骨の上項線、最上項線からはじまり、帽状腱膜につきます。

後頭筋の作用は帽状腱膜を後方に引き、また額の皮膚の動きを滑らかにします。

後頭筋は耳にも関与しており、また眉毛を上げたり眉をひそめたりする場合にも関与しています。

後頭筋に過緊張や硬さがあると、目に対して関連痛を引き起こします。

不安や心配事など精神的な緊張を抱えている場合に筋肉は過剰に働くことが考えられ、過緊張や硬さの原因になります。

前頭筋と後頭筋は、目を強く開いた時にともに収縮するため、視力障害がある場合に無意識にこれらの筋肉を過剰使用していることも多く、筋疲労から過緊張の原因になることもあります。

スポンサードサーチ

後頭筋のほぐし方、緩め方

①目をしっかりと開きます。
②後頭筋に押圧を加え、頭頂部へ引き寄せ保持します。
③顎を引くと同時に目を閉じます(顔をしかめます)。

スポンサードサーチ

ドライアイにも関係する、目周囲の痛み解消法!眼輪筋のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

眼輪筋とは

眼輪筋は眼瞼部、眼下部、涙嚢部、眉毛下制筋から始まり、外側眼瞼靭帯、内側眼瞼靭帯、眉の皮膚についています。

眼の周りを覆っている筋肉で、まぶたを閉じたり涙嚢を開いて涙を排出するのを補助する働きがあります。

眼輪筋の機能が低下すると、まぶたのたるみ、目の下のクマ、またドライアイの症状にも関与すると言われています。

眼輪筋はまぶたを強く閉じることでその収縮を感じることができます。

眼輪筋に過緊張、硬さがあると、目の上の痛みの直接的な原因になります。

また場合によっては鼻周囲にも痛みを引き起こすことがあります。

また美容的な視点では、眼輪筋が衰えることで下まぶたの部分にたるみなどができ、血流低下から目の下のクマができることも考えられます。

ドライアイにおいてはまばたきをした際に上下のまぶたが完全に接触せず、涙が蒸発することで目が乾燥する症状を誘発してしまいます。

字を読む際の視点の定まりにくさにも関与し、眼輪痙攣や眼瞼下垂の原因にもなりえます。

眼輪痙攣とは

眼瞼を閉じる筋肉(眼輪筋)が過剰に緊張して開きにくい状態です。

まぶただけの異常の場合と、唇にも異常を伴う場合があります。

この病気とは別に、まぶたの一部が時々ぴくぴくと瞬間的にけいれんする状態(線維束収縮)がありますが、この場合、開瞼は正常にできます。

出典:gooヘルスケア

眼輪筋は視力低下などで目を細めて物を見ようとする習慣があると緊張しやすくなります。

また心配事や不安など精神的な緊張により顔面に余計な力が入っていることでも過緊張状態になりやすいです。

胸鎖乳突筋に過緊張や硬さがある場合、眼輪筋も過緊張になりやすく、上記のような症状が出現した場合、眼輪筋に加えて胸鎖乳突筋も処置するようにしてみてください。

スポンサードサーチ

スポンサードサーチ

ほぐし方、緩め方

①眼輪筋の緊張をなくすために、目を開きます。
②眼輪筋に押圧を加え、そのまま保持します。
③眼輪筋を収縮させるために目を閉じます。

*目周辺はデリケートな部分であるため、眼球には押圧を加えないようにしてください。

スポンサードサーチ

自分でできる顎の痛み解消法!顎二腹筋のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

顎二腹筋とは

顎二腹筋は前腹、後腹の2つに分かれています。

前腹は、下顎骨ニ腹筋窩、後腹は側頭骨乳突切根から始まり、前腹、後腹ともは中間腱につきます。

その主な働きは舌骨を引き上げ、下顎骨を下に下げます。

スポンサードサーチ

顎二腹筋の探し方、触れ方

顎二腹筋に触れるためには、舌骨の位置を把握しておく必要があります。

舌骨の探し方、触れ方
①のどぼとけを親指と人差し指で触り、そこから上へ指を滑らせると馬蹄の形をした舌骨に触れることができます。
②それが舌骨か確認するために、唾を飲み込むと一瞬舌骨が上に上がり触れなくなるため、それが目印になります。

顎二腹筋前腹の探し方、触れ方
①顎二腹筋前腹は舌骨の上方に位置しています。その部分を指で触れ、顎を引き下げるように動かすとその収縮を確認できます。

顎二腹筋後腹の探し方、触れ方
①顎二腹筋後腹は胸鎖乳突筋の上端のすぐ前から舌骨にかけて位置しています。その部分を指で触れ、顎を引き下げるように動かすとその収縮を確認できます。

顎二腹筋が緊張した時の症状と原因

顎二腹筋に過緊張や硬さは、顎先の下の部分や顎の後ろの部分にあることが多く、胸鎖乳突筋や乳様突起(耳たぶのすぐ後ろの骨)に痛みを送ります。

また下の前歯付近にも痛みを送ることがあります。また開口時に痛みが悪化しやすくなります。

食べ物を飲み込む時の痛みの原因にもなります。

顎二腹筋は舌骨の動きに関与しており、舌骨は嚥下にも関わることから、この筋肉の機能低下は嚥下運動に影響を与えます。

顎二腹筋は時に顎関節症の原因にもなる筋肉です。

顎二腹筋が緊張する原因として、口呼吸を習慣的にしている方は過緊張状態や硬さが生じやすくなります。

アレルギーなどで鼻呼吸が困難な場合においてこの筋肉の収縮は過剰になりやすいです。

また顎二腹筋に限らず、首前面にある筋肉はむち打ち症で緊張してしまうことが多いです。

スポンサードサーチ

ほぐし方、緩め方

顎二腹筋前腹

①口を軽く閉じます。
②顎二腹筋前腹に押圧を加え、舌骨方向へ引き寄せ、保持します。
③上を向き(頚椎伸展)ます。

顎二腹筋後腹

①口を軽く閉じます。
②顎二腹筋後腹に押圧を加え、舌骨方向、乳様突起方向にそれぞれ引き寄せ保持します。
③首を左に倒し、さらに右に回します。

スポンサードサーチ

自分でできる顎関節の痛み解消法!咬筋のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

咬筋とは

咬筋は浅部は、頬骨弓の前部から中部より、深部は、頬骨弓の中部から後部、側頭骨よりはじまり、下顎枝、下顎角の外面につきます。

咬筋は顎関節のに関与している筋肉で、噛む力を生み出します。

咬筋の触診は歯を噛み合わせた際に耳たぶの前の咬筋の収縮を感じられます。

スポンサードサーチ

咬筋が緊張した時の症状と原因

咬筋に過緊張や硬さがあると、痛みを送りますが、特に顎関節症に関連するのは耳のすぐ前の深い部分にある筋の硬さです。

これにより筋は緊張し、重症の場合には口を開くことも難しくなります。

顎関節の硬さは発声にも影響します。

また上下の歯にも関連痛を送り、冷刺激などに対する知覚過敏症状も出現します。

このような症状は歯磨き等のケアを滞らせることもあるため、口腔内の状態が悪くなりやすいです。

他にも顔面、目の上、眉上の痛みを引き起こすこともあります。鼻汁の原因にもなりえますので、なかなかなくならない鼻汁の症状がある場合には咬筋を処置することも一つの選択肢になります。

目のクマも咬筋が関与しており、耳の奥の痛みや耳鳴りを引き起こすこともあります。

咬筋が緊張する原因としては、ガムの噛みすぎ、虫歯、歯ぎしりなど様々なことが挙げられます。

歯の治療により顎関節周辺筋は緊張することもあり、また心配事や不安などの精神的緊張も咬筋の筋疲労を起こしやすくなります。

口で呼吸する習慣や猫背で頭部前方突出姿勢も緊張の原因になります。

頭部前方突出姿勢は顎関節の位置や舌骨の位置が偏移するする原因にもなり、その結果異常な嚥下パターンが習慣化されるおそれもあります。

顎のトラブルを防ぐためにできること

顎のトラブルを防ぐために意識してできることがあります。

ガムを噛んだり、爪を噛むなどの癖をやめること、寝ている時の歯ぎしりを止める方法を探ること、歯をくいしばる癖を正すことなどがあります。

歯ぎしりについてはすぐに効果的な方法を見つけることhできないかもしれませんが、他のことであれば意識的に取り組むことができることが多いです。

スポンサードサーチ

スポンサードサーチ

ほぐし方、緩め方

咬筋のストレッチには強い痛みを伴うことが考えられます。

痛みをとるために必要な痛みになりますので、多少我慢しながらストレッチを行う必要があります。

①口を閉じ、歯を噛み合わせます。
②咬筋に押圧を加え、頭頂部の方向へ引き寄せ保持します。
③口を開けます。

スポンサードサーチ

自分でできる首の痛み解消法!頚長筋のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

頚長筋とは

頚長筋は気管にそうように両側に位置しており、頚椎の前面にあります。

頚長筋は3つの部位に分かれ、起始は上斜部では、第3〜5頚椎の脊椎横突起の前結節、下斜部では第1〜3胸椎の椎体前部、垂直部では第5〜7頚椎、第1〜3胸椎の椎体前外側部となります。

停止は上斜部では、第1頚椎(環椎)の前結節、下斜部では第5〜6頚椎の椎体横突起の前結節、垂直部では、第2〜4頚椎の椎体前部となります。

頚長筋の作用は頚椎の屈曲、または側屈です。

スポンサードサーチ

頚長筋の探し方、触り方

頚長筋は深部にある筋肉で、直接触ることはできません。

しかし、その位置と走行から頚椎を刺激することにより間接的に影響を与えることは可能だと思われます。

気管(喉頭軟骨)と胸鎖乳突筋の間に指先を差し込み、頚椎を押すように刺激します。

このとき、指に拍動を感じたら(外側の内頚動脈)圧迫しないように注意します。

頚長筋が緊張したときの症状と原因

頚長筋にトリガーポイントがあると、頸部前面の痛みや咽頭痛を生じさせます。

話したり歌ったりするときの痛みにも関連しています。

頚長筋が緊張する原因としては、むちうち損傷が挙げられます。

むちうち損傷では頚長筋の筋緊張亢進、または筋力低下が見られることがあります。

確認方法としては、背臥位で「頭部を持ち上げて」と指示すると、顎を引かずに、顎を突き出すように動かそうとすることが確認できます。

このような場合には、頚長筋の処置をした後に、頚椎の側屈を伴う屈曲運動で頚長筋の筋力増強を行う必要があります。

スポンサードサーチ

頚長筋のほぐし方、ゆるめ方

①頚椎を軽度屈曲させ、頚長筋の起始と停止を近づけます。
②頚長筋に押圧を加え、頭側へ引き寄せ保持します。
③頚椎伸展と、押圧を加えている側とは反対方向へ頚椎を側屈します。
*指先に頚動脈の拍動を感じた場合には、少し指をずらしていきます。

スポンサードサーチ

トリガーポイントのほぐし方、緩め方に関するオススメ記事

自分でできる足の痛み解消法!筋肉別のトリガーポイントのほぐし方、緩め方!

自分でできるふくらはぎ、踵の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

自分でできるすね、足首の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

腰痛発生の原因筋とトリガーポイント、腰痛予防・改善のためのストレッチとトレーニング

自分でできる膝の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

自分でできる股関節の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

自分でできる腰背部痛解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

肘、前腕、手首の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

手指の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントのほぐし方、緩め方!

肩こり、肩の痛み解消法!筋肉別トリガーポイントセルフストレッチ!

マッサージ(ストレッチ)後の悪化(揉み返しなど)の原因とその対処方法

PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

【PTOT人材バンク】

PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】

理学療法士/作業療法士専門の転職支援サービス【PTOTキャリアナビ】