2-1-6. たそがれの離島 / A列車で行こう3D攻略情報
上から数えて6つ目のマップ、「たそがれの離島」。ゲーム発売直後にニコニコ動画にプレイ動画が上がったので、挑戦してみた方も多いでしょう。
今回のマップは「湖水に映る街」や「古びた煙突」とはかなり違った特性を持っています。ここまでと全く同じ攻略は通用しません。そこら辺を解説中心に解説していこうと思います。そこまで難易度が高いわけではないので、チャレンジチャレンジ。
なお、今回の攻略には二通りの可能性があります。ゲーム内でも営業部長と経理部長が説明してくれますが、初期の開発には「鉄道の延伸」と「石炭の輸出」の二つが考えられ、そのどちらを優先するかで攻略方法が変わってきます。その両方を解説したいと思います。時間があればね。
攻略① 石炭輸出を優先する場合(難易度やさしい・標準共通)
まずは計画を立てよう
お決まりですが、まずは目標確認と計画です。
目標は、まず2年以内に「人口1万人」、次いで5年以内に「人口2万人」「鉄道総延長100km」「黒字3年連続」が求められます。
5年で人口を増やせばいいわけではなく、2年で一旦人口チェックが入ります。たとえ5年計画でうまくいきそうでも、2年経過の時点でダメならおじゃんです。
計画を立てる前に、今回はマップの初期状態をちょっと確認しましょう。マップの問題点として、平地が少ないこと、公共交通利用率が低いことがあげられます。これはつまり、駅の利用客が増えづらく、利用が伸びても平地が少ないので発展させづらい、ということになります。
よって、とにかく線路をどんどん伸ばして公共交通利用率を上げ、少ない平地を有効活用して人口を伸ばすことを考える必要があります。
では計画ですが、今回はまず石炭輸出で収益基盤を作ることを最優先します。その後鉄道を伸ばして人口1万人をクリア。その後さらに収益を増やすために掘る石炭の量を増やして、ためた資金でさらに鉄道を伸ばして人口2万人を目指す。この4フェーズでいきましょう。
では行きましょう。れっつらごー。
まずは香矢から資源輸出
ではまず第1フェーズ、初期の資金源の確保です。
はじめに、最初から鉄道がある小ヶ熊……を無視して、香矢に行きましょう。
香矢には工場と製鉄所がありますね。最初のミッションは、ここに港を建て、資材の輸出を開始することです。手持ちの資金をつぎ込んで、資材置き場と港を用意。
同時に、プランの地下資源調査も開始し、石炭を掘れるようにします。石炭はここから5年間ずっとお世話になる大切な資源です。
調査が終わったら、仁洋島に炭鉱を建て、そこから鉄道で香矢まで石炭を運びます。……と言いたいところですが、多分ここで資金がショートします。なので経理部長の言うとおり、融資を受けて資金を確保。5年目に返せばオーケーなので、必要なぶんドンと借りてください。
さて、これで港から資材と石炭を輸出できる態勢が整いました。これを資金源としましょう。
資金難が枷になる人口1万
では第2フェーズ。人口1万人の目標を目指しますが、この攻略法はとにかくこのフェーズの資金繰りがキツイ。港や石炭にお金をかけたので、手元にはあまり資金がなく、融資の限度額も大きくないので、すぐには資金を用意できません。
しかし、とにかく動かないと始まりません。線路を伸ばさないと、公共交通の利用率も伸びず、また2駅を往復するだけの列車にはあまり人が乗らないという仕様もあって、人口はちっとも伸びません。
というわけで、資金がガッポリ溜まるのを待たず、早めに鉄道を延ばします。ある程度資金が潤ったら、お金を借りてでも、線路を小ヶ熊から土居口、さらに茂備へと伸ばしましょう。とりあえず単線でもいいので、早めに延伸。小ヶ熊~茂備は比較的平地が多いので、割と開発はしやすいと思います。
資材は香矢から持ってくるか、海沿いのどこかに工場を建てる形になるでしょう。隣町から買うのもなくはないですが、隣町が中都市なのでどんどん買っていると値段が上がってしまいます。出費がかさみますが、自前の工場から持っていくのがベスト。
発展促進のために道路を引いてもいいですが、あまり引きすぎると公共交通利用率を下げてしまいます。駅周辺に少し引くくらいにとどめた方がいいでしょう。
さらにプランの「運賃値下げ」で、利用率を上げましょう。当面は利益よりも駅の利用者数が大事。躊躇せずに値下げで需要を喚起しましょう。
並行して、子会社を建てたり売ったりして資金確保と発展促進を。初期状態でマンションFを大量に持っていますが、このうちA棟とD棟は利益が出づらいので売却した方がいいでしょう。一方、コンビニや映画館など、商業・娯楽の子会社があるとB・C棟はしっかり儲けてくれるので、社員状況を悪くしてまで売らなくてもいいかも。
商業・娯楽の子会社は、資金確保のためにもさらに小ヶ熊あたりに数か所持っている方がいいでしょう。もちろん発展を促す意味でも効果バツグン。
小ヶ熊にある卸売市場は、割と近くに漁港があるので、中間あたりに資源貯蔵場をポンと置けば運送コスト0で利益をむさぼることができます。というかコレは最初にやった方がよさそう。
ある程度整備したら、しばらく待機です。投げ打った資金を港の利益で回収しつつ、発展が小ヶ熊から土居口、そして茂備へと進んでいくのを待ちます。ただ茂備の発展は始まりづらいので、資金があれば子会社建設や延伸で発展をはじめさせたいところです。
とにかく小ヶ熊の発展が進めば、だんだん状況が良くなっていくと思います。資金の面で苦しいので地味に厳しい状況ではありますが、そこさえ何とかなれば、人口1万人はいけるのではないでしょうか。
離島を使って収益強化
人口1万人を達成し次第、第3フェーズに入ります。再び資金源確保のターンです。今後の開発のみならず、株式公開を行うためにも、さらなる利益の拡大が必要です。
石炭は仁洋のほか、鷹島と葉島でも見つかっているはずです。このうち鷹島の石炭を掘り出し、輸出しましょう。
鷹島には工場があるので、その資材で工場を増設。その後、港と炭鉱を建設します。また初期状態であるか途中で建つのか忘れましたが、島内にはたぶん漁港があると思います。なので、これで鷹島から3種類の資源を輸出できます。
2か所の港からのダブル輸出で、利益は大きく伸びます。その利益を元手に、人口2万人を目指しましょう。
なお鷹島はそれなりに住宅が建っており、工場もあるので、バスを走らせつつコンビニでも建てれば、少しなら人口を増やせます。平野の少ないマップなので、人口増加のために使える土地は使いましょう。ただ、鉄道を引いて本格的に開発をするには狭いので、バスだけにしときましょう。
人口2万には深星がカギ
さあ運命の第4フェーズ。残る目標の達成のために突っ走りましょう。
資金をある程度回収したところで、一気に鉄道総延長100kmを達成しちゃいます。茂備から深星、高畑、野呂岬と延伸して半島を複線で完全に横断する線路を敷き、さらに茂備から香矢を経て仁洋に至る線路を、それで足りなければさらにマップ東の脇崎にある島にも進出(ただしトンネルを掘る必要がある)。
線路さえ引き終われば、輸出の利益がスゴイので、資金に困ることはないと思います。借金も順調に返せるでしょう。また、黒字も港さえあれば簡単に出ます。
問題はとにかく人口です。しかし、この時点で残っている平地はだいぶ少ないはずです。
手が付いていないところで、それなりの平地があるのは、深星の東側くらいです。高畑はアテになりません。深星をいかに開発するかが、後半のターニングポイントとなります。
なので、深星の発展促進のため、全力を尽くしましょう。
駅の利用客をできるだけ早く5000人に乗せるよう、通勤型車両を用意(6両以上の編成を組めるようにしておこう)したり、列車の本数を増やしたり(最低でも2時間に1本、できれば1~1.5時間に1本)、子会社を活用したりしましょう。駅は駅ビル一択。
深星界隈では道路を多めに引いて発展を促しつつ、バスを使って発展を平地全体に広げます。資材も、平地全体に行き渡るようにしましょう。
炭鉱と工場のせいで、ここらで工業の産業比率が運輸を追い抜いていると思うので、自社で工場やら製材所やら建てて、工業の比率をアップ。住宅の比率を押し下げ、マップ内需要の面でも発展を促します。
もちろん、小ヶ熊や土居口も大事。資材が不足しないよう、時々目を配りましょう。
一方で、線路こそ引きましたが、深星より東は捨てます。深星エリア以東の駅は小さめで十分。資材も深星以西に集中的に送り、以東は駅が建つぶん+αくらいの資材を送ってあとは放置します。列車の運行系統も深星あたりで区切って、西側は本数を増やす一方、東側は初期型を短い編成でボテボテ走らせるだけに。アタシは東側も発展させようと思って列車を野呂岬まで直通させて、特急まで用意したのに、見事に裏切られたよ……。
あとは建設ラッシュが来るよう祈りましょう。最終年の後期になっても、あきらめないでください。そのころには、最期の切り札・高層マンションが解禁されています。あと一歩というところまで来ているなら、自前で高層マンションを建ててダメ押ししましょう。
攻略② 鉄道延伸を優先する場合(難易度やさしい・標準共通)
時間があれば作りますが、他のマップの攻略を優先するので、いつ公開になるかわかりません。
ライバルデータ
「たそがれの離島」をボクがクリアした際のライバルデータを公開します。プレイの参考にしたい方はどうぞ。
難易度は標準、用途地域あり。攻略①のパターンでプレイしました。港は2か所使用、ただし運べるのは資材と石炭だけに縛っています。また株式公開もしていません。
最終年の7月にクリア。ただ最初少しもたついていたり、特急型開発など余計なことをしたりしているので、プレイングを最適化すれば4年でクリアできたかも。
なお、データはzipファイルのみでの配布とします。ニンテンドー3DSのブラウザでご覧の方は、お手数ですがPCを経由して画像を入手してください。
参考までに、このデータでプレイ時の最終的な列車ダイヤも配布します。ダイヤグラム表示ソフト「OuDia」でご覧ください。ご要望があれば、WinDIAファイルやcsvファイルでの配布も行います。
ここまでのマップとは一味違った開発のやり方が求められるマップですが、「湖水に映る街」ほどは難しくないと思います。資金の確保と公共交通利用率の問題さえ何とかなれば、あとは平地を集中的に開発すればまあまあ簡単にクリアできるのではないでしょうか。
さて、「古びた煙突」「たそがれの離島」と昭和時代のマップが続きますが、次の「いくつもの河を越えて」もまた昭和マップです。昭和生まれの方はノスタルジーに浸りつつ、平成生まれのボクらは「くそぉ、一般型旅客列車使えないの辛ぇよぉ」などと文句垂れつつ、明るく陽気に次のマップに行きましょう。