2-1-4. 湖水に映る街 / A列車で行こう3D攻略情報
チュートリアルマップのすぐ下にあるので、チュートリアルを終えたプレイヤーの多くがまず選ぶであろうマップが、「湖水に映る街」。しかし、このマップが結構な曲者です。
チュートリアルで得た技術や知識だけでは、正直クリアするのが難しいといえるマップです。
しかしながら、このマップで試行錯誤するうちにゲームのコツを理解することができるという点では、ある種初級者向けのマップといえるでしょう。
攻略(難易度やさしい・標準共通)
まずは計画を立てよう
ゲームを開始したら、まずは目標を確認。チュートリアルマップは楽なものばかりでしたが、ここからはそう簡単にはいきません。最初に大まかな計画を立てて臨みましょう。
目標は、「人口4万人」「住宅比率90%」「年間鉄道利益80億」を、いずれも5年(難易度やさしいなら10年)以内。
ここで問題なのが、人口目標と住宅比率目標は相反するということ。すなわち、人口を増やすと住宅比率が上昇してしまい、住宅の需要が減って人口が逆に増えにくくなってしまいます。
したがって、ただ単にマンションを建てまくるという方法ではクリアが難しいのです。マンションを建てると住宅比率が上がり、住宅の需要が減るので、他社はマンションを建てなくなりますし、自前で建てても人口が増えません。
よって、住宅比率を下げてやる必要があり、そのためには鉄道を拡張していくという王道の開発をすることになります。
そうはいっても、住宅比率の目標も達成しなければならないわけです。
ここで注意したいのは、「何年以内」という目標設定になっている点。要は、期間のうちに一回でも達成すれば済むんです。
したがって、まずは住宅比率90%を達成し、その後に鉄道を引いて、住宅比率を下げて発展を促進するとともに鉄道利益の増加を図る王道パターンで行く、という方向がよろしいかと思います。
以下では、この方針に沿って解説します。
既存の2駅の周辺から開発開始
では具体的な解説に移ります。まずは住宅比率90%を目指し、最初からある西牧・中央新町の2駅の周辺を発展させます。
下手に手を広げると、運輸の産業比率が100%に達してしまい、かえって住宅比率目標が遠のきます。それに、今後を考えると、手を広げる前に収益基盤を作っておいた方がいいのです。
さて、初期状態ではとにかく列車の本数が少なく、発展が期待できません。増発のために、信号所をひとつ設けます。場所は線路が地上から高架に切り替わる前あたりがいいでしょう。
両駅を中心にバスを動かすとなおいいでしょう。
資材の供給も必要です。資材工場を駅から離れたところに作りましょう。
住宅の立地を良くするためにも、収益をあげるためにも、商業・娯楽の子会社を駅前に建てていきます。ただ、このマップの時代は平成。バブルから現在にかけての長い不況の真っ只中です。特に商業物件の売上は過信できません。最終的には鉄道の収入がメインとなります。それでも子会社収益は特に序盤に大きな助けとなるでしょう。
住宅比率目標を達成したら方針転換
駅前を発展させ、住宅比率が90%を越えたら、今度は逆に住宅比率を下げる方針に変えます。つまり、鉄道を伸ばして街を発展させるという王道に立ち返ります。
資金が貯まり次第、西牧駅の駅ビル化、複線化、高架区間の途中駅の建設など、鉄道部門を段階的に拡張します。合わせて、駅前の道路も整備し、運輸の比率を上げるとともに住宅の立地を向上させます。
複線化にあたって、マップ外(西の松京方面)との接続部分は一旦撤去して複線で再設置。そうしないと複線にできないので、処分損を恐れずやってしまってください。
駅舎は高架駅や駅ビルを積極的に採用。高架区間ならなおさらです。運輸比率を押し上げますし、利用客が増えれば収益源になります。コストは大きいですが、それを補ってあまりある効果が待っています。
運輸比率のアップに一役買ってくれるのが、物流センター。収益源としても優秀です。農業・水産資源はマップ外から買うなどして用意しましょう。
いい感じに煮詰まってきたら、鉄道の延伸もしていきます。中央新町から東の住宅街の方に伸ばし、マップ外に繋げるか、千国・戸分方面に延伸するか、その両方か。
マップ南西の地区は手を付けなくてもクリア可能ですが、余裕があれば開発してもいいかもしれません。
鉄道収益アップのために
クリア目標達成のためにも、鉄道を大きな収益源にするためにも、鉄道の収益改善を急ぎましょう。
街が発展して乗客が増えてきたら、車両を一般型(通勤型)に置き換え。乗客が多ければ、運賃が安くても大量に運んだ方が利益がでます。それに、発展を促進するためにも、駅の収益をアップするためにも、大量の客を運べる車両の方が望ましいです。
満員マークが出るようなら増結。どんどん乗客を増やしましょう。
駅舎は先述の通り駅ビルや高架駅を採用していきます。既存の駅で、利用客が多く大きな利益が出ている駅は改築をオススメします。新たに建てる駅は、無人地帯であろうとも、発展のことを考えて最初から駅ビルか高架駅で。改築の際の固定資産処分損を考えると、結局お得になります。
自前で住宅を建てるべきか
以上のように、基本的な方針は住宅の産業比率を下げるというものです。したがって、自社でマンションを建てるのはそれに逆行することになります。
かといって、一切住宅を自前で建てるな、とも言えません。
住宅を建てれば、単純に人口が増えますし、周辺の立地が向上してから売り出しをすれば結構儲けになります。
開始直後の住宅比率90%を目指す段階ならこの手が有効でしょうし、その後も住宅比率を上げすぎないようにやるなら悪い手ではありません。
ただ、建てては売り、建てては売りをあまり繰り返していると、社員状況が悪化していきます。福利厚生・社員旅行・特別ボーナスで賄えるうちはいいのですが、やり過ぎると子会社の売上に差し支えます。ご注意ください。
このマップは、ただマンションを建てまくればクリアできるという単純なものではなく、結局のところ王道の開発が最も近道になるという点では、開発の練習にぴったりのマップといえます。
このマップをクリアすれば、結構自信が付きますし、開発のやり方も身に付くので、他のマップは結構スムーズにクリアできるようになるでしょう。
その意味では結構オススメのマップだったりします。