1-7-2. 社員状況を改善しよう / A列車で行こう3D攻略情報
A列車で行こう3Dをプレイするにあたって、意外に重要なのが社員状況。社員状況は、いわば社員のモチベーションで、高ければ子会社(とくに商業・娯楽)の売り上げが伸び、低いと売り上げが下落します。収益に直結する重要なファクターといえます。
難易度やさしいであれば、社員状況を気にする必要はありません。難易度を上げると、最初の1年は社員状況との闘いを強いられます。
このページでは、社員状況の仕組みと、その改善方法をお教えします。
社員状況はどういう時に上下するか
社員状況は、様々な要因によって上がったり下がったりします。
まず上がる場合。
黒字決算を迎えると、社員状況は一気に改善し、連続黒字だとその効果も大きくなります。事業プランを使って改善することもできます(後述)。
では、下がる場合はどんな場合か。
まず、赤字決算を迎えると、黒字のときとは逆に社員状況は下がります。また、子会社を売却すると下がります(要はリストラですからね)。そして最も重要な要素が、業務負荷。つまり、社員が暇だったり、逆に激務に追われていたりすると、社員状況は下がります。
業務負荷について
業務負荷についてもうすこし突っ込んだ説明をば。
業務負荷は100%を標準として、それより高いと仕事が多くて社員が忙しい状態、低いと仕事が少なくて社員が暇な状態です。
100%に近いうちはいいのですが、100%から大きく離れていると、月の頭に社員状況が悪化します。
業務負荷は当然ながら社員数に左右されます。社員が多いと相対的に業務負荷が下がります。毎年3月に退職者が出ますが、翌4月に新入社員が大量に入って来るので、ある程度ハードワークな状況であっても自動で是正されます。
しかし、それで賄いきれないこともままあるので、そういうときには事業プランの「人員増強」で社員を増やして対応することになります。
業務負荷がだいたい150%を超えるようだったら、人員増強を行うようにするといいと思います。逆に110%くらいでとどまっている時は、翌年度の新入社員で頭数は足りるので、他の事業プランに枠をまわした方がいいでしょう。
また会社が大きくなってからは、人員増強よりも「業務効率化」の方が効き目があがるでしょう。別に労働組合の反対とかは実装されていないので、プレイが長期間にわたる場合の業務負荷改善は業務効率化によって行いましょう。
社員状況を改善する事業プラン
事業プランには、業務負荷を改善するプランの他に、直接社員状況に効くものもあります。
まず福利厚生。我々労働者にとって大きな関心事である福利厚生を改善して、会社の環境を向上させれば、社員も安心して仕事に臨めるというものです。ボロ雑巾のように社員をこき使っても、実はうまくいかないというわけです。
次は社員旅行。最近はやる会社も少なくなったと聞きますし、ボクみたいに旅行に強いこだわりを持っている人間にしてみればありがた迷惑な行事ですが、やっぱり一般的には楽しみなイベントのひとつ。……というか、社員旅行実施時に出る挿絵的に、もしかして秘書の入浴シーンor水着姿でナニしてヤル気を改善しているのかもしれません。
もうひとつ、特別ボーナス。頑張る社員に直接お金を与えるので最もコストがかかりますが、即効性はバツグン。やっぱりボクら「ホモ・エコノミクス」は金に目ざといもんです。
基本的にはこの3つは毎年やって、社員状況をコツコツ良くしていきましょう。
ただし、このうち特別ボーナスは前年度の決算が黒字でないと実施できません。必然的に、最初の1年は出せません。
1年目は社員状況との闘いだ
冒頭でお話しした通り、難易度標準以上だと、1年目は社員状況を改善すべく奔走することになります。
1年目は、たいていの場合、鉄道を延伸したり子会社をたくさん建てたり事業部を拡大したりと会社が一気に大きくなる局面なので、あっという間に業務負荷が倍加します。
放置するとどんどん社員状況は悪化し、たいていの場合主力になる商業や娯楽の子会社の売り上げが伸び悩みます。また翌年度の新入社員が入ってもなおハードワークな状況が改善しないということも十分にありえますから、そうなるとそこから改善するのは結構骨です。
そのため、王道の経営を行う場合、常に人員増強などの社員状況対策を行いながらの経営となります。
始まったらすぐに事業プランの「業務部拡大」を打って、プランの同時実行可能数を2つに増やしましょう。そのためには社員数が最低100人は要るので、社員数が足りなければまずは人員増強です。ただ、プラン枠は3つは要りません。2つあれば十分で、それ以上余計な時間コストと人件費をかける必要はありません。
終わり次第、すぐに人員増強を行い、業務負荷の改善に打って出ます。同時にもうひと枠で、開発に必要なプランを実行していきます。特になければ福利厚生などで社員状況を改善します。
今作は短期決戦のマップが多いので、ロケットスタートで一気に発展を押し広げつつ利益を増やしていくために、業務負荷の改善は重要です。ただ線路を引けばいいわけではないというのが、箱庭ゲームの老舗・A列車の奥深さです。
社員状況については理解できたでしょうか。次のページでは、今回の説明に出てきたもの以外の事業プランについて説明いたします。