1-5-2. その他の資源の活用 / A列車で行こう3D攻略情報
今作の新要素のひとつに、資材以外の資源があります。
前ページで説明したとおり、資材は絶対に必要なものですが、他の資源は必要不可欠のものではありません。
しかし、資源を活かせば大きな利益をあげることができます。必ずや経営の助けになることでしょう。
というわけで、以下では資源についての解説をします。
資源の紹介
まずはそれぞれの資源を紹介します。
図1: 資源を生産する建物の例(農業:農業組合所)
最初は農業。農業組合所で生産されます。生産量は1か所につき一日最大10ですが、季節によって異なり、秋は多くなる一方冬は減ります。
農業組合所は、マップ内に最初からある場合があるほか、田畑が広がるエリアに自動で出現することがあります。自分では建てられません。
続いて水産。漁港で生産され、一日の生産量は最大(というか通常)10。漁港は海沿いの場所に最初からあるか自然に出現することがありますが、やはり自分では建てられません。
お次は木材。森林地帯(というか木があるところ)に子会社の「伐採所」を建設すると、周囲の木をとんでもない勢いで伐採して木材を生産します。一日に1か所につき最大4つ生産します。
残る石炭と石油はまとめてご紹介。プランの「地下資源調査」を実施すると、石炭や石油が見つかることがあります。それぞれ炭鉱・油井を建てて採掘します。生産量は最大10。
前作「A列車で行こうDS」では鉱脈から資材(通称、高野豆腐)が生産されたため、「採掘場を建ててその資材で工場を建てる」という開発パターンがありましたが、今作では資材ではなく石炭や石油が出るので不可能です。
なお、いずれの資源も立地によって生産量が変化します。例えば木が1本もないところに伐採所を建てても生産量はゼロです。また住宅街に炭鉱を建てると稼働率が下がり生産量が落ちます。
また、資材置場以外の資源貯蔵場は地上にしか設置できません。ご注意ください。
資源を消費する建物
図2: 取引価格画面。この場合水産資源を隣町に売ると逆ざやになる
これらの資源の活用方法はいくつかあります。ひとつは、隣町に押し売りする方法です。余った資材を隣町に売り付けるというのはA列車で行こうの世界では常套手段ですが、他の資源ももちろん同様に売り付けることができます(もちろん買うこともできます)。
しかし、今作では隣町の資源の価格が変動します。
場合によっては生産時の価格以下になることも。このような状態のことを「逆ざや」と言い(ゲーム内でも説明がありましたね)、これでは売れば売るほど損になってしまいます。
レポートの「取引価格」を見てみましょう。ここで重要なのが、左上の「都市内仕入れ」と、左下の「貯蔵資源取得額平均」、そして右側の隣町での価格の3つです。
「都市内仕入れ」は、マップ内の施設から隣接の資源貯蔵場に資源を仕入れる時の額、「貯蔵資源取得額平均」は、資源の仕入れ額+運送費の1個平均です。
図2では、都市内仕入れ額がふたつの隣町での売価を上回っている以上、マップ内から隣町に売るとどうやっても逆ざやになってしまいます。このように、隣町に売るという方法は必ずしも有効とは限らないんです。
他の方法に、マップ内で消費するというのがあります。つまり、資源を消費する建物に供給して買ってもらうのです。
マップ内で消費する分には、よほど長距離を運んだり、無駄な運び方(貨車6両の貨物列車に資源を1個だけ積載するとか)をしたりしない限り確実に利益が出ます。
ここで、資源を消費する子会社の一部を紹介します。
手始めにホームセンター。資材を消費します。資材が余ったら使える建物です。
次にスーパー。農業・水産を消費する建物で、これらの資源があれば下手をするとデパート以上の利益が出ます(もっとも今作のデパートはそこまで強力ではありません)。しかしスーパー一軒のためだけに資源貯蔵場を用意するのも気が引けます。そこでいくつかの施設にまとめて資源を供給できる場所に貯蔵場を作るといいでしょう。
製材所はその名の通り、木材を消費します。工業物件なので、立地に注意。前ページで提案した工業団地に建てるといい按配になるでしょう。
製鉄所・製油所は、それぞれ石炭・石油を消費します。これらもやはり工業物件です。
伐採所の変わった使い方
図3: ゲーム発売直後に出回った、伐採所の特徴を的確に言い表すアスキーアート
ちょっと面白い資源の使い方を提案します。
先ほど、伐採所は木々をえらい勢いで刈っていくと言いました。これを利用するのです。
のちのち開発する予定の森林地帯があるとします。いきなり駅を森の中に作っても、発展にだいぶ時間がかかります。木を切るところから開墾を始めることになりますからね。
そこで、開発を始める1~2年ほど前に伐採所を建てて、森を消し去っておきます。そして、いい具合にハゲた 木がなくなったところで伐採所を撤去して開発を始めます。
こうすれば、開発がスムーズに進む上に木材を有効活用できるので、一石二鳥というワケです。
資源の活用方法はまだあります。
実は、このページで紹介した方法のほかに二つ、しかも超強力な活用術があります。次のページで、それを解説します。