ゲニウス(北)のA列車で行けばいいじゃないか3D

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1-2-2. 会社経営のイロハ / A列車で行こう3D攻略情報

前のページでは、どうすれば街を発展させることができるか簡単にお話ししました。

でも、ただ街が大きくなればいいというわけではないのがA列車。会社の経営もこなしていく必要があります。

街が発展しても、会社が赤字経営ではその先に進めません。会社を上手に成長させるためには、どうすればよいでしょうか。

鉄道を収益源にするために

図1: 鉄道の利益は2つに大別できます

ゲームでやっていることは、鉄道会社の経営です。ということは、早い話鉄道で儲ければいいわけです。

鉄道の主な収入には二つあります。一つは、もちろん列車の乗客が払ってくれる運賃です。当然ながら、利用者が増えれば増えるほど大きくなります。

もう一つは、駅の利益です。これはつまり、駅に入っているテナントから得られる利益です。この利益は、駅の利用者の数によって増減します。

なお、貨物列車も一応利益を出しますが、これは鉄道というよりは資源の利益の話になるので、後に回します。


では、これら鉄道の利益を増やすことを考えましょう。

まず運賃収入を増やすには、お客がいっぱい乗った列車がたくさん走っていればいいですよね。なので、まずは駅の近くを発展させて、乗り降りする人を増やすことが必要です。その後、列車の長さや本数を増やして、さらに利用者の数を稼ぐのです。結局、前のページで説明した、街を発展させる方法と同じです。

次に駅の利益ですが、利用者を増やす他に大切なことがあります。それは、駅そのものの規模です。

駅が大きければ、それだけ色々なテナントが入れます。利用者が多い駅なら、大きな駅舎の方が儲かるわけですね。なので、比較的大きな駅舎である、橋上駅Cや高架駅、駅ビルなどをどんどん活用しましょう。

もちろん、乗客がほとんどいない駅の駅舎をビルにしちゃうと大赤字です。そういう時は、小さめの駅舎の出番です。

ただし、今は人がいないけれど、すぐにまわりが発展して、利用者が一日5000人以上になる、と期待できるなら、最初から大きめの駅を建てるのもいいでしょう。


図2: 乗客の少ない列車の経費を削るのもポイントです

単に利用者を増やすだけが鉄道経営ではありません。乗客を増やす以外にできることもたくさんあります。

一つは、列車の長さです。

ゲーム序盤は、まだ開発が始まったばかりなので、マップにもよりますが乗客は多くありません。

そんな中で、7両編成の通勤型列車を走らせたらヤバイことになりますよね。

つまり、乗客の数に応じて、ちょうどいい長さの編成を組んだ方がいいということです。

逆に、いっつも満員の列車は、編成を長くした方が儲かりますし、駅の利用者も増えるので街もどんどん大きくなります。

列車の編成については、別の機会に詳しく解説しようと思います。

もう一つ、車両も考えて選びましょう。

車両にはいくつか種類があります。たくさん乗客を運べるけれど、運賃は安い通勤型。逆に、高速で走れて料金もたくさん稼げるけれど、輸送力が低い特急型。そして、その中間(やや通勤型寄り)の近郊型。大まかに分けるとこの3種類です。

利用者の数を稼ぐにはもちろん通勤型がベストですが、利用者が少ない場合は赤字になってしまいます。そういう時は運賃が高めの車両に替えてみるのも手です。

また、普通列車の利益を補うのに、特急型を使う方法もあります。

別の機会に解説する攻略パターンの話の中に、車両の種類のことも絡んできますので、今のうちに少し押さえておいてください。

資源を活用しよう

前のページで、街の発展には資材が要ると説明しました。この資材も、もちろん売った分だけ利益になります。

資材のほかにも、農産・水産・木材・石炭・石油の5種類の「資源」があります。

これらの資源を売って得られる利益「資源関連利益」を増やすのも、会社経営の方法の一つです。

資源のやり取りは、マップの中で生産・消費する方法と、マップ外と売り買いする方法の2つがあります。マップ外との取り引きには、貨物列車またはトラックで隣町とやり取りする方法と、港を建てて海外貿易をする方法があります。

地産地消もよし、輸出で稼いでもよし、逆に輸入してマップ内の子会社で消費するもよし。いろいろ試してみましょう。

詳しくは、第5章「資源・貨物輸送」で説明します。

子会社で利益を増やそう

収益源になってくれるものは他にもあります。子会社です。

交通や物流だけではなく、マンションやビル、スーパーマーケットや遊園地など、さまざまな事業を手掛けることで、うまくすれば収入を大きく伸ばせます。

たいてい、鉄道だけでは必要な資金を稼ぐのは難しいです。事業を多角化していくというのも、上手な経営のコツです。

そして、子会社は運用次第で、鉄道をしのぐ収益源になってくれます。

事実、ほとんどの鉄道会社は運輸以外の事業をメインの資金源にしています。例えばJR北海道は札幌のJRタワー、東急は住宅分譲を中心とした不動産業が有名です。

子会社の解説は、第6章「子会社の活用」をご覧ください。

迫りくる税金の恐怖?

会社を経営する上で気にしておきたいのは、税金です。

このゲームでは、2年目以降毎年6月1日に税金を支払う必要があります。

支払う税金は、主に法人税と固定資産税です。

法人税は会社の利益に対してかかる税です。仕事をされている方は所得税を取られてますよね。それの企業版のようなものです。

固定資産税は、土地や建物、車両などに対してかかる税です。会社の規模が大きくなり、建物などをたくさん持つようになると、税も上がります。

合わせて、一年の収益のだいたい半分を取られると思ってください。


では、この税金を何とか減らすことはできないものでしょうか。

皆さん、逆に考えるのです。税金に脅える必要がないくらいに儲けちゃえばいいんだと。

今作では、減価償却や繰延資産という概念が追加されています(詳細は「1-7-4. 鈴虫でもわかる損益計算書の見方」にて)。そのため、収益を出しつつも帳簿上の利益を減らして法人税を抑える、というのが難しいのです。

一方、利益を高めることは、節税よりもはるかに簡単です。鉄道・資源・子会社をミックスして、収益源を増やしつつ街を発展させてやれば、売り上げはグングン伸びるはずです。

だったら、セコセコと工作するより、真正面からバカ正直に正攻法で経営した方が手っ取り早いのです。

経営のコツは、この攻略コーナーにタップリ散りばめてありますので、どうぞごゆるりとご覧くださいませ。

その他経営あれこれ

経営は、お金が増えた減ったというだけではありません。他にもいろんな要素があります。

例えば、株式。プレイヤーが経営するのは株式会社なので、当然株式を発行しています。しかし、当初は株式は非公開(非上場)の状態で、これを公開(上場)することが考えられます。

例えば、社員状況。難易度標準・いばらの道では、社員が激務に追われていないか、逆に暇を持て余していないか、チェックする必要があります。社員が少ないのに一気に事業を拡大すると、後でしっぺ返しをくらいます。

こうした種々の経営課題については、第7章「その他」で解説しています。

いかがでしょう。このゲームでの会社経営の全体像が見えてきましたか?

やることが多い? 大丈夫、一つひとつ覚えていけばいいんです。みんな最初は大なり小なり分からないことがあるんです。前作プレイヤーのボクでさえ、最初は大変でした。最初のうちは全部できなくても大丈夫。

そして、そんな初心者・初級者の皆さんのためにこそ、この攻略があるんです。ジャンジャンバリバリ活用してください。もちろん、他サイト様の情報もどしどし使っちゃってください。

さて次のページ(未公開。気長にお待ちください……)では、具体的な攻略パターンのお話をします。すていちゅ~んど。

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