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未経験者でもできるMMDキャラモデ講座 ~テクスチャ作成~
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未経験者でもできるMMDキャラモデ講座 ~テクスチャ作成~

2016-10-18 20:00

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    それでは次にマテリアルの色や影をテクスチャに焼きこんでいきます。マテリアルのままでもいいのですがあまりにものっぺりしすぎているので影などのディテールを追加します。

     データではuvset2.blendからになります。(2016/10/17更新)前のデータから少々変更が加えられています。
    まず体のオブジェクトからやってみたいと思います。オブジェクトを選択し、編集モードに変更してすべてのオブジェクトを選択します。すると下のエディタ上にすべての展開UVが表示されていると思います。
     まず画像エディターでチェック柄のテクスチャをビューの左側にあるXボタンを押して削除し、新規からテクスチャを作成してください。ブランクを選択し、何もないテクスチャにしましょう。デフォルトでは黒色になっています。ここではわかりやすいように白色にしました。
    のちほどマテリアルを焼きこむので何色でもいいです。
    テクスチャを新規作成したら3Dビュー上でも反映されているかと思います。確認できましたらまず一番下の画像のところから「画像を別名保存」しましょう。モデルのファイルにあるところにわかりやすい名前で保存しておきましょう。



    次に同時に焼きこむAOの設定を行います。AOとは疑似的な影のようなものです。
    プロパティエディタのワールドタブからアンビエントオクルージョン(AO)にチェックを入れましょう。それから下のサンプルを20にしてみました。 これは数が大きければきれいになりますが時間がかかるようになります。数字はお好みでどうぞ。
    また新しいバージョンのblenderでしたらシェーディングのところからAOのプレビューを見ることができます。



    AOだけでは少々物足りないのでさらに同時に影も焼きこんでみたいと思います。まずマテリアルの放射をすべて0にしましょう。これを行うと3Dビュー上のオブジェクトがすべて真っ黒になっていると思います。ですので光源を出して明るくしましょう。
    最初にほかのレイヤーに光源を移動していた方は非表示レイヤーをオンに、消してしまった方はShift+Aからランプを作成しましょう。
    光源の種類などはどのような影を焼きこみたいかによって変わってきますいろいろと試してみましょう。私はヘミライト、エネルギーは4にしました。







    ではこれらを焼きこみます。焼きこむ前にミラーモデファイアのレンダリングの箇所をオフにするか、ミラーリングを一旦削除してしまいましょう。なぜかというとUVが左右重なっているためうまく焼きこみができなくなるからです。



    影を焼きこみたいオブジェクトを選択し、プロパティエディタのレンダー⇒ベイクから選択アクティブにチェックを入れベイクボタンを押します。ベイクモードはそのままのフルレンダーです。すると画像エディタに影とマテリアルが焼きこまれたテクスチャが生成されます。




    これでテクスチャが焼けました。このようにして全身のテクスチャを作ってみましょう。
    また影などを焼きこんだ後はテクスチャを保存するのを忘れないようにしましょう。

    全てのオブジェクトのテクスチャがベイクできましたら、一旦すべてのオブジェクトのマテリアルをすべて削除します。それからテクスチャの枚数分のマテリアルを作成し、それらをテクスチャに紐づけてから割り当てます。
     例えば体の部分でやってみます。まずマテリアルを一つだけにします。マテリアルの色は真っ白で何もなしで、放射の値は1に戻してあります。光源は別レイヤーに移して非表示にするか削除してください。次にプロパティエディタのマテリアルの隣にあるテクスチャの設定を行います。新規作成をして画像から先ほど作成したテクスチャを選択します。また下のマッピングの箇所がUVになっているのか確認しておきましょう。
    すると3Dビューにもテクスチャが反映されているかと思います。


    マテリアル設定

                      テクスチャ設定

    このようにして全身にマテリアル、テクスチャを割り当てていきましょう。
    できましたらテクスチャペイントモードなどで目のテクスチャを描いたり、さらにテクスチャのディテールなどを追加したりしてみましょう。
     ペイントは3Dビューからでも画像エディタからでも可能です。3Dビューからならオブジェクトモードをテクスチャペイントに変えます。画像エディタはビューの所を変えます。
    Tのツールシェルフからブラシの色や設定などを変更できます。
    テクスチャは作者のこのみなのでお好きにどうぞ。私の場合目のテクスチャは別にしてサンプルモデルのテクスチャを使用したり肌が白っぽすぎるので少し赤みを足したり服の影を増やしたりしてみました。






    これでテクスチャは完成です。 ちゃんと画像を保存しておきましょう。
    次からはセットアップを行っていきます。

    また以前も書きましたが、ここで質問コメなどをするのはいいのですが、私がどの記事にコメントが来たのかがわからないため確実に返答が欲しい場合はメールかtwitter(@polymaple)までご連絡ください。



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