★5 | 阿り忖度無縁の主人公はまあ有りがちだし生を運に委ねすぎで自己矛盾を露呈するのだが、それでも天才である描写が堂に入っている。持たざる者たちの尊厳を大事にして彼ら彼女らのリアクションが命と見定めたのが正解。速度とドライブのかかった理想郷が現出。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 原作を読んだことがないけど、原作のほうが面白いと思う。 [review] (おーい粗茶) | [投票(3)] |
★4 | まんが原作の映画化としては成功していると思う。キャラクターの設定がベタといえ剛球一直線。それを仮託する平手の造形も秀逸。単なるアイドル映画ではない。話★4、役者★5、見せ方★4 [review] (ぱーこ) | [投票(3)] |
★4 | 「粗野に振る舞う天才」というキャラクターは今までにも数多くいた(特に医者に多い)し、比較的口数も感情の起伏も少ないので誰がやってもハマる役。「文壇の賞レースと響の周囲の作家たち」という設定は独特で面白い。が、やはりすぐ暴力を振るう、目上に対して敬語もまともに使えない女子高生という主人公を手離しで好きにはなれない。ラストも不満。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] |
★4 | 何と心地の良い106分間だろう。響のようなキャラは精神のリハビリに最適である。いかに私たちは、妥協し、折り合いを付け、我慢することを強いらえれ、日々をやり過ごしているかを痛感させられる。現実からの“逃避”という映画の効用を久しぶりに思い出した。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 「特別な才を持つ創造者は、我々とは異なる世界の異形の者であって欲しい」という凡人の
甘えた願望をかなえてくれる平手友梨奈の造形はなかなか良かったです。
[review] (さず) | [投票(4)] |
★3 | インパクトあるシーンは予告篇で全部出ており、それらの名所巡り風の観賞体験。天才少女作家が殴る蹴る折る跳ぶ押すのアクション映画。平手友梨奈が睨みや台詞回しの鋭さと重みで成立させる力業と、脚本時点での文学への興味のなさダダ漏れが共にあり。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★3 | 書棚の本をめぐる問答無用のやりとりで、これは本来が「相対」であつかわれる世界に「絶対」をもちこんだらどうなるかと言う話なのだと合点する。故に映画の中のその「文芸」に内実はむしろ無い方がよい。そのかわり映画に内実をこめるのは具体的な被写体としての演者達でこそあらねばならず、映画は光と音のケレンで、それを中心と周縁、即ち絶対と相対の一対一の対決として描き出すに専心する。〔3.5〕 (ハイタカ) | [投票(1)] |