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海外では、留学だけでなく、インターンシップ(以下、インターン)をすることもできます。インターンは海外の企業で研修生として働くことができ、「多国籍な環境」で「海外でも通用するスキルやマインド」を身に付けることができます。
しかし、海外でのインターンといっても、なかなかイメージができないものです。そこで今回は、
・海外インターンとは
・海外インターンのメリット
・インターンできる国
・ワーキングホリデーの活用
・留学とインターンの比較
・インターン先を探す方法
・費用
・必要な英語力
について解説します。これを読めば、海外インターンを実行するまでの道のりが分かるはずです。
[目次]
まずは、
・海外インターンとは
・インターンできる職業
を解説します。
海外インターンとは、企業や団体で研修生として働く制度です。インターン自体は日本国内でも行うことは可能ですが、海外インターンでは「価値観や育った環境の異なる人と働く」「海外で通用するスキルやマインドを身に付ける」などの目的を持った人が行う傾向があります。
基本的に、インターンは無給です。というのも、職歴を必要とせずに、スキルの少ない学生でも参加できるからです。また、金銭をやり取りするとなると、アルバイトのような単純作業が中心となる可能性が高いのです。
反対に、専用のビザ(ワーキングホリデーなど)であれば、有給でインターンをすることも可能です。
海外でインターンをする場合、受け入れ先は以下のような業種が中心です。
・ホテル
・マーケティング
・旅行会社
・IT企業
・テレビ局
・航空会社
・デザイン
・出版社
・貿易会社
基本的にはオフィスワークであり、語学学校とつながりのある地元企業や施設が多いです。
海外インターンには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは学生、社会人、短期のインターン、留学+インターンを組み合わせの4つのメリットに分けてお伝えします。
海外インターンは、学生にとって以下のようなメリットがあります。
・人と違う体験ができる
・就職の体験ができる
・ビジネスの仕組みが分かる
留学する人や英語が話せる人は多く、就活で差別化できるスキルにはなりません。しかし、その中で「海外で働いた経験がある」という人は、まだまだ少ないです。また、海外で働くことへの挑戦を評価してもらえることもあります。
インターンとはいえ、語学力のテスト、面接など採用までにテストがあり、流れは就活と同じ。就活本番までの練習にもなります。
社会人には、以下のようなメリットがあります。
・前職の経験が活きる
・ビジネスマナーなど基本的な知識がすでに身についている
・帰国後は、前職の経験+インターンの2つの経験を評価してもらえる
社会人であれば、留学前の職業での経験値がアピールポイントとなります。基本的なビジネスマナーが身についているため、採用試験では有利に働きます。
また、帰国後の就職活動でも、「前職+インターン」という2つの経験を評価してもらうことができます。
海外インターンは、1カ月未満の短期でも参加できます。例えば、
・海外で働く「体験」ができる
・夏休みのような限られた時間でも参加できる
・費用が節約できる
といったメリットがあります。
しかし、短期だと実績を作りにくく、海外のビジネス文化や仕事の方法、考え方など、すべて吸収することは難しいです。
私も、中国で3週間のインターンをしたことがありますが、中国のビジネスマナーを知る、社員さんの話を聞くといったことしかできませんでした。
実績を作りたい、しっかりと海外での就労経験を積みたいということであれば、3カ月以上の長期でのインターンがおすすめです。
インターン前に、留学で語学力を身に付けることもできます。そうすると、
・ある程度の語学力を身に付けてから働くことができる
・環境の変化にすこしずつ慣れることができる
といったメリットがあり、インターン中に語学で困ることがありません。
ただし、学校に通う期間とインターンの期間は分けるべきです。同じ時期に2つをかけもちすると、勉強の時間が取れない、職務に支障が出る可能性も。留学を3カ月、インターンを6カ月など、期間を分けて行いましょう。
次に、留学中に海外インターンもできる国をご紹介します。また、インターンもできるおすすめの語学学校の合わせてご紹介するので参考にしてみてください。
留学先として
・アメリカ
・オーストラリア
・イギリスなどのヨーロッパ
・フィリピンやベトナムなどの東南アジア
が人気です。「同じ国でインターンもできるのかな?」と思いますが、地域によって就労できる時間や期間など違いがあります。
アメリカのインターンには有給と無給があり、ビザや条件が異なります。
【有給】J-1ビザ
【無給】学生ビザ
J-1ビザ(交流訪問者ビザ)という、お給料をもらいながらインターンができるビザがあります。
F-1ビザ(学生ビザ)でも部分的に就労することはできますが、いくつかの条件があるので詳しく知りたい方はこちらでご確認ください。
アメリカビザ情報
オーストラリアでは、「学生ビザ」「ワーキングホリデービザ」のどちらかでインターンができます。
学生ビザは、無給と有給があります。有給であればホテルなどの接客業が多く、週に20時間までと時間が制限されています。無給であれば、出版社やデザイン、旅行、ITなど、職業の幅が広がります。
ヨーロッパには、国によって「学生ビザ」と「ワーキングホリデービザ」のどちらかでインターンできます。学生ビザでのインターンは、フランス、ドイツ、イタリア、スペインで可能です。 ヨーロッパも有給よりも無給の方が、就労できる職種が多くなります。
近年、東南アジアでのインターンが注目を集めています。
インターン先はフィリピン、タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシアなど。それぞれ、学生ビザやインターンシップができるビザが必要です。
自分でインターン先を探すだけでなく、語学学校のインターンシッププログラムに参加するという方法もあります。
インターンもできる学校として、2校をご紹介します。
PALETTE SCHOOLは、フィリピン・マニラにある日本のNPOが設立した語学学校です。NGOへのインターンや貧困地区へのスタディツアーなど、社会問題に関心のなる人におすすめです。
SELC バンクーバーはカナダにある語学学校です。「総合英語+ビジネス英語+インターン」というコースを用意しており、働くときに必要な英語を身に付けてから、インターンをスタートできます。
海外インターンをするならば、ワーキングホリデービザもおすすめです。ワーキングホリデービザを使う魅力と、インターンできる国をご紹介します。
ワーキングホリデーは、就労ができる制度です。国によって条件は異なりますが、有給・無給の制限がありません。
ワーキングホリデーは、1〜2年間の滞在ができます。そのため、語学学校に通ってからインターンできるなど、過ごし方の選択肢が増えます。
ワーキングホリデーでインターンするのにおすすめの国と、理由をご紹介します。
オーストラリアは、ワーキングホリデーで渡航する日本人も多い国。有給であればホテルやカフェなど接客業が多いです。無給であれば、出版社、デザイン、旅行、マーケティング、ホテルなどでインターンできます。外国人の受け入れにも積極的なため、インターン先が見つかりやすいはずです。
費用、おすすめの語学学校などオーストラリアのワーキングホリデーの詳細はこちら
フランスは、アートやファッション、料理など専門分野のインターン先が多いことが魅力です。また、留学生の受け入れにも積極的なため、働く人も多国籍です。
カナダも多国籍な国。そして比較的、治安の良い国です。グローバルな環境で働きたい人におすすめです。
費用、おすすめの語学学校などカナダのワーキングホリデーの詳細はこちら
海外に行くといっても、留学とインターンで迷ってしまいますよね。ここでは、留学とインターンそれぞれのメリットとデメリットをお伝えします。
留学のメリットとデメリットは、以下の通りです。
・語学力をあげることができる
・英語レベルに関係なくチャレンジできる
・実践経験を積むことはできない
・就活での差別化は難しい
留学は勉強に集中できるため、語学力をしっかりと身に付けることができます。しかし、実践経験を積むことはできず、就活での差別化は難しいです。
インターンのメリットとデメリットは、以下の通りです。
・社会人に必要なスキルが身につく
・実務経験として就活でアピールできる
・ビジネス英語やある程度の語学力が必要
・インターンできる国が限られている
インターンは、就労経験を積むことができます。社会人に必要なスキルが身につくだけでなく、就活でアピールもできるはずです。
海外でのインターン先は、
・現地の語学学校や大学
・知り合いの紹介
・就活サイト(例:LinkedIn、indeedなど)
から見つけることができます。
LinkedIn
indeed
*indeedは国によってドメインが異なるのでご注意ください。
またインターン先の探し方は国によって異なる場合もあるので、すでに渡航する国が決まっている場合は以下を参考にしてみてください。
アメリカのインターン情報まとめ
オーストラリアのインターン情報まとめ
カナダのインターン情報まとめ
イギリスのインターン情報まとめ
フィリピンのインターン情報まとめ
海外インターン先を探す際は、以下のことに注意しましょう。
・目的や目標を明確にする
・渡航時期(就活との兼ね合い)
・一定の英語力を採用基準にしている企業にする
・TOEIC700点レベルの英語力は身に付けておく
・実績を出す
体験談として、「目的や目標があったから、失敗したときやうまくいかないときでも頑張ることができた」という声もあります。身に付けたいスキルや経験は、ハッキリとさせておきましょう。
また、「英語力が必要ない」という企業もありますが、顧客が日本人、働く人が日本人や日本語を話せる人ばかりの可能性が高いです。これでは日本と変わらない環境になり、海外でインターンをする意味がありません。
また、インターン中にはなるべく実績を出しましょう。実績があれば、就活での説得力もグッと増すはずです。
次に海外インターンでかかる費用を解説します。
海外インターンでは、以下のことにお金がかかります。
・航空券代
・滞在費(家賃や食費、交通費など)
・保険代
・ビザ代
・参加費用
そして、欧米と東南アジアで費用は異なります。1カ月につき必要な費用は、以下の通りです。
【欧米】
25〜40万円
【東南アジア】
10〜20万円
国によって、生活費と航空券の金額が変わります。あらかじめ調べて、しっかりと準備しておきましょう。
最後に、海外インターンに必要な英語力を解説します。
語学力に不安がある場合は、「留学+インターン」で1年間ほどの渡航がおすすめです。
インターンでは、ビジネス英語や就労に差し支えのない英語レベルが必要です。基準としては、「TOEIC 800点」。800点以上のスコアは、ビジネス英語を理解して、使うことができるレベルに相当します。
英語力に関しては、以下の記事でもくわしく解説しています。
【英語初心者向け】独学で英会話ができるオススメ勉強法と教材15選まとめ
しかし、日本にいながらTOEIC800点を習得するのは簡単ではありません。日本人の平均はTOEIC400点と、必要な英語力の半分なのです。
語学学校には
・英語に集中して勉強できる
・1週間から入学できる
・インプットをすぐにアウトプットすることができる
というメリットがあります。語学力に不安があるときは、留学で英語を勉強してからインターンをするのがおすすめです。
インターンは、企業で研修生として働くことができる制度です。海外で行うと、国内よりも「価値観の異なる人と働く経験ができる」「海外で通用するスキルやマインドが身につく」という魅力があります。
インターンは留学とは異なり、就労できる国やビザの種類がそれぞれ異なります。おすすめは、
・オーストラリア
・フランス
・カナダ
の3カ国です。それぞれワーキングホリデービザが利用できる上に、インターンとしての受け入れ先も多いです。
ただし、海外インターンには
・目的や目標を明確にする
・渡航時期(就活との兼ね合い)
・一定の英語力を採用基準にしている企業にする
・TOEIC700点レベルの英語力は身に付けておく
・実績を出す
といった注意点もあります。特に、語学力は「TOEIC800点」はなければ、ビジネス英語を理解して使うことは、難しいです。
もしも語学力が不安であれば、「留学してからインターンをする」という流れが安心です。語学学校で勉強してからインターンに挑戦することで、業務に集中できます。
インターンを前提としたコースを用意している語学学校もあります。自分の目的にあった国やインターン先を見つけて実績を出せば、帰国後の強みになるはずです。
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