「最初は灯油を準備しようと」小田急線10人切り付け[2021/08/08 11:29]
東京・世田谷区を走る小田急線の車内で乗客が切り付けられて10人がけがをした事件で、逮捕された男が灯油を使って車内に火を付けようとしていたことが分かりました。
対馬悠介容疑者(36)は6日、小田急線の車内で女性(20)を刃物で切り付けて殺害しようとした疑いで8日朝に送検されました。
警視庁によりますと、対馬容疑者は乗客を襲った後、車内にサラダ油をまいて火を付けようとしましたが、火は付きませんでした。
その後の捜査関係者への取材で、対馬容疑者が取り調べに対して「最初は灯油を準備しようと思ったができなかった」と供述していることが分かりました。
サラダ油については「電車に乗る前に買った」と話しているということです。
また、「人を刺したり火を付けて殺そうと思っていた。殺せなくて悔しかった」とも話しているということです。