「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)

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感想・レビュー(65)

  • エボシペンギン
     グレーゾーンが大きい故にビジネスにも狙われる発達障害の諸相を筆者が主に経験から語る。発達障害という言葉である種救われようとする、特別である理由を求めてしまう社会の生きづらさ、障害への対処とは=ではない生きづらさへの向き合い方が必要な感じがした。 私も多動で片付けられなくて、後回しにしてとんでもない状況を引き起こすのですが、正直、これが発達障害ではなくて、ただただダメだ奴だということを認めるのは怖いし、かと言って明確に診断もらって対処を組織に求めようと思ってるわけでもない…辛いしんどいわかってほしい
  • 夢仙人
    参考になった。
  • 若紫
    タイトルを見れば分からなくもないという程度に共感できる。思い通りにいかなかったり生き辛さを感じる中で、納得がいく、もしくは諦めがつく明確な診断がほしいと思うのだろう。本書では発達障害を医学的に説明するのが目的ではなく、発達障害と診断されたがるという社会現象について述べるのが目的である旨の記述があるが、半分以上が発達障害の医学的な説明で、本題に触れているのは最初と最後だけだった。最後の方の「患者の掘り起こし」「汚部屋ブログ」は特ににわかに信じがたかったが理解はできる。できればこのままの性格で楽に生きたい。
    いおい22

    私も性格ですませられる範囲かな。色々あったけどもう、乗り切れたといっていい年齢ですから。苦手なことが多いけど、人より得意なこともあるので、まっ、いいか。

    ★312/01 17:24
    若紫

    私は今でも迷走中ですが、私の性格の問題だと自覚しています。しかも自覚するのは職場のみなので、職場の同僚がみんな超絶優しい人ばかりなら問題なくやっていけます(笑)私もまっいいかって思いたい(笑)

    ★112/01 19:59
  • manamuse
    この方、名前はよく見かけるし顔もどこかで見たことある気はするんだけど…結局なにが言いたいのかよく分からなかった。ラストの〜誰だって世界に二人といない「かけがえのない自分」〜で上手くまとめた感。製薬会社のキャンペーン(陰謀)による患者の掘り起こしは想定内。結局、発達障害を診断するのは現在の医療でも困難だということ。予約待ち半年とか…待ってる間に2次障害になっちまうよ…。
  • 白い雲。。
    近頃の風潮から関心があり、読んでみる。なるほど。自己肯定感の渇望からくるのかな。わかる気がする。うつ病治療薬の薬剤メーカーキャンペーンについては「気を付けなくては」と思った。
  • ペンギン
    発達障害という言葉が気になって、本書を手にしてみました。
  • キラキラ星の欠片
    いわゆるグレーゾーンの当事者や家族に限って言えば、「発達障害」という納得のいく理由(事例)によって救われ、今までの困りごとに対して前向きな対処を取れるようになれれば、それだけでも診断を受けるメリットになるのでは…。自分とは異なる少数派の「個性」をもっと寛容な気持ちを持って接することが今の日本人には必要なのではないかと思う。
  • zgkzw
    発達障害はスペクトラムで、グレーゾーンの自己理解や支援にも有用な概念なのに、筆者はなぜこれほど診断にこだわるのか。/全体的に人を見下している。「軽度」の発達障害の悩みを「重度」の症例と比べて矮小化し、性格のせいにし、診断が不要だと決めつける。ゲーム業界主導の「ASD型ライフスタイル」が非婚の原因だとする箇所や、自己愛性パーソナリティ障害への侮蔑的な言及もひどい。診断を求める人に「特別になりたい」願望を勝手に読み取って「発達障害じゃなくても大丈夫」「平凡なのは素晴らしい」とする結びには心底ドン引きした。
  • 葉月瞬
    結局のところ、自己の輪郭がぼやけてるからアイデンティティーを欲してる人が多いのかもしれない。その求めるアイデンティティーは時代と共に移り変わっていく。己の存在は不変なのに。ということなのかも。自己分析が上手くできない人は意外と多いのかも。
  • さとし
    例えば、不幸が続いた人がいたとする。その人が占いに行き、「あなたの運勢は最悪です」と言われる。ふつう最悪と言われていい気はしない。ただ、不幸続きが運勢のせいだと分かればホッとする。本書で言う発達障害の診断を求める人も、これに似ていると思った。人との繋がりの中で感じる、生きずらさのようなものに、理由を求めているのだろう。
  • じゃがたろう
    診断基準に当てはまる人と困りごとの程度が強い人は違う、診断を受けてアイデンティティーを確立したい人が増えているということ、診断の有無にかかわらずあなたはかけがえのない存在ですよ、といったことを主張している本。言葉だけが一人歩きしている印象は確かにあるし、それは誰にでも当てはまりそうな症状だから。製薬会社のキャンペーンとかレビー小体型認知症とか解離性同一障害の話とか興味深かった。この「ゴミ箱診断」状態が解決されるようなバイオマーカーの発見が今後期待される。基礎研究の出番ですね。
  • ブルー(実用書)
    × 医師の世界を批判したもの。発達障害の治療などの目的で読むものではない。
  • 薩摩隼人
    ネタバレ昨年末に晴れて?「ADHD」の診断書がおりた自分。課長職まで上がっていたが、実務についてのケアレスミス多発は昔から。診断書は会社に提出し、自分の再配置に関しては会社判断待ち。昔から自分に対するジレンマがあり、真面目にやってるけどミスが減らない自分に「病名」が付いた事で、やっぱり救われた気がする。今は病気の対策本を読み漁っている。本其々に記載される症状に該当するし診断自体は間違っていないと思うが、この本を読むと前から感じていた主治医に対する不信感が強くなる。あとは、病名を言いたがらない様にします(笑
  • 29世紀
    ☆3☆香山さんの著書だな~、という文章で読みやすかったです。大人になると、自ら発達障害だと言いたがる人が多いのですね。いや、発達障害は誰にだって欠片があるので、そういう意味じゃホント、「ぼくらの中の発達障害」なんですけどね。で、大事なのは何で「言いたがる」かってことなんですよね。
  • もな
    「自分とは何でどこへ向かうべきか?」アンジェラアキさんの歌の歌詞みたいな問いの答えを探すことが、生きることのミッションのひとつかもしれない。そんな中で、「あれができない、これができない」の原因を解明してもらって安心したい、あわよくば改善に導いてほしい!という願望、誰にでもあるのかなと思いながら読んでいた。
  • itsumiKshi
    本気で入院しなくてはいけないケースではない、グレーゾーンの人達に、「発達障害」の印籠がなくても生きにくさは解消できる、という話。しかし方法がない。(そもそも該当者はこの題名の本は読まないか)
  • さやぽん
    自分はまだ発達障害の話題が今ほどなかった2011年にペインクリニックに通ってたときにそこの臨床心理士に発達障害じゃないかとテストの目的を明かされないままWAIS テストを受けてアスペルガーグレーゾーンだと言われた経験があります。 なので私の場合はこの本の真逆のケースになります。当時発達障害のケアみたいなものは拒否したのですがそれでも今でも私は発達障害だったから学校でうまくいかなかったのではないか、仕事も何回もうまくいかないのではと思うことがあります。結局たぶんそうではないのでしょうね。
    さやぽん

    今だったら、幼児ならともかく大人にテストの目的を明かさずに何かの判定のテストをうけさせるって許していいことじゃないよなとこの本を読んで少し思いました。

    ★311/10 21:04
  • しゃす
    発達障害と診断されたくて病院に殺到する人たちのお話。興味深いが、発達障害そのもののことを知りたいなら別の本がオススメと著者も言っている…
  • gon
    タイトルが気になって図書館で借りた本。自分にもこういう節があると思う。自分は発達障害なんじゃないか、うつ病なんじゃないか、そうだと言ってほしい、そうであればいいのにって思ったことは何回もある。そうすれば全部そのせいにできるから、自分が怠けてるんじゃないって証明されるから。この本を読んで、根本には自己肯定感の低下があるんだと確信した。最後の方に、「自分に自信を持って生きて行ってください」とあったけど、そう生きるためにどうすればいいかがもはや分からない。そこを詳しく知りたかった。
  • gon
    タイトルが気になって図書館で借りた本。自分にもこういう節があると思う。自分は発達障害なんじゃないか、うつ病なんじゃないか、そうだと言ってほしい、そうであればいいのにって思ったことは何回もある。そうすれば全部そのせいにできるから、自分が怠けてるんじゃないって証明されるから。この本を読んで、根本には自己肯定感の低下があるんだと確信した。最後の方に、「自分に自信を持って生きて行ってください」とあったけど、そう生きるためにどうすればいいかがもはや分からない。そこを詳しく知りたかった。
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