SCP-2210-JP
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アイテム番号: SCP-2210-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2210-JP封じ込めのため、後述のプロトコル・お百度参り-2210が適用されています(セキュリティクリアランスレベル2以上の職員のみアクセス可能です)。セキュリティクリアランスレベル1以下の職員は、セキュリティクリアランスレベル2以上の職員の指示に従い、当該プロトコルに沿った封じ込めを行ってください。

説明: SCP-2210-JPは、人間がその身体を動かすことによって再現することのできる一連の動作です。SCP-2210-JPはキネトグリフ1の一種であると考えられています。

SCP-2210-JPは、一般的に神社あるいは祠であると人々に見なされる、ある形而上の存在を祭祀している構造物の近傍(以下「神域」と呼称)において再現される場合にのみ、後述の異常性を発揮します。実験の結果、神域として成立するためには、複数人から一定期間以上「その構造物によって何かが祭祀されている」と認識されていることが必要であると考えられており、財団が神域を模倣するために建築した構造物においては、異常性は発揮されないことが確認されています。

SCP-2210-JPにあたるシーケンスは以下の通りです。以下、それぞれの動作を手順1~4と呼称します。

  1. 祭祀が行われている構造物に向かって直立し、上体を前に倒し、再び直立する。
  2. 手順1を再度実施する。
  3. [編集済み]
  4. 手順1を再度実施する。

神域において以上の動作を行った場合、約1秒間、神域周辺のヒューム値に空間的な粗密が生じます。これに伴う現実改変により、SCP-2210-JPを行った人間(以下「参拝者」と呼称)、あるいはその周辺の環境において、異常な事象が発生します。実験の結果、SCP-2210-JPによって引き起こされる事象は再現性が少なく、その現実改変の規模の大小は実施するたびに大きく変動すると考えられています。また、現実改変の内容についても神域によって大きく異なり、その内容を予測するのは困難です。

SCP-2210-JPの原型は、1945年に実施された蒐集院から財団へのオブジェクトの移管の際、蒐集院から提供された資料から発見されました。当時、蒐集院は異常性を発揮させるために必要なキネトグリフのシーケンスが全部で6動作であると認識しており、当該シーケンスはSCP-███-JPとして登録および収容されていました。20██年█月、キネト学の研究にあたっていた桜山博士が、当該シーケンスは理論上余剰な動作および簡略化できる部分が含まれていることを指摘しました。研究の結果、先述した4動作が最適化されたシーケンスであることが判明し、20██年█月、財団の研究チームによって確立された新たなシーケンスがSCP-2210-JPに指定されました。

page revision: 5, last edited: 7 Aug 2021, 03:22 (1 day ago)
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