SCP-1724-JP
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アイテム番号: SCP-1724-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1724-JPは異常性の性質上、収容には至っていません。そのため、SCP-1724-JPの対象となった人物にはAクラス記憶処理とカバーストーリー”夢”もしくは”暑さによる幻覚”を使用します。SCP-1724-JP-Bは回収され、異常性検査で異常が明らかになった場合低危険度物品保管ロッカーに保管されます。異常がない限り対象に返却されます。

説明: SCP-1724-JPは小学生から大学院生までの児童及び学生(以後「対象」とする)が一定の条件を満たした場合に稀に発生する異常な現象です。その条件は以下の通りです。

①対象に夏休みが存在すること。
②当日が対象の夏休みの最終日であること。
③対象が夏休み初日から毎日欠かさず日記をつけていたこと。
④対象が夏休みの最終日の日記を同日の日没から夜23時50分の間に書き終えること。

SCP-1724-JPは、対象が夏休みの最終日の日記をつけ終えた時点から、夏休みの最終日の夜24時00分まで続きます。SCP-1724-JPが発生すると、対象の付近に突如SCP-1724-JP-Aが出現します。SCP-1724-JP-Aは必ず対象と同年代の人型実態で、日記を書き終えた対象と会話を行うなど好意的なコンタクトを取ります。対象はSCP-1724-JP-Aに対して多少の戸惑いを見せますが、おおむねその存在を穏やかに受け入れます。対象とSCP-1724-JP-Aはその後会話やゲームなどをしたのち、同日24時00分にSCP-1724-JP-Aは不明な原理で空に向かって上昇しながら徐々に消失します。SCP-1724-JP-Aの消失の瞬間はいかなる方法でも観測することは不可能です。

また、SCP-1724-JP-Aの消失後、SCP-1724-JP-Bが日記の冊子の最後のページに挟まった状態で出現します。SCP-1724-JP-Bは多くの場合1枚または複数枚の紙ですが、例外として鳥の羽や文具などが挙げられます。その内容はさまざまで、いずれも対象が書いた日記の内容に関係していることがわかっています。対象は多くの場合「SCP-1724-JP-Bを見ると少し気分が明るくなる」と供述しますが、これはSCP-1724-JP-Bの異常性によるものではないことがわかっています。

補遺:

page revision: 2, last edited: 8 Aug 2021, 10:12 (16 hours ago)
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