アイテム番号: SCP-2945-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-2945-JPは人型SCP収容エリアに収容されています。SCP-2945-JPは財団製特殊アイマスク(以下アイマスク)を着用しており、これを外すには4桁の暗証番号が必要ですが、これを外すことは許可されていません。
説明: SCP-2945-JPは人型オブジェクトで、故████博士によって[編集済]されました。瞳を目視した生物に精神障害を引き起こします。引き起こされる精神障害には個体差があります。また、SCP-2945-JPによって引き起こされた精神障害が改善することはありません。精神障害を発症した生物はその後数日間で終了します。
SCP-2945-JPは強い嫌悪感を抱いた時に未知の方法でアイマスクを破壊し、外します。この場合、インタビューや実験等で同室にいる職員はSCP-2945-JPの方を見ずに、即座に退室してください。その後、SCP-2945-JPに吸入麻酔薬を投与し、アイマスクを着用してください。
実験記録2945-01 - 日付20██/08/20
対象: SCP-2945-JP及びD-13211及びD-13269
実施方法: SCP-2945-JPにD-13211、D-13269の瞳を注視させる。
結果: SCP-2945-JPの瞳を注視直後、D-13211は、突然震えながら笑いだした。また、D-13269はこの段階では変化が見られない。
分析: SCP-2945-JPの瞳を目視した後、精神障害を発症するまでの時間は個体差があるようだ。
実験記録2945-02 - 日付20██/8/20
対象: D-13269
結果: SCP-2945-JPにD-13269の瞳を目視させた数時間後に症状が表れた。しゃがみこみ、訳のわからない言葉を呟いている。
分析: D-13211とは別の症状が表れた。引き起こされる精神障害は個体差があるようだ。
実験記録2945-03 - 日付20██/08/22
対象: D-13211
実施方法: D-13211にインタビューを行う。
結果: 目の焦点が合わず、どこを見ているのかわからない。また、話しかけてもこちらに対する反応がなく、前回同様笑い続けている。
分析: D-13211はコミュニケーションが取れなくなっているらしい。抗精神病薬を投与すれば治るだろうか?
実験記録2945-04 - 日付20██/08/23
対象: D-13211
実施方法: D-13211、D-13269に抗精神病薬の投与を行う。
結果: 投与を行った後も笑い続けている。
分析: SCP-2945-JPによる精神障害は改善することはないようだ。
追記: 実験2945-04を行った後、D-13211は突然痙攣し、終了した。その数時間後にD-13269も痙攣し終了した。
故████博士によるインタビュー記録
████博士の机の引き出しから発見されたSCP-2945-JPへ書かれた手紙
SCP-2945-JPは父親である故████博士に精神障害を引き起こし終了させた後、異常性を完全に失いました。SCP-2945-JPの異常性は故████博士の目薬による一時的なものだったのではないかと推測されます。現在SCP-2945-JP、██君は故████博士の実家に引き取られており、目の治療のため通院を続けています。