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ナポリの和音についてです。 以下のサイトでのナポリの和音についての解説は正しいのでしょうか。 https://windbandpress.net/16695

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回答(2件)

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>以下のサイトでのナポリの和音についての解説は正しいのでしょうか。 正しくないと思います。 >「短調のii度上の和音」とは減三和音ではないのでしょうか? 基本(自然短音階上)はその通りです。 旋律的短音階なら短三和音になりますが、あまり使われない(使うなら三度も長音程にしたドッペルドミナントの方が使われる)ので、もし旋律的短音階のii度上の和音との比較であったのならその旨付記すべきだったと思います。 >ナポリの和音はその減三和音の根音を半音下げたもの、オーグメントではなく長三和音ではないのでしょうか? その通りですね。 >「また、人によっては根音が音階固有音のvi度上の音なので、vi度の和音であるかのように混同してしまう人もいたようです。」とありますがこの意味も分かりません。 ナポリ和音は、短調の下属和音(短三和音)の転位和音(下属和音の5度=iが短2度上の短6度=♭iiに置き換えられた和音)とも解されます。 そして六の和音(第1転回形)で使われるのが基本だそうです。 (よって「ナポリの六」の「六」は、単音としては短調の下属音上の短六度を指し、和音としては六の和音を指すことになります。) ということから、 「根音」は「バス」の書き間違えで、「vi度」は「iv度」の書き間違え である可能性を考えられると思います。 「バスが音階固有音のiv度上の音なので、iv度の和音であるかのように混同してしまう人もいたようです。」 なら意味が分かりますから。 それと下の回答者さんの 「オルタード(viが♮の場合)かコンディミ(viが♭のままの場合)」も 「オルタード(Ⅴのviが♭の場合)かコンディミ(Ⅴのviが♮のままの場合)」の書き間違えではないかと思います。 それと、私が無知なだけかもしれませんが、 「増六の和音」も意味がちょっと違うはずですし、 「ナポリ諸和音」は聞いたことありません。 もっとも、私もポピュラー出身なので、クラシック出身で和声学に詳しい人の回答をお待ち下さい。

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言葉足らずなんでしょう。あえてポピュラー音楽の文脈で説明してみたいと思います。 本当は旋律的短音階のIIm(6)ってことが言いたいんでしょうね。viが♮する(=長6度になる)でしょう。これのルートが半音下になるとコードシンボルの形で表すと♭II+(7)の形になります。 IIm6の長6度が半音開くことになるので本来は短7度でなく増6度なのですが、その意味合いで「増六の和音」とも呼ばれます。 同様の♭vi→♮viの臨時的な変化でメインのサブドミナントの方もIVm(7)でなくてIV(7)になりますよね。それがいわゆるドリアの6(♭viが♮viになる=6度が長6度に置き換わる)ってやつでしたっけ。 「本来短調のii度上の和音は」みたいな言い方になってるから変なことになってますが、viの臨時の♮とiiの♭が共存した結果としてそういう和音が生まれるってことなんでしょう。 もちろんviの臨時♮が伴わずviが♭のまま(=短6度のまま)の形、ようするに♭II(7)の形も使われます。 ひっくるめて「ナポリ諸和音」みたいな言い方をされるんじゃないかと思います。知らんけど。 そういう出所とは関係なく、ポピュラーのchord &scaleの話だと大抵オルタード(viが♮の場合)かコンディミ(viが♭のままの場合)の対応で説明されますね。いわゆる裏コードってやつで。 原型がIIm7で♭II+△7の形で使う場合はLydian♯5、原型がIIø7で♭II△7の形で使う場合はLydianですが、こっちの場合だとフリギア(フリジアンモード)の文脈で語られることが多いですね。 --- 補足としてスケールの構成音をディグリー表記で書いて、試しにそれでコードの構成音と音階の構成音で比較してみますね。 これが自然短音階 i ii ♭iii iv v ♭vi ♭vii これが旋律的短音階 i ii ♭iii iv v ♮vi ♮vii 自然短音階でのii上の和音IIø7→ii iv ♭vi i 旋律的短音階でのii上の和音IIm7→ii iv ♮vi i 旋律的短音階でのii上の和音IIm6(※)→ii iv ♮vi ♮vii あと本回答にはないですが一応これも付け足して 和声的短音階のii上の和音IIo7→ii iv ♭vi ♮vii これらのルートiiをそれぞれ臨時に♭したもの (1)♭ii iv ♭vi i → ♭II△7 (2)♭ii iv ♭vi i → ♭II+△7 (3)♭ii iv ♮vi vii → ♭II+7 (厳密には7は増6度) (4)♭ii iv ♭vi vii → ♭II7 (厳密には7は増6度) 下2つは増6の和音と呼ばれるやつですね。 下行導音♭iiと導音viiが主音に対する強い傾性を同時に持ってる、だのと説明されることがあります。 で、chord &scale(chord scale)の観点でいくと (1)♭II△7→♭IIリディアン ♭ii (♭iii) iv (v) ♭vi (♭vii) i 臨時で♮9のテンションとなるように変位します。ブルースとかならこのテンションが使われます。 (2)♭II+△7→♭IIリディアン♯5 ♭ii (♭iii) iv (v) ♮vi (♭vii) i ♮9に関しては(1)と同じです。 これらの和音でナチュラルのままの♯9[♮iii]がテンションとしてコードの構成音に使われることはあんまりないですので、特にブルースフィーリングがある場合においては、実質的にこれらのスケールが対応することが多いです。 もちろん半音的なアプローチトーンとしてならば♮iiiが使われることもあるでしょう。その場合、近代音楽の響き、あるいは中近東(アラビア音楽)の響きがする、とよく表現されます。 (3)♭II+7→♭IIオルタード ♭ii (♮ii≒♭♭iii) (♮iii) iv (v) ♮vi vii (4)♭II7→♭IIコンディミ ♭ii (♮ii) (♮iii) iv (v) ♭vi (♭vii) ♭i≒vii (3)や(4)は実質的に♮ii≒♭♭iiiが欠けてるスケールに なりますが、♭9のテンションとして使われることはあり得ないわけではないです。 ♮iiiは♯9のテンションとして使われます。 ♭iiをベースに、下から[iv, (♮/♭vi), vii, iii]のヴォイシングで使うことが多いですかね。 ポピュラー音楽では(1)〜(4)のコードを使うんですが、本来ナポリの6と呼ばれうるのはこのうち(3)のトライアドですね。 増6度[vii]を付加すると(3)そのものになり、これが増6度の和音と呼ばれうるものになります。 増6度の和音は本来はV(ドミナント)を仮のトニック(属調のi)とした場合の♭II7、ディグリーを書き直すとVの半音上なので♭VI7または♭VI+7として使われることが多いです。繰り返しになりますが7度は厳密にはvの導音♯ivなので増6度ですね。 ポピュラー理論的に言えばダブルドミナントの裏コードです。