豊かな水と緑、光あふれる田園文化のまち~菊池市~
豊かな自然と歴史を誇る
菊池市は、2005年3月22日に菊池市、菊池郡七城町、旭志村、泗水町が合併してできた「豊かな水と緑、光あふれる田園文化のまち」です。熊本県の北東部に位置し、阿蘇の外輪山を源とする菊池川・合志川の恵みによる緑豊かな自然とともに、古い歴史、伝統、文化を誇る都市です。
この地域は、古来、市名に名を残す菊池一族の統治による九州の政治・文化の中心地として栄え、政治・教育・文化面において大きく影響を与えており、現在でも多くの遺跡が各地に残っています。江戸・明治期には農業技術先進地として、また良質な米の集散地である商業都市として発展してきました。
合併前の4市町村は、経済・文化・生活等のさまざまな分野で密接な関係があり、市町村域を超えた住民相互の交流が活発に行われていました。他方、行政においても、市町村の枠を超えた広域的な行政需要に対応するため、広域連合や広域行政事務組合等の共同事務を行っていました。
しかしながら、地方分権、少子・高齢化等の大きく変化する社会的潮流の中で行財政基盤を充実強化することにより、多様化・高度化する住民ニーズに対応することが求められ、4市町村が対等な立場で一体となって、まちづくりを進めることとなったものです。
地域の特性を生かして
菊池市は、豊かな水資源と肥沃な大地を活かした農林畜産業を基幹産業としており、特に畜産業においては、西日本有数の産出額を誇っています。
また、「菊池米、水田ごぼう、イチゴ、メロン、かすみ草、乾しいたけ」などの誇れる農産物が豊富にあり、中でも「七城のこめ」は日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて最高評価である「特A」を2008年産米から2013年産米まで、6年連続で獲得しています。
このように、農産物をはじめ、豊富な農産物が揃った物産館が市内に4つあり、安心・安全で新鮮な農産物を購入できることから、多くのお客様から好評を得ています。
農林畜産業だけでなく、近年は各地に工業団地を整備し、企業誘致にも力を入れてきました。菊池・森北、林原・蘇崎、川辺・北熊本、富の原・永・住吉の各工業団地には、IT、バイオなどの先端企業を中心に企業立地が進んでいます。
観光は、毎年約30万人の観光客が訪れる菊池渓谷や日本の名湯百選に認定された菊池温泉のほか、各地に桜、コスモス、ホタルなどの四季を彩る自然や菊池一族の歴史と伝統を物語る観光スポット、レジャー施設を有しており、県内外から多くの観光客を集めています。また韓国や中国の都市と友好都市提携をし、国内の姉妹・友好都市とともに国際交流・地域間交流を推進しています。
位置と地勢
菊池市は、熊本県北東部に位置し、東部は阿蘇地域、南部は菊池南部地域(大津町、合志市)、西部は山鹿市、北部は大分県日田地方にそれぞれ接しています。地勢は、北部の八方ヶ岳から東部の阿蘇外輪山の鞍岳まで山岳が連なり、地域の大半を森林が占めています。それら山岳からの豊富な水が菊池川本流をはじめとして迫間川、河原川、合志川に流れており、菊池平野を潤し、肥沃な土地を形成しています。
データ
- 面積:276.85平方km
- 人口:50,194人(平成22年10月1日国勢調査)
- 世帯数:16,706世帯(平成22年10月1日国勢調査)
- 首長名:江頭 実
- 所在地:熊本県菊池市隈府888
- 電話:0968-25-7111
- ホームページURL:https://www.city.kikuchi.lg.jp/
交通アクセス
- 鉄道:JR鹿児島本線熊本駅下車、菊池方面行きバス(60分)
- 車:九州自動車道植木ICから山鹿・菊池方面へ約20分
- 空港:熊本空港から大津町を抜けて、国道325号で約25分
(1)菊池渓谷
菊池川の源をなす菊池渓谷は、阿蘇くじゅう国立公園内に広がり、うっそうとした天然の広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる変化に富んだ渓流と森林とのコントラストは絶景です。春は新緑が美しく、夏は避暑地として、秋は渓流に映える紅葉が鮮やかで、冬は霧氷の花が咲くなど四季折々の姿を見せてくれます。また、野鳥の森や遊歩道が整備され、山歩きを楽しめるスポットとしても親しまれています。
(2)七城メロンドーム
国道325号線の山鹿~菊池間に位置する道の駅で、特産のメロンの形をしたユニークなドームが3つ並んでいます。旧七城町は「七城メロン」、「七城のこめ」、野菜、園芸作物など豊かな水と大地が育てた農産物や農産加工品で知られており、ここの特産品センターでは、消費者と生産者の心のふれあいを大切にしながら、毎日の取り立ての野菜・切花・果物等を販売しています。
(3)四季の里・旭志
阿蘇外輪山の一角を占める鞍岳の中腹に広がるレジャー施設で、直接動物たちに触れることのできる「ふれあい広場」や、ローラースライダーなどを備えた広場、レストラン、温泉施設などがあります。キャンプ場や宿泊施設の高級ログハウスも整備されており、特にキャンプ場は、場内でもっとも高いところにあるため見晴らしに優れ、天気の良い日には雲仙方面まで望めます。
(4)泗水孔子公園
旧泗水町の町名の起こりとなった中国山東省泗水県を生誕の地として、「孔子」をシンボルとした中国宮廷建築様式の公園です。中国泗水県から運んだ石を刻んだ孔子像を納めた祀聖亭(六角亭)をはじめ、「三国志」の物語や花鳥風月の山水画が彩る回廊があります。また、隣接する道の駅泗水「養生市場」では、無農薬や低農薬で栽培された農作物を中心に直販しています。
(5)温泉
日本の名湯百選に認定された菊池温泉をはじめとして、市内の各地には温泉が点在し、温泉施設も整備されています。菊池温泉は、無色透明・弱アルカリ性の柔らかい泉質で、別名「美肌の湯」と言われ、湧出した天然の温泉を100%使った湯量豊富な温泉です。七城温泉ドームは12種類のお風呂が楽しめる大浴場が好評です。四季の里・旭志の温泉施設では、各種の浴槽やサウナのほか、室内プールがあります。旧泗水町にも立ち寄り温泉が点在しており、泉質の違いが楽しめます。
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