「数年間、民放に出られない時期が続いた。その後、現在の事務所の社長に声を掛けられ、北野武監督の『Dolls』に出演し、演技派俳優への足がかりを掴んだ」(テレビ局関係者)
辛い時期があったからか、今も周囲への気配りを常に欠かさないという。
「西島さんはこまめに現場に差し入れを下さいます。ストイックに見えて実は甘党。コロナ前は決まって専用のお菓子箱が用意されていたほど。主演として、現場を盛り上げることも忘れない。『シェフは名探偵』(テレ東系)では、共演者に初顔合わせの方もいたので、『あだ名を付けよう』と提案し、距離を縮めていっていました」(同前)
モネの現場では、ドラマのワンシーンのような出来事も起こっていた。前出のNHK局員が明かす。
泣いていた女性スタッフに“神対応”
「東京のスタジオで助監督に罵倒された若手スタッフの女性が、スタジオの隅に隠れて泣いていたんです」
それを発見したのが、西島だった。女性スタッフに「どうした?」「大丈夫?」と優しく声を掛けてなだめると、落ち着いた彼女は、撮影に復帰できたという。
「その後、彼女は『キャストの方に気を遣わせてしまった』とまた半ベソをかいていました(笑)。尋常ならぬ“神対応”に『さすが西島さん』とスタッフから歓喜の声が。西島株はさらに高騰しています」(同前)
ロケ先の登米市では、こんな秘話も。石ノ森章太郎ふるさと記念館館長が語る。
「撮影で来られた時は、挨拶をしたぐらいだったのですが、後日、西島さんからサイン色紙が届いて驚きました。有り難く飾っています」
以上、雲ひとつない撮影現場から、実況中継をお送りしました!