福岡市長「高齢の陽性者割合は急減」 全年代のワクチン接種呼び掛け

 福岡市の高島宗一郎市長は27日の定例記者会見で、直近1週間(19~25日)の市内の新型コロナウイルスの感染者数が急増しているとの認識を示した上で、「高齢者の陽性者数は全体の10分の1以下。ワクチン接種の効果が一つの要因と思う」と述べ、接種を呼び掛けた。

 19日の週の新規感染者数は471人で、前週(177人)の2・66倍と「新しい波になりそう」との認識だ。ただ、60歳以上の高齢者の割合は全体の3・8%(18人)にとどまっており、第1波(昨年4月)の割合(36%)と比べ、大きく減少しているという。

 65歳以上のワクチンの接種については、25日現在で対象者の8割が2回目の接種を予約済みで、そのうち9割弱が2回目の接種を終えている。

 高島市長は会見で高齢者の感染者数の推移とワクチン接種の状況をグラフで示し「若い世代では接種希望が少ないが、ワクチンで抑止効果が出ていることを発信し、接種するきっかけにつなげたい」と話した。(塩入雄一郎)

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