私たちブレインビジョンの技術の源流は、理化学研究所に発します。社長である市川が手がけていた脳科学の研究において、研究に必要となる脳神経の興奮が伝達する様子を捉える超高速のリアルタイムイメージング装置(超高速特殊カメラ+画像処理システム)を開発したことが、ブレインビジョン誕生のきっかけでした。この超高速リアルタイムイメージング装置をはじめ、脳科学研究途上で生まれたアイデアの数々を事業化する目的でブレインビジョンは1998年5月に設立され、設立と同時に理化学研究所の公式ベンチャー企業として認定を受けました。
超高速リアルタイムイメージング装置は、当初世界の脳科学研究機関や心臓研究機関へ販売されました。やがて、近年オプトエレクトロニクス分野の検査、および研究用にも利用できることが判明し、液晶メーカーに納入されました。「これまでいくらトライしても採れなかったデータが、いとも簡単に採れる」と大絶賛、産業用へと販路は広がりました。同時にスタンレー電気株式会社と共同で発案した“多元通信、三次元画像取得を同時に実現するCMOSチップの研究開発と応用化システム”はNEDOの開発プロジェクトに採択され、車間光通信の実用化に向け、研究と開発が進められています。
会社名 | ブレインビジョン株式会社 (Brainvision Inc.) | |
本社 | 〒175-0094 東京都板橋区成増3-46-8 |
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研究室 | 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-2 UIビル7F (周辺地図) TEL: 03-5280-7108 FAX: 03-5280-7109 |
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設立 | 1998年5月 | |
代表者 | 代表取締役 市川 道教(工学博士) | |
資本金 | 2,000万円 | |
従業員数 | 7名 | |
事業内容 | 電子・情報・計測機器の研究、開発、製造、販売、教育 | |
沿革 | 1998年 5月 | 理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI)発 第1号ベンチャーとして設立 |
1998年 8月 | MiCAM01 脳活動実時間イメージング装置を発売 | |
2003年 4月 | MiCAM ULTIMA イメージングシステムを発売 | |
2004年 3月 | MiCAM02 イメージングシステムを発売 | |
2005年 5月 | MiCAM ULTIMA-L(高感度バージョン) イメージングシステムを発売 | |
2005年10月 | 第4回日本バイオベンチャー大賞「大阪機器協会賞」を受賞 | |
2005年12月 | スタンレー電気株式会社と共同提案したイメージセンサー開発テーマがNEDO委託研究プロジェクト(半導体アプリケーションチッププロジェクト)に採択 | |
2006年 1月 | 千代田区神田小川町に研究室を開設。新機能CMOSイメージング・チップの研究開発を開始 | |
2007年 7月 | 財団法人 光産業技術振興協会「平成18年度 光技術応用機器、装置システムの開発プロジェクト」に採択 | |
2008年11月 | NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による平成20年度SBIR技術革新事業(技術開発課題:特定食物アレルゲンの迅速・簡易定量法の開発)の事前調査(F/S)委託先に選定 | |
2009年12月 | 距離画像カメラTOFCam Stanleyの評価キットを発売 | |
2011年 8月 | 理研ベンチャー認定解除要求が理化学研究所理事会議において承認。理研ベンチャーとしては初の発展的な認定解除 | |
2013年 6月 | 小型距離画像センサ 評価キット BV-TOF-Aを発売 | |
2014年10月 | NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による「国際基準化に向けた心毒性評価法確立のための細胞製造・計測技術の開発」委託先に選定 | |
2015年 3月 | 多機能高速イメージングシステム MiCAM05を発売 | |
2017年11月 | 高速イメージングシステム MiCAM03を発売 | |
2018年 5月 | 設立20 周年祝賀会 を開催 | |
2021年 1月 | 大型35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載した超高感度・高解像度カメラヘッド C35/C35IRを開発 |