アホのふりして他人を責めたり自分の立場を守ったりするやり口です。
自分にも相手にもこのワザを使わせないために意識して覚えておく、という意味での俺的心得です。

■無知の盾 概要
・自分がモノゴトの仕組みや事実を知らないことについて開き直る
・知らなくて当たり前という態度を貫く
・知っている方がマニアックすぎてオカシイとさえ思い込むことができればベター
・知らない自分は正しい。知っているべきだというあなたの態度は間違ってる。というスタンスを取る
・上級者になると「無知」だけでなく自分の「誤解」についてさえも同じ要領で開き直り、自分を守る盾として活用できます

■無知の盾 使い方①「知らないから教えて」
⇒自分の無知のみを根拠に相手の行動を促すフレーズです。
本来であれば「自分が無知であること」と「相手が自分に教えること」には何の権利義務関係もありません。

という前提は置いておいて、
日本語文法としてはフレーズが成立しているので
相手はついうっかり要求されるままに教えてしまいがちです。
そうなればしめたものです。

■無知の盾 使い方②「知らなかったからオレは悪くない」
⇒自分の無知のみを根拠に自分で自分に勝手に赦しを与え、
 それを周囲に認めさせんとするためのフレーズです。
どのようなトラブルにおいても無知が免罪符として取り扱われがちですが
無知のみをもって免罪を勝ち取ろうとするのは100%ウソつきによる悪意的所業です。

本来、無知が主要因で免罪とされるためには、無知であること以外に
・「無知」と「過去の問題行動」の関連に非合理性が無いか
(『知らんかったら何もするなよ!』といったツッコミが回避できるか)
・無知を解消する(知る)ための正当な努力はしたか、またその証明
・特定の時点において本当に無知であったことの証明
少なくとも上記3点の説明と周囲の納得は必要です。

という前提は置いておいて、
「知らなかったからオレは悪くない」
このフレーズも文法的には間違ってないので騙される人は続出です。
「そうだったのか~」なんて相手が言ってトーンダウンしてくれればしめたものです。

■無知の盾 使い方③「なぜそのようなことを知っているのか?」
⇒自分の無知を正当なものとし、相手の有知が正当なものでないような印象操作を行うためのフレーズです。
質問した本人も、回答がどうなるかについてホントはわかってます。
回答は、見聞きした、調べた、勉強した、行動して経験した、自問自答した、など限られたパターンしか無いためです。

発言者の演技力により、本フレーズの無知の盾としての性能(印象操作能力)は上下します。

■無知の盾 使い方④「そんなのズルい」
⇒自分の無知を正当なものとし、知識を持っている他人の(自分より有利な)行動が悪である、といった印象操作を行うためのフレーズです。
先述の使い方③に似てます。

■無知の盾 使い方⑤「そんなの習ってない、教わってない、聞かされてない」
⇒周囲からの情報提供が無い場合、特例として自分は無知であってよい
とでも思っているのでしょうか?

こんなアホみたいなフレーズでも騙される人は多いです。
こんなクソにたいなフレーズでホイホイ相手が教えてくれたらしめたものです。

■無知の盾 使い方⑥「そんな人(あんな人)とは思わなかった」
⇒これはたまに見聞きするフレーズですが、
本質は「そんな人(あんな人)であるとは知らなかった」
つまり自分の無知を正当化する無知の盾に該当するフレーズとなります。

知るための努力を日ごろから放棄して成り行き任せに生きているアホがよく使うフレーズですが
案外「そんな人(あんな人)とは思わなかった」と発言するだけで
自分は一切悪者にならずに済むケースが多いです。
そうなればしめたものです。
※印象操作の技能のため、演技力が問われるかもしれません

■無知の盾 使い方⑦「こんなはずじゃなかった」
⇒無知のみを根拠に周囲の慰みを要求するフレーズです。

本来であれば、「こんな」がどんな定義?であったのか、
どのような根拠でどのような予想を行い、どのような行動を行い、
得られた成果と予想のギャップがこれぐらいだからオレに落ち度はない(?)
というぐらいの説明を聞かなければ判断できない事案ですが、

という前提は置いておいて、
「こんなはずじゃなかった」
と言われた相手はついヨシヨシしてしまいます。
相手がそうしてくれればしめたものです。

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